- 「人生の“しまい方”、考えたことありますか?」
- ドラマ『ひとりでしにたい』が映す現実と、日本の“ひとり暮らし”の増加
- 終身サポート事業はどんな仕組み?本人の希望をどう守る?
- おひとりさま女性サークル「シスターフッド」の支え合い
- 40〜50代にも広がる関心 民間と公的サービスの違い
- 足立区社会福祉協議会の取り組みが示す“行政の役割”
- 公的サービスの拡大 福岡市・鳥取市の動き
- 利用者が語る“契約の決め手”と死後の願い
- 終身サポート事業者が主催する“おしゃべり会”が人気
- カレー沢薫さんのイラストがVTRを彩る
- 終身サポート事業者団体が設立 利用者の安心につながるか
- 鈴木アナがK★POPダンスに挑戦!BTS『Dynamite』
- 山形・鶴岡市の古代布“しな布”を紹介
- 『さけの甘酢照焼き アボカドソース』レシピも登場
- まとめ
- 身元保証が必要となる典型的なケースを紹介します
- 気になるNHKをもっと見る
「人生の“しまい方”、考えたことありますか?」
“もしものとき、どう備えればいいのか”。今回のあさイチは、生き方だけでなく『人生のしまい方』まで見つめる内容でした。終身サポート事業やおひとりさまサークル、そして社会福祉協議会が支える仕組みなど、現代のリアルが次々と紹介されます。この記事では、2025年12月8日放送のあさイチの内容を、専門家の視点でじっくり追いながら、読者が自分ごととして考えられるようにまとめています。
ドラマ『ひとりでしにたい』が映す現実と、日本の“ひとり暮らし”の増加
番組は、ドラマ『ひとりでしにたい』をきっかけに話を進めていきます。今、日本の1/3以上がひとり暮らしの世帯。名古屋では、生涯独身で家族の参列がない92歳の女性が、本人の希望に沿って遺影も読経もない『ひとりでしにたい 名古屋』の形で葬儀を行いました。背景には、身寄りのない人だけでなく、頼れる家族が近くにいないという現実があります。
終身サポート事業を行うNPO法人では、身元保証支援・生活支援・葬送支援を一体で提供し、利用者は約6000人に達しています。
終身サポート事業はどんな仕組み?本人の希望をどう守る?
終身サポート事業とは、老後の生活から死後の手続きまでを家族の代わりに担う仕組みです。
日常生活支援、身元保証、入院手続き、死後事務など幅広く対応し、契約内容によって支援範囲が変わります。
番組では、ヒャダインさんが「財産の寄付先を遺言に書いていても、見つけてもらえるのかが不安だった」と語り、契約の必要性を感じた理由が紹介されました。本人の希望が守られるのか、誰が遺言を実行するのか。その“現実的な疑問”を浮き彫りにしています。
おひとりさま女性サークル「シスターフッド」の支え合い
番組に登場した『おひとりさま女性サークル シスターフッド』は、代表の新井京子さんが天涯孤独となった経験から立ち上げたもの。突然の胸の痛みに不安を覚え、友人が駆けつけてくれた出来事をきっかけに、つながりの大切さを実感したと話していました。
メンバーは500人を超え、交流会・老後の勉強会が頻繁に行われています。特に人気なのが『終身サポート事業』を語り合うトークルームで、40代・50代女性の参加が目立ちます。
40〜50代にも広がる関心 民間と公的サービスの違い
終身サポート事業は、民間だけでなく自治体・社会福祉協議会も参入が進んでいます。
■ 民間サービスの特徴
・本人の細かい希望を優先
・費用は内容によって幅がある
・契約後のサポートが手厚い傾向
■ 公的サービスの特徴
・費用は“実費”に近く負担が小さい
・年齢制限・所得制限があることが多い
・行政としての信頼性がある
国民生活センターには、終身サポートに関する相談が昨年度420件と過去最多。
契約トラブルを防ぐには、
・預けたお金の管理方法
・解約時の条件
・お願いしたい業務の詳細
これらを具体的に確認することが欠かせません。
足立区社会福祉協議会の取り組みが示す“行政の役割”
公的機関として早くから動き出したのが足立区社会福祉協議会(東京)。
利用者の星雅一さん(83歳)への対面訪問は半年に1回。終末期医療・葬儀の希望確認だけでなく、入院セット(下着・ひげ剃り等)の保管場所もチェックします。
費用は、
・預託金75万円(入院費45万円、火葬費用30万円)
・年会費1万2000円
と具体的で、区民約70人が利用中。事業自体は赤字ながら20年以上継続しています。
公的サービスの拡大 福岡市・鳥取市の動き
番組では、公的機関が支える新しいモデルも紹介されました。
・福岡市…見守り・火葬・納骨・家財処分サービス(月額3000〜8500円)
・鳥取市…来年度中の導入を目指す
背景には、2050年には 5世帯に1世帯が65歳以上のひとり暮らし になるという推計があります。
利用者が語る“契約の決め手”と死後の願い
ひとり暮らしの古田祐美さんは、急ぎの手術で立ち会いが必要になり、終身サポート契約を決断したといいます。
また、60代のあつこさん(仮名)は、長年働いて築いた財産が死後に国へ帰属することを知り、希望する寄付を実現するため『三浦綾子記念文学館を運営する財団』へ寄付できるプランを選びました。死後事務委任契約によって、自分の意思が確実に実行される仕組みを求めた形です。
終身サポート事業者が主催する“おしゃべり会”が人気
東京・千代田区の事業者では、利用者同士が話せる『おしゃべり会』を毎月2回開催。
参加者同士の交流が減るなか、つながる場所として好評で、さらに食事会や温泉旅行まで企画されています。
お花見イベントは特に人気で、参加者の“身寄り力”を高める場として注目されます。
スタジオでは黒沢かずこさんが、今田耕司さんが主催するアローン会(又吉直樹さん、徳井義実さんら参加)に触れ、孤立を防ぐ工夫に共感する空気が広がりました。
カレー沢薫さんのイラストがVTRを彩る
今回のVTRイラストは、漫画『ひとりでしにたい』の作者 カレー沢薫さんが担当。
「お金やつながりがなくても孤独死が避けられる仕組みが必要」というメッセージが紹介され、作品の視点と番組テーマがぴったり重なる内容でした。
終身サポート事業者団体が設立 利用者の安心につながるか
先月26日、千代田区で業界団体の発足フォーラムが開かれました。
共通ルールを整える目的で、
・契約前に複数回面談
・解約ルールの明文化
・事業者審査制度
などが動き出しています。
今後は、全国どこに住んでいても、金銭的に厳しい人がサービスにアクセスできるように進める予定です。
鈴木アナがK★POPダンスに挑戦!BTS『Dynamite』
「鈴木の代行!趣味ハジメ」では、鈴木奈穂子アナが40代以上向けK-POPダンススクールへ。
課題曲はBTS『Dynamite』。
持ち物は内履き、動きやすい服、タオル、飲み物。
アイソレーションだけで20分、半分はウォーミングアップという本格レッスンで、スマホ撮影して動きを確認する工夫も紹介されました。
山形・鶴岡市の古代布“しな布”を紹介
いまオシ!LIVEでは、山形県鶴岡市に受け継がれる古代布『しな布』が登場。
バッグや帽子として販売されており、自然の風合いが魅力です。
繊維を爪で割き、1本をつなげながら長さ30メートルに伸ばす職人の技も紹介されました。
『さけの甘酢照焼き アボカドソース』レシピも登場
「みんな!ゴハンだよ」では、
『さけの甘酢照焼き アボカドソース』が作られました。
・アボカドは黒みがかった緑なら加熱用
・荒くつぶしたアボカドに、甘酢らっきょう、マヨネーズ、ヨーグルト、レモン汁
・さけをそぎ切りにし片栗粉をまぶす
・しめじ・まいたけを蒸し焼き
・しょうゆ・みりん・酢・砂糖の合わせ調味料を加える
最後にアボカドソースをかけ、ベビーリーフとレモンを添えて完成。
試食で華丸さんが「クリーミー感が出ますね」とコメントしていました。
【あさイチ】『アボカドソースで鮭の甘酢照り焼き』の作り方・レシピ 相性の理由と冬に合うコツを深掘り|2025年12月8日
まとめ
今回のあさイチは、老後の不安、つながりの力、そして人生のしまい方を多角的に取り上げました。終身サポート事業の広がりや、公的サービスの進化、利用者の実例など、今の日本が直面しているテーマを深く映し出す内容でした。
自分自身がどんな最期を迎えたいのか、日々の生活の中で考えるきっかけになる放送だったと感じます。
【午後LIVE ニュースーン】「身寄りのない高齢者」の支援 “家族代わり”は誰が担う?身寄り力とは何か・高齢者等終身サポートの実態・死後事務サービス比較の課題まとめ|2025年11月25日
身元保証が必要となる典型的なケースを紹介します

身元保証は、日々の生活では意識しにくいものですが、いざという場面では欠かせない役割を持っています。ここでは、入院や施設の入所、急な判断が必要になる場面など、代表的なケースを整理して紹介します。どれも本人だけでは対応が難しく、事前に誰が支えるのかを決めておく重要性がよく分かる内容です。
入院や手術のときに求められる場面
急に体調が悪くなり入院したり、手術が必要になったとき、多くの病院では身元保証人が必要になります。本人が動けなかったり、家族がいない場合、入院の手続きや治療の同意、費用の支払いの保証を誰が担うのかが問題になります。保証人がいないことで入院が遅れたり、病院側が慎重になることもあります。退院後の手続きも本人だけでは難しいため、支えてくれる存在が必要になります。
高齢者施設・老人ホームに入るときの負担
介護施設や老人ホームでは、入居の条件として身元保証人や身元引受人を求めるところが多いです。入居後に判断が難しくなる場面もあり、医療や介護の契約、緊急連絡、費用の支払いなどを代わりに行う人が必要です。もし入居者が亡くなった場合は、身柄の引き取りや遺品整理、契約の清算を誰が行うかも決めておかなければなりません。こうした役割を担う人が見つからず、施設への入所が進まないケースもあります。
緊急時や意思決定ができないときの対応
認知症や急病などで、本人が判断できなくなる場面もあります。このようなとき、病院や施設ではすぐ連絡できる人だけでなく、治療や生活に関する同意を代わりに行える人を求めます。どの医療行為を受けるか、どの支援を続けるかなど、大切な決定が急に迫られることがあります。保証人や身元引受人がいないと、必要な対応が遅れる可能性があります。
住まいや賃貸住宅を借りるときの条件
終の住処を求めて賃貸住宅やシニア向け住宅を借りるときも、身元保証人を求められることがあります。特に一人暮らしの高齢者は、保証人がいないことで入居が難しくなることがあります。家族が遠方に住んでいたり事情があって頼めない人にとって、住まいの選択肢が限られてしまうことは大きな不安につながります。
なぜ身元保証が必要とされるのか
身元保証の役割は幅広く、医療費や施設費用の支払いを保証し、緊急時には対応する人として動き、退院や退所の手続き、亡くなった後の後処理まで支える存在です。身元引受人がいない場合、病院や施設が受け入れをためらうことがあります。なにより、本人が困らずに過ごすための支えとして欠かせない仕組みです。
依頼できる仕組みも広がっている
身元保証を頼める家族がいない人のために、民間の身元保証サービスや終身サポート事業が増えています。法的な後見人制度を利用する人もおり、連絡先や手続きを担ってくれる団体に依頼することもできます。ひとりで生活する人が増える今、こうした選択肢は安心して暮らすための大切な支えになっています。
上記のような場面では、日常では意識しなくても、身元保証があることで生活の大切な部分が守られます。事前に備えておくことが、自分らしい暮らしを続ける力につながります。
気になるNHKをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。


コメント