能登で迎える音楽旅の最終回
音楽を愛する2人が旅をしながら曲を聴き、語り合う星野源と松重豊のおともだち。シリーズの最後の舞台は、海と山に囲まれた能登です。
このページでは「星野源と松重豊のおともだち(7)能登 ともだち2人の音楽旅▽鉄道&ちゃんこ鍋(2026年3月5日放送)」の内容を分かりやすくまとめています。
七尾から穴水へ向かう鉄道の旅、再会のちゃんこ鍋、そして喫茶店で語るこれまでの思い出。音楽と旅が静かに重なっていく最終回の見どころを、背景情報とともに丁寧に紹介します。
最終回の舞台が能登になった理由と、2人が旅で確かめたかったこと
この回は、星野源さんと松重豊さんが「音の友達=おともだち」として旅をしながら、音楽を聴いて語り合う番組の最終回です。番組情報では、舞台を能登に置き、鉄道に乗り、食卓を囲み、最後は喫茶店でこれまでの旅を振り返る流れが示されています。
旅番組は、目的地そのものより「そこで何を感じ取るか」が主役になります。今回のキーワードは、番組が掲げる「音楽をいろんな環境と混ぜてみよう!」です。
能登は、海と山が近く、町の中心から少し離れると、音がすっと減る土地でもあります。だからこそ、同じ曲でも、都会で聴くのとは違う手触りになります。番組の説明にある「雪景色を見ながら音楽をかけ合う」は、景色が音を押し出すのではなく、むしろ静けさが音を浮かび上がらせる、という逆向きの体験に見えます。
出演は星野源さん、松重豊さん。語りは加賀美幸子さんと案内されています。
この3人の組み合わせは、テンションで押すより、言葉の間や呼吸を大事にする回になりそうです。最終回だからこそ、派手な結末ではなく、淡い余韻で「旅と音楽の相性」を結論として置く。その準備が、能登という舞台にあるのだと思います。
七尾から穴水へ、のと鉄道の車窓と「音楽を混ぜる」旅の実験
番組情報の中心にあるのが、七尾から穴水へ向かう鉄道移動です。ここで出てくる「鉄道」は、石川県ののと鉄道が運行する七尾線のことです。のと鉄道の公式案内では、七尾駅、和倉温泉駅、田鶴浜駅、笠師保駅、能登中島駅、西岸駅、能登鹿島駅、穴水駅といった駅が沿線情報として示されています。
終点の穴水駅は、のと鉄道七尾線の終着駅として知られます。
旅番組で列車に乗る場面はよくありますが、この回は「特別に車両を貸し切って」と書かれているのがポイントです。
貸し切りになると、車内の生活音が一気に減ります。すると、同じスピーカーから流れる音楽でも、細かな音が耳に入りやすくなります。電車の揺れ、レールの継ぎ目のリズム、窓の外の雪の白さ。そうした環境の要素が、曲の聴こえ方に混ざっていきます。番組が言う「環境と混ぜる」を、いちばん分かりやすく体験できる装置が列車なのだと思います。
もう1つ、地理の話も少しだけ入れると、七尾は能登半島の付け根側に近く、穴水は奥能登の入口に向かう位置にあります。地形が変わるほど、空気の匂いも音の反響も変わる。だから列車移動は、単なる移動ではなく、音が変わる境目をまたぐ体験として効いてきます。
貸し切り車両で聴き合った曲たちと、雪景色がつくる沈黙の時間
番組情報には「雪景色を見ながら音楽をかけ合う」とあります。
ここで大事なのは、曲名が何かよりも、どう聴いたか、です。2人は「音楽好き」という共通点でつながっている関係として紹介されています。
好きな曲を“おすすめする”だけなら、会話は早く終わります。でも、この番組は「旅をしながら聴いて、語り合う」。つまり、相手の反応を見て、次にかける曲を変える余地がある。ここが、ふつうの音楽番組と違います。
雪景色の列車は、視界の情報量が少なくなります。白が多いと、目は余計なものを追いにくくなる。そのぶん、音に集中しやすい。これは科学っぽい話に聞こえますが、日常の感覚としても分かりやすいです。静かな場所で小さな音が気になるのと同じです。
そして、貸し切り車両という条件が、その集中をさらに強めます。人が多い車内だと、会話は自然に短くなります。でも2人だけなら、曲の途中で黙っても気まずくない。むしろ、黙って聴く時間が「友だち」らしさとして残ります。最終回の能登編は、そういう沈黙が似合う回として設計されているように見えます。
穴水で向かったちゃんこ店、松重豊が震災後に世話になった縁
列車を降りた2人が穴水で向かうのは「ちゃんこ店」です。しかもそこは、松重さんが能登半島地震後にドラマの撮影でお世話になった店、と番組情報に書かれています。
この一文だけで、場面の温度が上がります。旅先で偶然見つけた店ではなく、人生の記憶がすでにある場所だからです。再会という言葉が似合う食卓になります。
店名については、穴水町の観光案内として「ちゃんこ鍋・一品料理 力」が掲載されており、所在地や営業時間なども公表されています。
番組の事前情報では店名までは明記されていませんが、松重さんと穴水の“ちゃんこ店”という条件に合う実在店として、この店が有力候補として挙げられています。
ここで背景を少しだけ足すと、ちゃんこ鍋は相撲部屋の食事として知られますが、決まったレシピが1つある料理ではありません。肉や魚、野菜を入れて、だしで煮て、体をつくる。土地の食材に寄せやすい鍋です。能登で食べれば、能登の海の幸が鍋にも寄り添ってきます。
番組が「心も体もあったまった」とまとめているのは、単に熱い鍋を食べたからではなく、縁のある人と再会したことで、気持ちまで温まる、という意味に聞こえます。
ちゃんこ鍋と海鮮天ぷらで温まる能登の食卓、店の実在情報
番組情報では、ちゃんこ店で「おいしい鍋&海鮮てんぷら」を堪能するとあります。
穴水町の「ちゃんこ鍋・一品料理 力」は、公式の観光サイトでも「元力士がつくるちゃんこ鍋」として紹介されています。
また、店の公式サイトには住所が石川県鳳珠郡穴水町字川島イ58、電話番号が0768-52-2164として掲載されています。
さらに奥能登の食の企画では、この店の「海鮮天ぷら丼」が紹介されていて、旬の魚や野菜、山菜などを天ぷらにして盛りつける内容が説明されています。
番組側の表現は「海鮮てんぷら」ですが、能登の海辺の町で食べる天ぷらは、魚だけでなく季節の野菜も主役になりやすいです。春なら山菜、冬なら牡蠣など、季節で顔が変わる。こういう“同じ店なのに違う味”があると、旅の記憶は長持ちします。
そして松重さんにとっては、能登での撮影で世話になった店という個人的な背景がある。だから食レポのための一口ではなく、関係の続きとして箸を取る場面になります。食べることが仕事の人ではなく、食べることが人生の人としての松重さんが、星野さんの前でどんな言葉を選ぶのか。そこが、この回の見どころの1つです。
喫茶店で振り返る鎌倉・韓国・沖縄、旅が積み重ねた会話のリズム
鍋で体が温まったあと、2人は旅の最後に喫茶店へ向かい、鎌倉、韓国、沖縄など、これまでの2人旅を振り返るとされています。
ここは、最終回らしい“整理の時間”です。旅の最中は、その場所に夢中になります。でも喫茶店は、外の景色をいったん閉じて、言葉を整える場所です。コーヒーやお茶の湯気があると、話すテンポも自然にゆっくりになります。
喫茶店の店名については、現時点で公開されている番組紹介文では明記されていません。なので、記事としては「喫茶店へ向かった」という事実の範囲で丁寧に描写し、店名の断定はしません。
ただ、番組の構造としてははっきりしています。鎌倉、韓国、沖縄という“違う文化・違う空気”を通ってきた2人が、能登で最後に同じテーブルにつく。旅の場所が変わるたびに、音楽の選び方も変わってきたはずです。最終回は、その変化を2人自身が言葉にして確かめる場面になります。
旅を振り返る話は、思い出話になりがちです。でもこの番組の振り返りは、きっと「どの場所で、どんな音が残ったか」に寄っていきます。旅の写真ではなく、耳に残る感覚をたどる。だから、振り返りの時間が最終回の核になっていきます。
最後に聴きたい1曲を選び合う場面が示す「友だち」の形
番組情報では、喫茶店で振り返りをしたあと「最後に聴きたい1曲を選び合う」とされています。
ここは、結末を言葉で説明するより強い場面です。なぜなら、曲を選ぶという行為は、その人の人生の断片が出るからです。どんな歌詞に救われたか。どんなリズムで歩いてきたか。曲名を言う前に、すでにその人が見えます。
ただし、この「最後の1曲」が具体的に何かは、事前に公開された番組紹介文やニュース記事では明記されていません。したがって、この記事でも曲名を創作したり推測で断定したりはしません。
それでも書けることはあります。選び合う、という表現が示しているのは、2人が同じ曲を聴くのではなく、互いに“相手へ向けて”曲を渡す形です。これはプレゼントに近い。音楽は形がないのに、受け取った側の中に残ります。
最終回の能登編は、列車の雪景色、鍋の湯気、喫茶店の静けさと、音がよく響く場面が続きます。そこで渡される1曲は、派手なエンディング曲というより、2人の旅の記憶にしっかり貼りつく“しおり”になるはずです。番組が最後に置きたいのは、涙ではなく、また聴き返したくなる余韻。そのための1曲です。
まとめ
星野源と松重豊が旅をしながら音楽を語り合う 星野源と松重豊のおともだち。最終回では能登を舞台に、七尾から穴水へ向かう鉄道の旅や、地元のちゃんこ鍋を囲む食事、喫茶店でこれまでの旅を振り返る時間が描かれます。静かな景色の中で音楽を聴き交わす2人の時間が、この旅の魅力です。
なお、この記事は放送前の番組情報をもとに内容を整理しています。そのため実際の放送内容と異なる場合があります。放送後、確認できた内容に応じて必要な情報を追記していきます。
NHK【星野源と松重豊のおともだち(6)】金沢 ともだち2人の音楽旅!石川編を2夜連続放送 鈴木大拙館で聴くジョン・ケージ『4分33秒』と星野源『Why』誕生の背景・番組選曲まとめ|2026年3月4日
気になるNHKをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。


コメント