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立ち止まる理由は人それぞれだった|豊洲大橋で見つめた72時間【ドキュメント72時間】2026年1月9日

ドキュメント72時間
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大都会を見渡す橋の上で

昼と夜、晴れと雨、平日と週末。
同じ東京の空の下でも、立ち止まる理由は人それぞれ違います。仕事の合間に歩く人、通勤の途中で渡る人、気持ちを整えるためにベンチに座る人。
『ドキュメント72時間(2026年1月9日放送)』は、豊洲大橋の上にカメラを置き続け、そこを行き交う人たちの何気ない時間を静かに追いました。
特別な出来事は起きません。ただ、橋の上から見える景色と、そこに立つ人の言葉や沈黙が重なり、東京で生きる日常の輪郭が少しずつ浮かび上がってきます。
この橋で過ごされた72時間は、大都会の真ん中にある「立ち止まれる時間」そのものでした。

舞台は豊洲大橋:どこにあって、どんな橋なのか

豊洲大橋は、東京・江東区の豊洲と中央区の晴海を結ぶ、全長およそ550メートルの橋です。歩いて渡ると10分ほどかかり、途中で立ち止まれるスペースもあります。
豊洲側には豊洲市場があり、築地から市場が移転してからは、早朝から多くの働く人が行き交うようになりました。一方、対岸の晴海側は、東京オリンピックの選手村跡地を中心に再開発が進み、高層マンションが立ち並ぶエリアへと姿を変えています。
番組では、この橋を「通る場所」としてだけでなく、「眺める場所」「考えごとをする場所」として使う人の姿が映し出されました。運河の水面や遠くの街並みを見渡せる視界の広さが、人の足を止める理由の一つになっていることが、72時間の映像から伝わってきます。

1日目(11月7日・金)昼から夜へ:仕事帰り、家族連れ、ひとりの時間

撮影初日は金曜日の正午に始まりました。最初に橋を渡ってきたのは、近くに住む男性です。仕事の合間に、いつもこの橋を歩いていると話していました。
午後2時半には、自転車を押しながらゆっくり歩く人が現れます。豊洲市場で働き始めて半年ほどの栄養士で、この橋は毎日の通勤ルートの一部でした。
夕方5時ごろ、帰宅ラッシュの時間になると、橋を渡るバスは混雑します。その一方で、橋の上では夫婦と赤ちゃんがベンチで休み、高校1年生の女の子が足早に歩いていく姿もありました。
午後6時半、辺りが暗くなる中で、一人ベンチに座り遠くを見つめる人がいます。転職活動が落ち着き、気持ちを落ち着かせるために来たと話していました。
夜9時すぎ、寄り添って歩く二人組が現れます。新潟出身の大学1年生で、憧れていた東京に出てきて半年ほど。夜景を背に、静かに橋を渡っていく様子が記録されました。

2日目(11月8日・土)朝のランニングと人生の節目:景色の前で立ち止まる理由

2日目の朝7時半、橋を走るランニングの集団が映ります。豊洲にマンションが建ち始めた20年前から住んでいる人たちで、街の変化を長く見続けてきた住民でした。
この日には、77歳で市場に勤め続け、築地から豊洲市場への移転も経験した男性が登場します。今も働き続けるため、自宅から40分かけて歩いて橋を渡っていました。
昼12時ごろ、ベンチで横になっている人がいました。約40分後に目を覚まし、1か月前に耳の不調でめまいを起こし、救急車で運ばれた経験を話します。橋の上で景色を眺めながら、家族のことを思い出していたと語っていました。
夕方5時前には、足を気にしながら歩く人が現れます。50歳のころ、憧れの高層マンションを購入したものの、思いがけない状況になっていると話していました。
夜になると、橋の上で写真を撮る男女がいます。2か月前、オンラインの結婚相談所で出会い、最近まで恋愛に前向きではなかった男性が、家族の存在をきっかけに、もう一度誰かとつながりたいと思えたと語りました。

3日目(11月9日・日)雨の日の橋:人が少ない時間に見えるもの

3日目は日曜日でしたが、朝から雨が降り、橋を歩く人はほとんどいませんでした。
そんな中、寒さの中で半ズボン姿の男性が現れます。銀座の一等地で音楽バーを経営しており、福島出身で37歳のときに東京に出て自分の店を始めたそうです。周囲の店が次々と入れ替わる中で、8年間店を続けてきたと話していました。
午後4時すぎ、雨があがると人の姿が少しずつ戻ります。ベンチに座っていた二人は職場の同僚で、近くで仕事があり、帰り道にこの橋を見つけたといいます。二人とも転職を経験し、悩みながら今の仕事にたどり着いたと話していました。
その後、再び雨が降り出しますが、橋の上では立ち止まりながら、自分のペースで歩く人の姿が映し出されていました。

4日目(11月10日・月)朝の行き来:仕入れ、散歩、いつもの生活に戻る

最終日は月曜日の朝から始まります。朝7時半、日本橋で料理店を営む76歳の男性が、仕入れのために橋を行き来していました。橋は景色を眺める場所であると同時に、日々の仕事を支える道でもあります。
このほか、銀座から30分歩いて昼ごはんを食べに来た男性も登場します。目的地へ向かう途中、橋を渡りながら景色を見る時間が、日常の一部になっていました。
4日間の撮影を通して、豊洲大橋は特別な場所としてではなく、働く人、休む人、考えごとをする人、それぞれの生活の延長線上にある場所として記録されていました。

まとめ

ドキュメント72時間『東京 大都会を眺める橋で』は、豊洲大橋という一つの場所に立ち続けることで、東京という街で暮らす人たちの時間を静かに重ねていきました。
仕事の合間、通勤の途中、人生の節目、雨の日の立ち止まり。橋の上で交わされた言葉や、何も語らず景色を見つめる姿から、都市の中の日常がそのまま浮かび上がってきます。

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