能登の発酵が、もう一度台所で息をする
このページでは『小雪と発酵おばあちゃん 斎藤工と能登へ こんか漬け(2026年1月15日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
能登半島地震から2年。
能登の台所では、止まっていた手仕事が少しずつ戻り始めています。
この番組は、発酵食を通して、能登の暮らしが今どこまで来ているのかを見つめる内容です。
派手な復興の話ではなく、ぬかに触れる手や、魚を扱う段取りから、能登の日常を描いていきます。
斎藤工と小雪が能登を訪ねる意味
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番組は、小雪さんと斎藤工さんが能登を訪れるところから始まります。
二人は姉弟のように仲が良く、普段から一緒に味噌を仕込む関係として紹介されています。
そのため今回の旅は、初めて発酵に触れる視点ではありません。
発酵の手間や時間を知っている立場として、能登の発酵食と向き合う構成です。
能登が「発酵食の宝庫」と呼ばれてきた理由を、現地の空気とともに確かめていく流れになります。
輪島で再び動き出したこんか漬け
訪れた先は、朝市で知られる輪島朝市がある輪島です。
ここで二人が出会うのが、能登の伝統食『こんか漬け』です。
『こんか』とは米ぬかのことを指し、サバやイワシなどの青魚をぬかに漬けて保存する食文化です。
冷蔵庫がない時代から、魚を無駄にしないために続けられてきた知恵でもあります。
しかし能登半島地震の影響で漁が止まり、新鮮な魚が手に入らない時期が続きました。
魚がなければ、仕込みもできません。
その結果、『こんか漬け』作りは一度止まります。
番組では、漁が再開し、魚が戻ってきたことで、ようやく『こんか漬け』が再び仕込めるようになった様子が紹介されます。
止まっていたのはレシピではなく、暮らしそのものだったことが、静かに伝わる場面です。
発酵おばあちゃんたちの変わらない段取り
この旅で出会うのが、伝統の発酵食を守ってきたおばあちゃんたちです。
特別な肩書きがあるわけではありません。
家の中にある樽や桶を使い、いつも通りの段取りで仕込みを続けてきた人たちです。
地震によって環境は変わっても、
ぬかの手入れの仕方、魚の扱い方、置き場所の工夫など、
体に染みついた流れは簡単には消えません。
番組は、その手元や動きを中心に、能登の発酵食がどのように受け継がれてきたのかを映します。
言葉で説明しなくても、続いてきた時間が画面から伝わる構成です。
大根ずしのおばあちゃんとの再会
今回の放送では、以前に番組で訪ねた『大根ずし』のおばあちゃんとも再会します。
『大根ずし』は、魚と大根を使った能登の冬の発酵食です。
特別な日に食べる料理でありながら、家庭の台所で仕込まれてきた存在でもあります。
地震のあと、その手仕事がどうなっているのか。
作り続けているのか、間が空いたのか。
番組では、その現状をそのまま伝える形になります。
再会の場面は、懐かしさよりも、時間がどう流れたのかを確かめる意味を持ちます。
能登の発酵食が支えてきた暮らし
『こんか漬け』や『大根ずし』は、料理の名前だけが残ればいいものではありません。
魚が揚がること。
米ぬかが手に入ること。
仕込む場所があり、手を動かせる人がいること。
それらがそろって、初めて発酵食は暮らしの中で続いていきます。
番組は、能登半島地震を経ても、そうした条件が完全には失われていないことを、具体的な場面で見せていきます。
復興という言葉を使わなくても、台所の動きから、能登の今が伝わる構成です。
まとめ
斎藤工さんと小雪さんが訪ねる能登の旅は、
能登半島地震のあとに残った課題と、静かに戻り始めた日常を映す内容です。
輪島朝市で出会う『こんか漬け』、
再会する『大根ずし』のおばあちゃん、
能登の発酵食が、今も台所で息をしていることを伝える30分になります。
【クローズアップ現代】日本の“発酵食品”が世界でブーム その陰で危機が 小豆島のKIOKEプロジェクトと対馬のせんだんごがつなぐ未来|2025年10月29日放送
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