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NHK【みみより!解説】知っていますか?性差医療|男女差 医療と女性の病気 特徴を“心筋梗塞 初期症状”と“薬 副作用 出やすい理由”から読み解く|2026年2月4日★

みみより!解説
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性差医療の知られざる真実へ

男女の体は“同じようでまったく違う”。その差が、病気の現れ方や薬の効き方にまで影響していると知ったとき、医療の景色が一気に変わります。
突然の不調も、長く続く不安も、もしかしたら性差医療という視点で読み解けるかもしれません。

このページでは『みみより!解説 知っていますか?性差医療(2026年2月4日)』の内容を分かりやすくまとめています。

性差医療とは何か?男女の違いを前提にした正しい医療へ

性差医療とは、女性と男性の体やホルモン、生活環境の違いを前提に、最適な診断や治療を行う医療のことです。
これまでの多くの医学研究は男性を基準にして進められ、その知見が女性にも「同じように適用されるもの」として扱われてきました。しかし実際には、同じ病気でも男女で症状が変わったり、薬の効き方に差が出たりすることがわかっています。
そのため「平均的な成人」=「男性」という前提を見直し、女性に特有の体の変化や社会的背景を含めて診療する流れが世界的に広がってきました。日本でも国の計画で「研究や医療に性差の視点を入れること」が推進され、医療の基準そのものが大きく変わりつつあります。

病気の出方・薬の反応に潜む男女差の“見落としポイント”

病気の現れ方には、驚くほど大きな男女差があります。
例えば心筋梗塞は長い間「中高年男性の病気」と思われていましたが、女性にも一定数発生し、しかも症状が胸痛ではなく「極度の疲労感」「息苦しさ」「胃の不快感」など、気づきにくい形で現れやすいことが判明しています。その結果、女性は発見が遅れ、重症化しやすい傾向にあります。
がんでも男女差は顕著で、女性は30〜40代の比較的若い年代から乳がん・子宮頸がんなどが増えます。逆に男性は高齢になるほど前立腺がんや肺がんのリスクが高まります。年齢と性で大きく傾向が異なるため、検診や予防の考え方も性別に合わせて変える必要があります。
薬の副作用も男女で違いがあり、女性の方が薬剤の代謝が遅かったり、ホルモンの影響を受けやすかったりするため、副作用が起きやすいと報告されています。一見「個人差」に見えることが、実は性差による体の反応であることが多いのです。

日本で広がる性差医療の研究最前線と医療機関の取り組み

日本各地では性差医療の専門外来や研究拠点が増え、医療体制も大きく変化しています。
福島県立医科大学附属病院では、性差に基づく診療を専門に扱うセンターを設立し、循環器・代謝・メンタルヘルスなど多様な分野で男女差のある症状を分析。医師向けセミナーや地域住民向け講座も行い、性差に応じた診察の普及に力を入れています。
また東京の国立成育医療研究センターでは、思春期から老年期まで女性のライフステージを見通した医療を提供しつつ、男女差に基づく疾病研究も進めています。実際に、ホルモンバランスや生活習慣が男女の疾患リスクにどれほど影響するかを科学的に整理し、医療現場への反映を加速させています。
学術分野では、日本性差医学・医療学会が中心となり、医師が性差を考慮した診療を身につけるための研修を実施。国も研究支援を強化し、医学分野全体が「男女で異なる医療が必要」という方向に動き始めています。

診察室でどう変わる?患者が知るべき性差医療のポイント

性差医療は、患者自身が知っておくことでさらに効果を発揮します。
とくに女性は、心臓病や糖尿病、甲状腺疾患などで典型的症状が出にくく、日常の疲れや更年期と混同しがちです。「なんとなく不調」を軽視せず、症状の変化を具体的に伝えることが早期発見につながります。

薬についても、「家族に同じ薬で副作用が出た」「以前効きすぎた」など細かな情報を医師に伝えることが重要です。女性の方が副作用が出やすい薬は珍しくなく、医師側も性差を前提に処方量を調整するケースが増えてきました。
さらに検診の受け方も男女で考え方が変わります。女性は若い年代から乳がんや子宮頸がんのリスクが上昇し、男性は中年以降に生活習慣病や心血管疾患が増える傾向があるため、ライフステージごとに必要な検査を選ぶことが健康維持の決め手になります。

性差医療が切り開くこれからの医療と社会のビジョン

性差医療は、女性のための特別医療ではなく、「誰もが自分の体に合った医療を受けられる社会」をつくる取り組みです。
今後は循環器、精神疾患、認知症、骨の病気、生活習慣病など幅広い分野で、男女差を前提にした治療法や予防方法の研究が進むと考えられています。
特に日本では、高齢化とともに医療ニーズが複雑化し、女性の長寿化による健康課題も注目されています。こうした背景の中で、性差を正しく理解した医療は大きな役割を果たします。

医療政策、研究、専門外来が連動して動き出した今、診察室でのコミュニケーションが変わり、患者が自身の体と向き合うきっかけにもなっています。
「これは性差と関係あるのか?」と医師にたずねる一言が、より正確な診断や安心につながる時代になりつつあります。

性差医療が当たり前になることで、病気に気づくタイミングも、治療の選択肢も、将来の健康も大きく変わっていきます。

まとめ

性差医療は、男女の体の違いを前提に診断や治療を考える新しい医療で、病気の出方や薬の効き方に大きな差があることを教えてくれます。症状が気づかれにくい女性の心臓病や、年代でリスクが変わるがんなど、正しい知識を持つことで守れる健康が広がります。日本でも研究拠点が増え、診察の受け方も変わり始めています。
本記事の内容が番組と一部異なる場合があります。
放送後に情報を追記します。

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