記事内には、広告が含まれています。

【NHKスペシャル】“太陽”を生み出せるか 史上最大の核融合プロジェクトに密着|ITERが挑む核融合とエネルギー問題、日本が中枢を担う理由とは|2026年1月11日★

NHKスペシャル
メール購読のご案内

いつも「気になるNHK」をご覧いただきありがとうございます。
このブログでは、NHKの番組紹介や見どころ、新着情報などをいち早くお届けしています。

スポンサーリンク

太陽を地上につくる挑戦が、いまどこまで来ているのか

このページでは『NHKスペシャル “太陽”を生み出せるか 史上最大の核融合プロジェクトに密着(2026年1月11日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
南フランスで進む史上最大の『核融合』計画は、夢物語ではなく、世界の『エネルギー問題』と『環境問題』に正面から向き合う現実の挑戦です。この記事を読むことで、『ITER』とは何か、なぜ日本が中枢を担うのか、そして核融合が私たちの未来にどんな意味を持つのかが一本の線でつながります。

南仏に現れた巨大施設『ITER』とは何か

南フランス、アルプス山脈にほど近い場所に建設されている ITER は、人類史上最大規模の 核融合実験炉 です。巨大な建物と厳重な警備体制は、この計画が単なる研究施設ではなく、世界の未来を左右する国家レベルの挑戦であることを物語っています。
ITER の最大の目的は、すぐに電気を生み出す発電所を完成させることではありません。発電所と同じスケールで 核融合反応 を安定して起こし続けられるか、その現実性を確かめることにあります。
ここで目指されているのが、外部から加えるエネルギーよりも、核融合反応によって生まれるエネルギーの方がはるかに大きくなる状態です。これが実証できなければ、次の段階である実証炉や商用炉へは進めません。
また ITER は、冷戦時代に軍事技術として研究されてきた核融合を、平和利用 に転換した象徴的な国際プロジェクトでもあります。資源枯渇や気候変動という、国境を越えた課題に対し、世界が協力して答えを探す場所。それが ITER です。

「太陽を地上で」核融合の仕組み

核融合 は、太陽が何十億年も輝き続けている仕組みそのものです。軽い原子核どうしが合体することで、わずかな質量が莫大なエネルギーに変わります。
地上でこれを再現するためには、燃料を プラズマ という特別な状態にしなければなりません。プラズマは気体よりもさらに高温で、普通の容器に触れると一瞬で壁を溶かしてしまいます。そのため ITER では、強力な磁場を使ってプラズマを浮かせる トカマク 方式が採用されています。
燃料は水素の仲間である 重水素トリチウム。特にトリチウムは自然界にほとんど存在せず、扱いも難しいため、管理と回収が計画の重要な柱になります。
温度は太陽の中心に匹敵するほどで、ここまで高温にしなければ原子核は結びつきません。磁場、温度制御、燃料管理という複数の条件がそろって初めて、核融合は成立します。ITER は、そのすべてを同時に満たせるかを試す場所です。

史上最大プロジェクトを支える国際分担と日本の役割

ITER は、一国の力だけでは成し遂げられない計画です。ヨーロッパ、日本、アメリカ、中国、韓国、インド、ロシアが参加し、それぞれが重要な装置や部品を分担しています。
日本が担っているのは、装置の骨格となる 巨大磁場コイル や、プラズマを高温に保つための加熱装置など、計画の中でも特に重要な部分です。これらは完成度がわずかに狂うだけで、全体の性能に大きな影響を与えます。
番組で触れられる「日本人が中枢」という言葉は、研究者としての役割だけでなく、品質管理や工程管理まで含めた責任を意味します。数百トンもある部品を、ミリ単位の精度で組み上げる現場では、技術力と判断力の両方が求められます。
世界各国が分担して作った部品を、現地で一つの装置として完成させる。この調整役を担うことこそ、日本の存在感が最も発揮されている部分です。

最大の難所はどこにあるのか

核融合 には夢のイメージがつきまといますが、現場では現実的な課題が山積しています。最大の壁の一つが です。プラズマが生み出す熱は想像を超え、特定の場所に集中します。これに耐えられる材料を開発し、交換や保守が可能な構造にする必要があります。
次に大きいのが 材料の劣化 です。核融合で生まれる中性子は装置の内部をたたき続け、金属の性質を少しずつ変えていきます。長期間の運転を想定すると、この影響をどう抑えるかが重要になります。
さらに トリチウム の管理も避けて通れません。燃料として欠かせない一方、厳密な管理体制が求められ、回収や再利用の仕組みが計画全体に組み込まれています。
そして見落とされがちですが、最大の難所は「巨大な装置を予定どおりに組み上げること」です。ITER は技術実験であると同時に、人類史上最大級のプロジェクト運営そのものが試されています。

核融合はエネルギーと環境に何をもたらすのか

核融合 が注目される最大の理由は、燃料が比較的豊富で、発電時に 二酸化炭素 を出さない点にあります。世界的に深刻化する エネルギー問題環境問題 を同時に考える中で、大きな可能性を秘めています。
ただし ITER は、すぐに社会を変える魔法の装置ではありません。これは未来への通過点であり、成功して初めて次の段階が見えてきます。
南仏の巨大施設で進むこの計画は、「できるかどうか分からないこと」に世界が本気で挑んでいる姿そのものです。資源が限られ、環境への負荷を減らさなければならない時代に、人類がどんな選択をするのか。その答えの一端が、ITER に託されています。

まとめ

『ITER』は、太陽の力を地上で再現しようとする史上最大の『核融合』プロジェクトです。日本が中枢を担い、世界が分担して進めるこの計画は、『エネルギー問題』と『環境問題』の未来を左右する挑戦でもあります。
この挑戦がどこまで進んでいるのか、その最前線を追うのが今回のNHKスペシャルです。

※この記事は放送前の情報をもとに構成しています。放送後、内容を反映して書き直します。

【歴史探偵】太陽の塔はなぜ“勝手に作られた”?岡本太郎が仕掛けた芸術の真実|2024年5月3日再放送

 


気になるNHKをもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました