おもちゃの銃が“本物”だった現実
このページでは『クローズアップ現代 おもちゃの銃は“本物”だった!追跡17000丁はどこへ(2026年1月26日)』の内容を分かりやすくまとめています。
子どもが遊ぶはずの玩具が、ある日突然真正拳銃として姿を変える――。そんな信じられない出来事が、私たちのすぐそばで静かに進んでいました。全国に広がった17000丁の行方を追う中で見えてきたのは、「もしかしたら自分の家にもあるかもしれない」という身近すぎる危険です。
番組は、この異常事態の裏側を丹念に追い、見た目は無害な玩具がどのようにして“脅威”へ変わったのかを浮き彫りにしていきます。
おもちゃの銃が真正拳銃だった衝撃
子ども向けの玩具として並んでいたはずの小さなリボルバーが、実は真正拳銃と同じ仕組みを持っていたという事実は、多くの人にとって想像を超える出来事です。番組では、一般家庭のおもちゃ箱やゲームセンターの景品棚など“安全だと信じている場所”に、致命的な威力を持つ危険物が紛れ込んでいた現実を丁寧に描いていました。何気なく持ち帰ったカラーの小型玩具が、実弾を発射できる構造を備えていたというギャップは、視聴者に強い衝撃を与えます。さらに、全国で流通したとみられる17000丁のうち、およそ三分の二が今も所在不明だという点も大きな不安材料として扱われていました。
問題となった玩具銃の正体
番組で注目されたのは、中国から輸入された「REAL GIMMICK MINI REVOLVER」という玩具銃です。全長約12センチの手のひらサイズで、鮮やかな色合いのプラスチック製。しかし内部を調べると、金属や硬質樹脂で作られた撃針が薬きょうを叩き、実弾を発射できる構造が隠されていました。銃身と弾倉がまっすぐ貫通し、小口径の実弾が装填できる余白まで存在していたことから、鑑定では「おもちゃの範囲を超えた武器」と判断されています。番組では実物を使って構造を説明し、外見と中身のギャップがどれほど大きいかが映像で浮かび上がっていました。
17000丁はどこへ消えたのか
この玩具銃は、主にゲームセンターのクレーンゲーム景品として全国に広がっていきました。愛媛や高知、宮崎、福井、静岡など、多くの地域で「景品として並んでいた」という報告が相次ぎ、それぞれの県警が回収に動いています。高知県では360丁が流通し、回収できたのはわずか77丁という発表もありました。静岡県でも数十丁が確認され、今も多くが一般家庭に残っているとみられています。番組の取材に応じた人々の多くが、「まさか実弾が入るなんて」「子どもに持たせていたので不安になった」と打ち明けており、問題の深刻さが日常の中に潜んでいることが伝わります。
警察の回収作戦と捜査の舞台裏
警察庁はこの事態を受け、全国の警察に向けて回収の徹底を指示しました。輸入業者や卸業者への聞き取りを行い、どの店舗に何丁が出荷され、景品としてどれだけ放出されたのかを丹念に追跡。さらに、各ゲームセンターに対してバックヤードや倉庫まで確認を求め、残っている在庫も1丁ずつ照合しています。通報があれば自宅に向かい、現物を確認しながら丁寧に回収する現場の映像もあり、警察が目に見えない危険を一つずつ排除していく様子が描かれていました。それでも、回収されたのは全体の一部にすぎず、「一刻も早い周知が必要」という現場の声も紹介されていました。
銃刀法が示す“おもちゃとの境界”
番組では、日本大学の福田充教授が「何が違法なのか」を分かりやすく説明していました。銃刀法では、見た目ではなく“発射機能”を持つかどうかが判断基準となります。弾倉と銃身が一直線につながり、撃針が雷管を叩き、弾丸が飛び出す仕組みがあれば、それは外見がプラスチックであっても真正拳銃に該当します。つまり、玩具として売られていたこの銃は日本の基準では完全にアウトであり、輸入も所持も違法になります。番組では「おもちゃだから安全」という思い込みが非常に危険であることを強調していました。
私たちが今できること
番組が最後に伝えていたのは、「気づいた人から行動すること」の大切さでした。自宅や実家のおもちゃ箱、景品を保管している箱などを確認し、似た製品があればすぐに警察へ相談することが勧められています。むやみに触ったり分解したりせず、専門家に任せることが安全への近道です。さらに、ゲームセンターや量販店で働く人にとっても、仕入れた景品に問題が紛れ込んでいないかを見直すことが重要な役割になります。普段は安全だと思っている場所の中にも、思わぬ危険が潜むことがある――番組は、その現実を丁寧に伝えながら、私たちの暮らしを守るための一歩を呼びかけていました。
まとめ
今回の番組では、身近な場所に紛れ込んだ真正拳銃の危険性と、全国に広がった17000丁の行方を追う捜査の現状が詳しく描かれていました。おもちゃに見える物が、実は命に関わる危険を持つことがあるという現実は、私たちの暮らしに深く関わる問題です。本ページの内容は、一部実際の放送内容と異なる場合があります。放送後には、確認できた情報をもとに内容を追記します。
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