正月不調の正体と「からだ大回復」
正月明けになると、体が重い、だるい、数値が気になると感じる人は少なくありません。
このページでは『あしたが変わるトリセツショー(2026年1月8日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
番組が伝えていたのは、体重だけでは見えない『正月不調』の正体と、今日からできる回復のヒントでした。短い期間の生活習慣が体にどんな影響を与えるのか、そしてどう立て直せばいいのか。その道筋がはっきり見えてきます。
正月の暴飲暴食で増える『正月脂肪』の正体
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年末年始は、飲み会やごちそうが重なりやすい時期です。忘年会、新年会、親戚の集まりなどが続き、気づかないうちに食べる量が増え、食事のスピードも早くなりがちになります。
さらに、お酒が入ることで満腹感を感じにくくなり、「もう少しだけ」と食べ進めてしまう場面も少なくありません。
番組の検証で注目されたのは、たった数日間の食べ過ぎ・飲み過ぎでも、体に大きな変化が起きる可能性があるという点でした。
体重がほとんど増えていない、あるいは1〜2キロ程度しか変わっていない場合でも、体の中を詳しく調べてみると、特定の場所の脂肪が大きく増えているケースが確認されたのです。
このとき体の中で増えていたのが、『正月脂肪』と呼ばれる脂肪です。
この脂肪のやっかいな点は、見た目や体重だけでは気づきにくいことにあります。
本人は「そこまで太っていない」「少し食べ過ぎただけ」と感じていても、体の内側では静かに変化が進んでいる可能性があると紹介されていました。
つまり、正月脂肪は自覚しにくく、気づいたときには体の中にたまっていることがある脂肪です。
年末年始の短い期間でも、生活リズムや食べ方が変わることで、体は想像以上に影響を受けているという点が、番組を通して強く伝えられていました。
正月脂肪が危ない理由は『異所性脂肪』
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脂肪と聞くと、多くの人が皮下脂肪や内臓脂肪を思い浮かべます。
お腹まわりにつく脂肪や、体のラインに影響する脂肪として知られているため、意識しやすい存在です。
しかし番組では、それらとは別に、もう一つ注意すべき脂肪として『異所性脂肪』が紹介されました。
異所性脂肪とは、本来なら脂肪がたまるはずのない場所につく脂肪のことを指します。
具体的には、心臓・肝臓・すい臓・筋肉など、体を支える重要な臓器や組織に広がる可能性があるとされていました。
皮膚の下やお腹の内側ではなく、体の深いところで静かに増えていく点が大きな特徴です。
臓器に脂肪がつくと、その働きがスムーズに行われなくなります。
番組では、こうした状態が続くことで、心筋梗塞や糖尿病、肝臓がんなどの病気につながる可能性もあるとして、強い注意が呼びかけられていました。
異所性脂肪は、見た目では分かりにくく、体重の変化にも表れにくいため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。
だからこそ、「太っていないから大丈夫」と思い込まず、体の内側で起きている変化にも目を向けることが大切だと、番組を通して伝えられていました。
なぜ体じゅうにつくのか 脂肪があふれる仕組み
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番組では、脂肪が体にたまる仕組みについても、分かりやすく解説されていました。
ポイントは、脂肪が入ってくるスピードと、体が受け止める準備ができているかどうかです。
普段の食事でとった脂肪は、まず脂肪細胞に送られます。
時間をかけて少しずつ脂肪が増える場合、脂肪細胞は分裂して数を増やし、余裕をもって脂肪をため込むことができます。
この状態が、一般的にイメージされる「太る」状態です。
ところが、お正月のように、短い期間で一気に食べたり飲んだりする生活が続くと状況が変わります。
脂肪が急激に体に入ってくるため、脂肪細胞の分裂が間に合わなくなるのです。
受け止めきれなかった脂肪は、行き場を失い、体内であふれる状態になります。
その結果、脂肪は本来たまるはずのない場所へ回り、心臓や肝臓、すい臓、筋肉などの臓器についてしまいます。
これが番組で紹介されていた正月脂肪、つまり異所性脂肪ができる流れです。
ここで重要なのは、食べた量だけが問題なのではないという点です。
同じ量であっても、短時間に集中してとるかどうかで、体への影響は大きく変わります。
番組では、「量」よりも「急激さ」が、正月脂肪を生みやすくする大きな要因として強調されていました。
つまり、体は急な変化に弱く、年末年始の生活リズムの乱れが、体の内側に想像以上の負担をかけていることが分かります。
脂肪を落とす近道は『会話できる速さ』の歩き方
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正月脂肪をどう減らすかについて、番組では複数の運動を同じ条件で比べる検証が行われていました。
対象になったのは、筋トレ・スクワット・ボクシング・ジョギング・歩行といった、強度の異なる運動です。
その結果、筋トレやスクワット、ボクシングは、動いている間の消費カロリー自体は高いものの、脂肪の燃焼効率という点では、必ずしも一番ではないことが分かりました。
一方で、最も安定して脂肪を燃やしていたのが、意外にも歩行でした。
さらに番組で詳しく調べられたのが、歩くスピードの違いです。
速く歩けば歩くほど効果が高いと思われがちですが、実際にはそうではありませんでした。
息が上がるほど速く歩くよりも、『会話ができる程度』の無理のない速さのほうが、脂肪が効率よく使われていたのです。
このスピードは、体に大きな負担をかけず、脂肪をエネルギーとして使いやすい状態を保てる速さだと説明されていました。
「きつくないのに効く」という点が、正月脂肪対策として大きなポイントになります。
実践の目安として示されていたのが、今の生活にプラス10分です。
特別な時間を作らなくても、通勤や買い物、帰宅時などに少し歩く時間を増やすだけで構いません。
まとめて10分歩けなくても、数分ずつ分けて歩いてもOKとされていました。
番組では実例として、飲み会の帰りに20分ほど歩く習慣を1週間続けた人が紹介されていました。
すると、体重に大きな変化がなくても、異所性脂肪が減少していたことが確認されました。
この結果から、正月脂肪を減らすために大切なのは、無理な運動を頑張ることではなく、続けられる形で体を動かすことだと伝えられていました。
歩くことを少し意識するだけで、体の内側は確実に変わっていく、というメッセージが印象的でした。
正月明けに本当に気をつけたい『脱水』
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番組後半で特に強く伝えられていたのが、正月明けの脱水リスクです。
年末年始は食事やお酒に意識が向きやすく、水分補給がおろそかになりやすい時期でもあります。
脱水状態になると、体の中ではまず血管が収縮し、血液が濃くなりやすい状態になると説明されていました。
血液がドロドロに近づくことで、体のすみずみまで血が流れにくくなります。
その影響として、尿酸値の上昇が起こりやすくなり、痛風や尿路結石のリスクが高まる可能性があると紹介されていました。
さらに、血液が濃くなることで血管が詰まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞、さらには突然死につながるおそれもあるとされています。
とくに注意が必要なのが冬の脱水です。
寒い時期は汗をかきにくく、「水分が足りていない」という感覚を持ちにくくなります。
番組で行われた実験では、暑い部屋と寒い部屋で同じ時間を過ごしても、体から出ていく水分量は大きく変わらない一方で、寒い部屋では水分摂取量が大きく減ることが示されていました。
その背景にあると考えられているのが、口やのどにある温度センサーの働きです。
冷たい空気を吸うと、このセンサーが「冷たい=水が入ってきた」と誤って判断しやすくなり、のどの渇きを感じにくくなると説明されていました。
つまり冬は、体が水分を必要としていても、自分では気づきにくい状態になりやすいのです。
番組では、こうした理由から、正月明けは特に意識して水分をとることが重要だと強調されていました。
脱水を見逃さないチェックと水分のとり方
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番組では、医療現場でも使われている脱水チェックとして、誰でも自分で確認できる方法が紹介されていました。
特別な道具は必要なく、日常の動きの中で気づけるサインを見逃さないことが大切だとされています。
まず分かりやすい変化として挙げられていたのが、手足が冷たくなることです。
血液の流れが悪くなると、体の末端まで血が届きにくくなります。
次に、皮膚を軽く引っ張ったあと、元に戻るまで時間がかかるかどうか。
戻りが遅い場合は、体の水分が不足している可能性があるとされていました。
さらに、爪を押して白くなったあと、元の色に戻るまでの時間もチェックポイントです。
色の戻りが遅い場合、血流が滞っているサインの一つと考えられています。
口の中の状態も重要です。
つばが少なくなる、舌の表面が乾くといった変化がある場合、脱水が進んでいる可能性があります。
これらのサインが複数重なっているときは要注意だと番組では伝えられていました。
水分補給についても、やり方が大切だと説明されていました。
ポイントは、一度に大量に飲まないことです。
『ちょびちょび』と少しずつ飲むことで、体に水分が行き渡りやすくなります。
急にたくさん水を飲むと、血液が一時的に薄まり、尿として外に出やすくなるため、効率が下がってしまいます。
そこで番組では、点滴のようにゆっくり補給するイメージが分かりやすい例として紹介されていました。
1日の水分摂取量の目安として示されていたのは、女性で約1.2リットル、男性で約1.5リットルです。
すでに飲み慣れている人であれば、コーヒーや緑茶も水分摂取に含まれるとされています。
ただし、持病がある場合や、水分制限が必要な人は、主治医に相談することが前提です。
番組では、無理をせず、自分の体の状態に合わせて水分をとることが大切だと強調されていました。
まとめ
『あしたが変わるトリセツショー』が伝えていたのは、正月明けの不調は気合や根性の問題ではなく、体の仕組みを知って整えることで回復に近づけるということでした。
正月脂肪や異所性脂肪をためにくい生活、無理のない歩き方、そして冬こそ意識したい脱水対策。小さな積み重ねが、からだ大回復への近道になります。
【あさイチ】正月太りを防ぐ!たまった疲れ&腰痛を解消!神ボディケア|もち麦腸活×踏み台昇降×発酵性食物繊維×内臓脂肪20% 2025年12月22日
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