冬の主役・ねぎが輝く理由
寒さが深まるほど甘くなるねぎ。
その力をとことん味わう旅が、今回の特集には詰まっていました。
新宿の専門店で生まれる香ばしい焼きねぎ、深谷で10キロ買いされる人気ぶり、そして家庭で役立つ簡単レシピまで、身近な野菜が主役に変わる瞬間が次々と登場します。
このページでは『午後LIVE ニュースーン(2026年2月4日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
冬に甘くなるねぎが“主役”に
番組がまず押さえたのは、「ねぎの旬は冬」という事実。
寒さが増すほど、長ねぎは凍らないように自分で糖分をため込みます。その結果、冬ど真ん中のねぎは、糖度がぐっと上がり、とろっと甘い“冬仕様”になるのです。
鍋の具としても、焼きねぎとしても、冬のねぎはひと口かじるだけで「甘い!」と分かるレベル。
番組では、そのポテンシャルをとことん生かした料理と、産地のイベント、そしておうちで真似できる簡単レシピまで、ねぎづくしで紹介していました。
新宿のねぎ料理専門店で味わう焼きねぎとねぎ豆腐
最初に登場したのは、東京・新宿区のねぎ料理専門店。
ここでは、1日におよそ5kgものねぎを使って、串焼きや鍋、創作おつまみまで、とにかくメニューの主役はすべてねぎです。
印象的だったのが、こんがり焼き上げた「ねぎの串焼き」。
太めの長ねぎをぶつ切りにし、じっくり炭火で焼くことで、中はとろとろ、外側は香ばしく。噛むと中から甘い汁がじゅわっと出て、「これ本当にねぎ?」と思うほどの濃い味わいになっていました。
そして一番人気として紹介されていたのが「ねぎ豆腐」。
豆腐の上に刻んだねぎが山盛りになり、特製のタレがかかったシンプルな一皿ですが、豆腐のなめらかさとねぎの香り、そしてタレのうま味が一体になって、箸が止まらない“危険なおつまみ”です。
実際、新宿三丁目には、葱料理を看板に掲げる居酒屋として「旬菜酒庵 おねぎや 新宿店」のような店もあり、千住ねぎや九条ねぎを使った串焼きや自家製のねぎ豆腐が人気です。
番組で映った店名は紹介されませんでしたが、都心にはこうした“ねぎ専門店”が少しずつ増えていて、まさにねぎが主役の外食トレンドが生まれつつあります。
「ねぎは脇役」というイメージを気持ちよく裏切ってくれる、新宿の一コマでした。
埼玉「深谷ねぎまつり」と藤井聡太六冠のねぎだんご
続いてカメラが向かったのは、ブランドねぎで知られる埼玉県深谷市。
ここで開かれているのが「深谷ねぎまつり」です。
会場には、名物の「深谷ねぎ」が山のように積み上がり、10キロ単位でまとめ買いしていくお客さんも珍しくありません。深谷ねぎは白い部分が太く、加熱するととろりと甘くなるのが特徴。寒さが増す冬には糖度が10〜15度ほどにもなり、果物並みに甘いとも言われています。
お祭りの楽しみ方もユニークです。
買ったねぎをその場の炭火スペースに持ち込み、まるごと網の上でじっくり焼いて、熱々をはふはふ頬張るスタイル。外の皮が黒く焼けるくらいまで我慢して焼くと、中はトロトロのクリームのようになり、塩を少し振るだけでごちそうになります。
もう一つの人気が「ねぎだんご」。
お餅でねぎを挟み、串にさして焼いたような一品で、香ばしさとモチモチ感、そしてねぎの甘みが一気に味わえる、ご当地ならではの屋台グルメです。
将棋ファンにはおなじみですが、藤井聡太六冠は王将戦の「勝負おやつ」として、この深谷ねぎだんごを選んだことがあります。
「ねぎまやないかい」と話題になったそのビジュアルどおり、串に刺さった姿は、まさに“スイーツ寄りのねぎま”。
番組でも、「トップ棋士の勝負おやつにも選ばれるほど、ねぎは今や“映える食材”なんだ」と、楽しく紹介していました。
ねぎ=鍋の中の名もなき一本、ではなく、イベントや将棋タイトル戦の主役にもなれる存在だと実感できるコーナーでした。
白い部分と青い部分、ねぎの部位別パワー
スタジオパートでは、ねぎの健康パワーについてのトークもありました。
まず、長ねぎの白い部分。
ここには、ツンとした香りや辛みのもとになる「硫化アリル」や、ねぎ特有の成分「ネギオール」などが多く含まれていて、血行をよくし、体を内側から温める働きがあります。
冷え性対策や、冬のだるさ対策にうれしいポイントです。
一方で、青い葉の部分には、ビタミンCやβカロテンがたっぷり。
βカロテンは体の中でビタミンAに変わり、粘膜や肌を守ってくれる栄養素。ビタミンCと合わせて、風邪をひきにくくする助けもしてくれます。
つまり、白い部分は「温める」、青い部分は「守る」と、役割が少し違うのです。
どちらかだけを切り落としてしまうのは、かなりもったいない話。鍋なら白い部分を煮込んで甘みを引き出し、薬味やスープには青い部分を刻んで使えば、ねぎの力をまるごと受け取ることができます。
番組でも、白と青の両方をうまく使ったレシピが紹介されていました。
「体を温めたい」「風邪をひきたくない」という冬の悩みに、ねぎがぴったりハマる理由が、栄養の面からもよく分かる解説でした。
※もちろん、ねぎは薬ではないので、体調不良のときは医療機関の受診が大前提です。ただ、日々の食事に取り入れて“崩れにくい体”を目指すには、心強い冬野菜と言えます。
イラストレーター大久保さん直伝 たっぷりねぎの豆腐スープ
ここからは、おうちで真似できるレシピコーナー。
広島県呉市から登場したイラストレーターの大久保さんは、「ねぎレシピを100以上つくった」「ほぼ毎日ねぎを食べている」と語る、筋金入りのねぎ好きです。
そんな大久保さんが教えてくれたのが、「たっぷりねぎの豆腐スープ」。
材料は、長ねぎ、鶏ひき肉、豆腐など、家にありそうなものばかりです。
ポイントは、長ねぎを「斜め切り」にすること。
斜めに切ると断面が大きくなり、火が通りやすく、スープの中でとろっとやわらかくなります。見た目にも“ねぎが主役”だと分かりやすくなり、食卓が一気に冬のごちそうモードになります。
作り方の流れはこうです。
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長ねぎをたっぷり斜め切りにする。豆腐は食べやすい角切りに。
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鍋に油を少量ひき、鶏ひき肉を入れてぽろぽろになるまで炒める。
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そこへ水やだしを加え、煮立ってきたらねぎと豆腐を投入。
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全体に火が通ったら、塩やしょうゆなどで味を調え、仕上げにこしょうをたっぷり。
番組では、こしょうを「えっ、そんなに?」というぐらい多めに振るのがコツと紹介されていました。
ねぎの甘みと鶏ひき肉のうま味、豆腐のやわらかさに、スパイシーな香りが重なって、体の芯までぽかぽかになる一杯です。
大久保さんの“絵を描く人らしい視点”として、色合いも意識しているのが印象的でした。
白い豆腐、淡い緑のねぎ、そこに黒いこしょうが散ることで、器の中にコントラストが生まれ、「見た瞬間に食べたくなるスープ」になっています。
レンジで完成!ピリ辛ねぎさば缶おかず
もう一品、大久保さんが教えてくれたのが「ねぎさば缶」。
こちらは“火を使わない簡単おかず”として、忙しい夕方にもすぐ真似できるレシピでした。
材料は、長ねぎ、さば味噌煮缶、にんにく、ラー油など。
ポイントは、長ねぎを小口切りにして、たっぷり使うところです。
作り方は本当にシンプルです。
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長ねぎを小口切りにする。
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耐熱皿に、さば味噌煮缶を汁ごと入れる。
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そこへ刻んだにんにくと、山盛りのねぎをのせる。
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ラップをして電子レンジで3〜4分加熱。
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仕上げにラー油をたっぷり回しかけて完成。
さば缶は、カルシウムやDHA・EPAが豊富な“栄養ぎっしり食材”としても注目されていますが、ここにねぎを合わせることで、香りと食感が一気にアップ。
味噌のコク、ねぎの甘みと辛み、にんにくの香り、ラー油のピリ辛が重なり、お酒のつまみにも、ご飯のおかずにもぴったりの一品になります。
さば缶と長ねぎの組み合わせは、他にもスープやハンバーグ風などさまざまなアレンジが提案されており、缶詰レシピ本や健康系の料理記事でもよく取り上げられています。
そこに“レンチンだけ”という要素が加わることで、「ハードルの低い、続けやすいねぎレシピ」として番組らしい実用性の高い提案になっていました。
最後に紹介された大久保さんのねぎイラストも、どれも親しみやすく、見るだけでお腹がすいてくるような雰囲気。
イラストと料理、両方のセンスを持つ人が、本気でねぎと向き合うと、ここまで世界が広がるのかと感じさせてくれる締めくくりでした。
冬の食卓で「ちょっと余っているねぎ」を見るたびに、今日の特集を思い出して、もう一品作りたくなる。
そんな、身近な野菜の新しい可能性を教えてくれる15分でした。
NHK【うまいッ!】砂地が育む唯一無二の香りと甘み!渭東(いとう)ねぎ〜徳島市〜|80年の砂地農法と一丁引きが生む甘み・サイコロ品質検査の裏側|2025年11月23日
深谷ねぎ祭りのアクセス裏技を紹介します

深谷ねぎ祭りは多くの人が訪れるイベントなので、少し工夫するだけでとても快適に楽しめます。とくに会場周辺は人も車も多くなるため、スムーズに動ける方法を知っておくことが大事です。ここでは、実際の会場環境や周辺施設の特徴をもとに、より具体的なアクセスの裏技を紹介します。
混雑時間を外す到着のコツ
会場となる瀧宮神社は深谷駅のすぐ近くにあるため、駅周辺は人の流れが一気に集まります。とくに開始直後は来場者が集中し、歩道も道路も人の列が続きます。駅前の信号付近では、ねぎを手にした来場者の動きで歩くスピードがゆっくりになり、自然と渋滞が生まれます。最初のピークを避けたい場合は、駅前の人の流れが落ち着き始める時間帯をねらうと動きやすいです。少し遅めの時間に到着すると、改札周辺の混雑も小さくなり、落ち着いて会場へ向かえます。
周辺施設を活用した移動ルート
深谷ねぎ祭りの日は、アリオ深谷など周辺施設が連動イベントを行うことが多く、広い駐車場が使えるのが便利です。施設の敷地は広いため車の出入りがスムーズで、敷地内の誘導も安定しており、停めたあと落ち着いて移動できます。そこから無料シャトルバスを利用すれば、駅前や神社周辺の混雑を避けて移動できます。バスロータリーではスタッフが誘導しているので迷うことはありません。深谷テラスパークや道の駅おかべでは、休憩しながら地元の直売コーナーも楽しめるため、会場直行よりもゆとりが生まれます。
歩いて向かうときの快適ルート
駅から瀧宮神社までは距離が短いので徒歩でも行きやすいです。ただ、駅前のメインルートは人が多く、進むスピードがゆっくりになります。そこで、駅から一本裏通りを使うと、地元の商店や住宅街の静かな道を歩けます。建物の影になる部分も多いので、強い日差しの日でも歩きやすく、落ち着いて行動できます。神社周辺に近づくと屋台の匂いが風に乗って届き、どこに向かっているのか自然とわかります。
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