世界でブームの豚骨ラーメンをお金の目線でチェック
今回のテーマは、いま世界中でブームになっている豚骨ラーメンです。
番組では、横浜発祥の家系ラーメンや、福岡の博多ラーメン、そして全国各地の「クセが強い」人気店まで、さまざまなお店をお金の視点からのぞいていきます。
オープニングでは、司会の有吉弘行と田牧そら、ゲストの山崎弘也、井森美幸、浜川路己たちが、最近買ったお気に入りアイテムを紹介します。井森は電子レンジで焼き目がつけられる調理器具を購入し、「焼き魚が手軽に作れてうれしい」と話します。値段は約1万円。
デビューまもない浜川は、芸能界に入って2か月で、まだ給料が入っていないと告白。最初の給料が入ったら「お父さんにメガネを買ってあげたい」と語ります。山崎は、大容量で動作が速いタブレットに買い替えて、仕事の合間の時間がより快適になったと笑顔を見せます。
そんな身近なお金トークから、一気に豚骨ラーメンの世界へ。スタジオのモニターには、外国人観光客が行列を作る有名店の映像が映し出され、「どうしてここまで人気になったのか?」という疑問が投げかけられます。
世界で愛される豚骨ラーメンと外国人観光客の行列
番組が最初に取り上げたのは、いま外国人観光客がこぞって食べに来る豚骨ラーメンの姿です。
もともと豚骨スープのラーメンは九州の久留米や博多を中心に広まったご当地グルメでしたが、ここ数十年で一気に全国区になり、さらに海外へも広がりました。アメリカやカナダ、タイ、中国などには、日本発の豚骨ラーメン店が次々と進出し、現地でも行列店になっているところが多くあります。
豚骨スープの魅力は、コクがあるのに意外と飲みやすい「まろやかさ」です。外国人観光客の中には、「最初は見た目に驚いたけれど、一度飲んだらクセになった」という人も多く、ラーメンを目的に日本旅行を計画する人もいるほどです。
番組では、海外展開する人気チェーンの映像も交えながら、「日本の小さなラーメン店の味が、どうやって世界へ広がっていったのか」という背景にも触れていきます。
横浜発祥の家系ラーメンと吉村家の物語
関東で人気の家系ラーメンは、横浜発祥の豚骨しょうゆラーメンです。太めのストレート麺に、豚骨と鶏ガラを合わせた濃厚なスープ。そこへ海苔やほうれん草、チャーシューがのるのが定番スタイルです。
このスタイルを生み出したのが、横浜の吉村家です。創業者の吉村実は、山形県生まれで横浜育ち。かつては長距離トラックの運転手として、関東から九州まで走りながら各地のラーメンを食べ歩いていました。やがて「九州の豚骨スープと、東京のしょうゆラーメンを合わせたら絶対うまい」とひらめき、ラーメン屋を開くことを決意します。
修行ののち、1974年に横浜市磯子区で吉村家を開業。工場地帯に近い立地だったこともあり、トラック運転手や工場で働く人たちの口コミで人気が広がりました。1999年には横浜駅近くの現在の場所、神奈川県横浜市西区岡野へ移転。平日でも行列が絶えない名店として知られています。
番組では、「〇〇家」と名乗る家系ラーメン店が全国に増えていった流れも紹介されました。弟子として修行した人たちが、それぞれの地元で店を構え、家系ラーメンの味を広めていったのです。現在、家系を名乗る店は全国で約2000店とも言われています。
厚木の直系店に密着!豚骨400キロと月300万円の仕込み現場
次に番組が密着したのは、神奈川県厚木市にある家系ラーメンの人気店です。店主は吉村家創業者の次男・吉村政紀。直系店の中でも特に評価が高く、「日本一の家系ラーメン」と評されることもある店です。
この店の1日は、まだ外が暗い早朝から始まります。
午前4時前には仕込みのためにスタッフが厨房に入り、まずは大きな寸胴鍋や道具を整えます。午前5時には、家系おなじみの製麺所から中太麺が搬入され、店内にずらりと積まれます。
午前7時になると、山のような量の豚骨が届きます。1日に使う豚骨はおよそ400キロ。月に換算すると、豚骨だけで約300万円の仕入れになります。これは、原価をぎりぎりまでかけてでも「うまいスープを出したい」という、家系直系ならではのこだわりが表れている数字です。
スープを炊き続ける厨房は、温度が70度を超えることもあり、まるでサウナのような熱気です。火傷を防ぐために腹巻きをしたり、汗をぬぐいながら鍋をかき混ぜ続けるスタッフたちの姿が映し出されます。
午前8時には、スタッフみんなでまかないのラーメンを食べて味を確かめます。店の近くには社員寮もあり、多くのスタッフが生活の拠点ごとこの店に託しています。厚木市妻田東にあるこの店は、国道沿いに立ち、駐車場も広く、開店前から長い行列ができる人気店です。
番組では、「家系ブームの裏には、これだけの手間とお金がかかっている」という現実を、臨場感ある映像で伝えていました。
博多豚骨ラーメンの特徴と替え玉文化
続いて紹介されたのは、福岡・博多の豚骨ラーメンです。
博多ラーメンの特徴は、乳白色のスープと極細ストレート麺。忙しい人が多い屋台街で「とにかく早く出せるラーメンを」と工夫した結果、細い麺が主流になったと言われています。細い麺は茹で時間が短く、硬さも調整しやすいため、「バリカタ」「ふつう」「やわ」など好みで選べる文化が生まれました。
博多ラーメンで欠かせないのが、麺だけをおかわりする替え玉です。これは、福岡市長浜エリアのラーメン店から広まったスタイルで、漁師や市場で働く人が短い休憩時間でお腹いっぱい食べられるように考えられたとされています。麺は少なめ、スープはたっぷり。足りなければ麺だけ追加することで、最後まで熱々のラーメンを楽しめる仕組みです。
番組では、「麺の量を少なくして替え玉にすることで、回転率が上がり、店側にもメリットがある」というお金の話にも触れていました。スープの量を一定に保ちながら、麺だけを追加することで、効率的に客数をさばけるのです。
博多の街には、地元の人も観光客も通う人気店が多く、夜遅くまでカウンターがにぎわいます。細麺をすするときの音、テーブルに並んだ替え玉の札。そうした光景は、博多の食文化そのものになっています。
泡系・クリア豚骨という新しいスタイルの広がり
近年、豚骨ラーメンの世界では「泡系」と「クリア豚骨」という新しいスタイルも注目されています。
泡系とは、スープの表面がきめ細かい泡で覆われているタイプの豚骨ラーメンのことです。博多の人気店「博多一幸舎」などが代表格で、長時間炊いた豚骨スープを強くかき混ぜ、空気を含ませることで自然な泡が立ちます。これにより、口当たりがクリーミーになり、スープが麺によく絡むのが特徴です。
一方のクリア豚骨は、豚骨を使いながらも透明感のあるスープを出すスタイルです。濁った白いスープとは違い、脂や骨の処理をていねいに行い、濁りを抑えつつ旨味だけを引き出しているのがポイントです。
番組では、こうした新しいスタイルの店も紹介しながら、「昔ながらの濃厚スープだけでなく、ライトな豚骨ラーメンも増えている」と伝えていました。健康志向や味の好みの変化に合わせて、豚骨ラーメンも進化を続けているのです。
スープを飲み干してもらうと店はなぜ助かるのか?
番組名物の「カネオクイズ」では、豚骨ラーメンのスープにご飯を入れて食べる、いわゆる「〆のラーメンご飯」がテーマになりました。
問題は、「ライスを注文してスープに入れてもらうと、店にはどんなメリットがあるか?」というもの。
答えは、「お客さんにスープを飲み干してもらえるので、あと片付けが楽になる」というものでした。
豚骨スープは脂分が多く、そのまま大量に捨てることはできません。多くのラーメン店では、排水に流す前に脂と水を分離する装置を通します。この装置の掃除はかなりの重労働で、スープが残っているほど脂の処理が大変になります。
そこで、ライスを入れてスープをきれいに飲み切ってもらえると、脂の量が減り、分離装置の掃除の手間や時間が軽くなるのです。
お客さんは「最後までおいしく食べられる」、お店は「後処理の負担が減る」という、双方にとってうれしい仕組みだと紹介されていました。
看板なしの青いバケツとアクロバット湯切り 全国のクセつよ豚骨ラーメン
続いて番組が紹介したのは、「クセつよ」な豚骨ラーメンの人気店です。
まず登場したのは、福岡市博多区にある「博多元気一杯!!」と呼ばれる店です。この店には看板がなく、入口前に置かれた青いバケツが営業中の目印になっています。かつてはルールが厳しい店として話題になりましたが、現在はクリーミーな白濁スープが人気で、県外からも多くのファンが訪れます。
番組では、客足が落ちた時期に「もう店を畳もう」と思ったものの、通い続けてくれる常連のために、看板を出さずにひっそり営業を続けたエピソードが紹介されました。その姿勢が逆に話題を呼び、「看板のない名店」として知られるようになったといいます。
次に紹介されたのは、埼玉県所沢市にある「博多らーめん ひまわり」です。この店の名物は、店主とその妻によるアクロバティックな湯切りパフォーマンス。麺を宙に放り投げ、どんぶりやザルに見事にキャッチする姿は、まるでショーのようだとネットでも話題になっています。
もちろん、どちらの店もパフォーマンスや見た目だけでなく、味もしっかり評価されています。福岡の店は濃厚でまろやかなスープが、所沢の店は本格的な博多スタイルの豚骨ラーメンが支持されています。
番組は、「個性が強くても、最後は味で勝負している店ばかり」というナレーションで、全国各地のクセつよ店をまとめていました。
スタジオトークに見える、みんなの豚骨ラーメン愛
スタジオトークでは、出演者たちの豚骨ラーメンへの思いが語られました。
有吉弘行は、「家系ラーメンの店って、ちょっと緊張感がある」と話し、カウンターの空気や店主のきびきびした動きに、独特の雰囲気を感じていることを明かします。
田牧そらは、豚骨ラーメンが大好きで、「コスパがいいから絶対に替え玉を頼みます」と笑顔。若い世代にとって替え玉は、「お得感のある楽しみ方」として定着しているようです。
沖縄出身の浜川路己は、「実は豚骨ラーメンをまだ食べたことがない」と告白。沖縄そば文化のある故郷と比べながら、「これからいろいろなお店に行ってみたい」と目を輝かせます。
山崎弘也は、「ラーメン屋に行ったら、スープはできるだけ飲み干すようにしている」と話し、先ほどのクイズの答えにつながる“店への思いやり”を語ります。
こうしたやりとりから、豚骨ラーメンがただの食べ物ではなく、「思い出」や「習慣」と結びついた存在になっていることが伝わってきます。
まとめ 家系ブームの裏側にある“人とお金”のドラマ
番組「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」が見せてくれたのは、豚骨ラーメンブームの華やかな表側だけではありませんでした。
横浜の吉村家から始まった家系ラーメンの歴史。厚木の直系店で、朝から夜まで汗だくになりながらスープを炊き続けるスタッフたち。博多で生まれた細麺と替え玉文化。
そして、看板を外しても常連のために店を続けた福岡の店や、アクロバット湯切りで客を楽しませる所沢の店。どの店にも、数字だけでは語れない物語と、お金のリアルがありました。
視聴者にとって、今回の回は「豚骨ラーメンがなぜおいしいのか」だけでなく、「なぜここまで人の心をつかみ続けているのか」を考えるきっかけにもなったはずです。
一杯の豚骨ラーメンの裏には、早朝からの仕込み、原材料への投資、そして店を続けようとする人の覚悟があります。
そのドラマを知ってから食べるラーメンは、きっといつもより少しだけ、ありがたく感じられるのではないでしょうか。
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