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NHK【探検ファクトリー】愛知県小牧市の黒板チョーク工場 馬印株式会社の製造技術とは?黒板のデコボコ構造とチョークの種類を解説|2026年3月7日

探検ファクトリー
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身近な黒板の世界

このページでは「探検ファクトリー(2026年3月7日放送)」の内容を分かりやすくまとめています。

学校で毎日のように見てきた黒板やチョークは、とても身近な道具です。けれど、その表面や材料、作り方までじっくり考えたことがある人は少ないかもしれません。今回の放送では、愛知県小牧市にある 馬印株式会社 を舞台に、黒板が書きやすい理由や、チョークの種類ごとのちがい、さらにホワイトボード開発まで、ものづくりの工夫が次々と紹介されました。見慣れた道具の中に、ミクロの技術がぎゅっと詰まっていたことがよく分かる回でした。

工場の舞台は愛知県小牧市

今回の探検先は、愛知県小牧市にある 馬印株式会社 でした。馬印は黒板、ホワイトボード、チョークなどを手がけるメーカーで、自社工場で製造から施工、メンテナンスまで一貫して対応している会社です。長く学校やオフィスの現場を支えてきた企業として知られています。

番組は、そんな工場の中へ入り、毎日どこかで使われている黒板やボードがどう生まれるのかを見せてくれました。何気ない文房具に見えても、そこには長年積み重ねてきた改良の知恵があり、工場の現場はまさに職人技と技術の集まりでした。

黒板は明治時代から広がった

放送では、黒板が明治時代にアメリカから入ってきたことが紹介されました。学校教育が広がっていく時代に、黒板は教室に欠かせない道具になっていきました。京都市学校歴史博物館では昔の学習道具が展示されていて、黒板も近代の学校文化を語る大切な存在として見られます。

また、博物館明治村には昔の学校教室を再現した展示があり、黒板や教壇、机や椅子がそろった懐かしい空間を見ることができます。今では当たり前の教室風景も、長い年月の中で形づくられてきたものだと感じさせられます。

書きやすさを決めるミクロの凹凸

今回いちばん印象的だったのは、黒板の表面にはとても細かなデコボコがあるという話です。番組では、その大きさが 1000分の5mm から 1000分の30mm ほどだと紹介されました。見た目にはなめらかでも、実は目に見えにくい細かな凹凸が、チョークののり方を左右していました。

このデコボコが粗すぎると、チョークが引っかかって消しにくくなります。逆になめらかすぎても、今度はうまく書けません。黒板はただ黒や緑に塗ればいいわけではなく、書きやすさと消しやすさのちょうどよいバランスが大切だと分かります。身近な道具ほど、細かな調整が大事なのだと実感する場面でした。

黒板塗料に入る意外な材料

黒板の表面に凹凸をつくるため、塗料には微粒子が混ぜられていました。その正体は コーンスターチ です。食べ物の材料として知られるものが、黒板の書き味を支える役目をしているのは意外で、番組らしい発見でした。

しかも塗料は循環させて使われていました。ものづくりの現場では、品質だけでなく、材料を無駄にしない工夫も大切です。こうした仕組みを見ると、工場はただ作る場所ではなく、効率よく、安定して、同じ品質を守るための知恵が集まる場所だとよく分かります。

乾燥とプレスで黒板が形になる

塗料を塗った黒板は、すぐに完成するわけではありません。番組では、塗装後に約3日間乾燥させる工程が紹介されました。しっかり乾かすことで、表面の仕上がりが安定し、書き心地にもつながっていきます。見えない待ち時間も、ものづくりには欠かせない大事な作業です。

その後は黒板の大きさに合わせて切った板にベニヤ板を貼り、貼り付け機械で約8時間プレスします。さらに枠を組み立てて、もう一度約8時間プレスし、最後にアルミの外枠を取り付けて完成です。手早さと正確さが求められる工程が続き、黒板1枚の裏に多くの手間があることが伝わってきました。

黒板をきれいに保つコツ

番組では、黒板の手入れについても分かりやすく伝えていました。ポイントは、水拭きです。黒板の細かな凹凸にはチョークの粉が入り込むため、乾いた状態ではきれいに見えても、少しずつ白い粉が残っていきます。

そこで水拭きをすると、その粉がすっきり取れて表面が整います。毎日使う教室や店の黒板では、書くことばかりに目が向きがちですが、長く気持ちよく使うには、こうした基本のお手入れが大切です。単純なようでいて、道具を長持ちさせるための大事な知識でした。

チョークには2つのタイプがある

チョークには大きく分けて 2種類 あり、番組では 炭酸カルシウム製 と 天然石こう製 の違いが紹介されました。同じように見えるチョークでも、材料の違いで書き味が変わるというのは、とても興味深いところです。

整理すると、特徴は次の通りです。

・天然石こう製
やわらかく、はねやはらいが美しく出やすい

・炭酸カルシウム製
数字やアルファベットを書くのに向いている

字の雰囲気や用途に合わせて使い分けられていると知ると、チョークはただの消耗品ではなく、表現のための道具でもあると感じます。

天然石こう製チョークの作り方

天然石こう製チョークは、石こうと水を 8:5 の割合で混ぜ、型に流し込んで作られていました。形を整えるだけでなく、材料の配合がしっかり決まっているところに、製品としての安定した品質へのこだわりが見えます。

型から取り出した後は、10日ほど天日干しで乾燥させます。ここでも時間をかけて仕上げる工程が大事でした。急いで作るのではなく、素材の性質に合わせて待つことが、書きやすさや折れにくさにつながっているのだと思わされます。

ホワイトボードの線はどう作るのか

工場では黒板やチョークだけでなく、ホワイトボードも作っていました。特に印象的だったのは、レーザー光線で白い層だけを削る技術です。これによって引かれた線は、半永久的に消えないと紹介されました。

馬印は公式にも「レーザー罫引」を強みの1つとして案内していて、長く使う現場で信頼されている技術だと分かります。学校や会議室で当たり前に見る線入りボードも、じつはかなり精密な加工の上に成り立っているのです。

写真も使える新しいボード開発

番組の後半では、クリアボードやカラーボードといった新しい製品も紹介されました。クリアボードは写真を印刷できるタイプで、書くだけの道具だったボードが、見せる道具へと広がっていることが伝わってきました。

学校だけでなく、店やオフィス、展示、案内板など、ボードの使い道はどんどん増えています。馬印の公式サイトでも、学校、オフィス、店舗、官公庁、病院など幅広い場所で使われていることが示されており、黒板メーカーの技術がさまざまな場所で生きていることが分かります。

身近な道具を見る目が変わる回だった

今回の「探検ファクトリー」は、黒板とチョークという身近すぎる道具の中に、どれだけ多くの工夫があるかを教えてくれる回でした。表面のミクロな凹凸、材料の配合、長時間の乾燥とプレス、さらに用途に応じたチョークの違いまで、どこを見ても発見がありました。

毎日見ているものほど、そのすごさに気づきにくいものです。けれど今回の放送を見た後では、教室の黒板も、お店の案内ボードも、前とは少し違って見えてきます。何気ない日常を支えるものづくりの力を、やさしく、でもしっかり感じられる内容でした。

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