なぜラグビーボールはあの形?知っているようで知らない誕生の理由
このページでは『チコちゃんに叱られる!(2026年1月9日放送予定)』の内容をもとに、なぜラグビーボールが丸でも完全な楕円でもない独特な形になったのかを整理しています。
普段なにげなく見ている『ラグビーボール』の形には、ラグビー誕生の歴史と競技そのものの特徴が深く関わっています。この形の理由を知ることで、試合の見え方やラグビーというスポーツの面白さがぐっと広がります。
もともと狙って作られた形ではなかった
ラグビーボールは、最初から現在の形を目標に設計された道具ではありません。
ラグビーが生まれた当時、スポーツ用具は今のように工業製品ではなく、身近な素材を使って手作業で作られるのが一般的でした。
形を完全な球体にそろえる技術もなく、作るたびに微妙な違いが出るのが当たり前の時代です。
そうした中で生まれた少しいびつな形が、結果として競技に使われ続けることになりました。
プレーする側も、その形のクセを前提として工夫を重ね、道具の個性を競技の個性として受け入れてきた歴史があります。
豚の膀胱が生んだ独特なフォルム
当時のラグビーボールは、豚の膀胱をふくらませ、その外側を革で包んで縫い合わせて作られていました。
豚の膀胱は、空気を入れても均一に丸くふくらむ素材ではありません。
ふくらみ方には個体差があり、革で包むと中央が太く、両端が細くなりやすくなります。
この工程を経ることで、自然と現在につながる独特な形が生まれました。
つまり、豚の膀胱という素材そのものが、あの形を必然的に作り出していたと言えます。
当時としては、それが最も現実的で手に入れやすい作り方でした。
不規則に転がることがプレーを難しくする
ラグビーボールは、地面に置いたり蹴ったりすると、思った方向に進まないことがあります。
これはボールが丸くないため、回転のかかり方や接地の角度によって動きが変わるからです。
跳ね方や転がり方が一定でないため、選手は常に次の動きを予測しながら構える必要があります。
この不規則さが、ラグビー特有の緊張感と面白さを生み出しています。
ボールの動きを完全に支配できないからこそ、試合では一瞬の判断や反応が重要になります。
パスと判断力が試される理由
ラグビーでは前に投げるパスができないため、前進するには走るか、横や後ろにつなぐ必要があります。
ここで求められるのが、周囲の状況を見て最適な選択をする判断力です。
ラグビーボールは持ちやすい一方、投げ方や回転が少し違うだけで、受け手の取りやすさが大きく変わります。
そのため、パスは単なる投球ではなく、相手の動きや位置を考えた技術になります。
番組では田中史朗さんが登場し、実際のプレー視点から、この形が判断やパスにどう影響するかを体を使って解説する内容になる予定です。
ボールの形が、プレーの質を左右する点がラグビーの魅力です。
現代のラグビーボールと形の意味
現在のラグビーボールは、素材や製造工程が進化し、形や大きさの規格も細かく定められています。
それでも、丸いボールに変更されることはありませんでした。
理由は、この形がラグビーという競技の特性と深く結びついているからです。
持つ、投げる、蹴る、拾うという一連の動作の中で、あの形があるからこそ生まれる戦術やプレーがあります。
偶然から生まれた形が、競技の個性として受け継がれている点に、ラグビーらしさが表れています。
まとめ
ラグビーボールの形は、豚の膀胱という素材と当時の作り方から自然に生まれたものでした。
不規則に転がる特性が、判断力やパスの技術を重視する競技性を育てています。
『チコちゃんに叱られる!』では、このラグビーボールの形に隠された歴史と意味を、実演を交えて伝える内容になる予定です。
この記事は放送前のため、放送後に内容を反映して書き直します。
NHK【新プロジェクトX】ミスターラグビー平尾誠二の魂のパスと日本ラグビー革命|2025年6月28日放送
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