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【小さな旅】天空の里 照らされて 〜長野県 飯田市下栗〜|店がない集落で続く暮らしと800年の祭り 2026年1月11日★

小さな旅
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天空の里に、冬の光が差し込む

山の斜面に、ぽつりぽつりと家が張りつくように並んでいます。見下ろせば谷は深く、見上げれば空が近い。長野県飯田市の山あいにある下栗の里は、標高およそ1000メートル、急な傾斜の上に暮らしが積み重なってきた場所です。
畑へ向かう道も、家と家のあいだも、平らなところはほとんどありません。それでも、冬の低い太陽が斜面を照らすと、畑や屋根が静かに光り出します。
店は一軒もなく、暮らしは決して楽ではありません。それでも「ここで暮らしたい」と移り住む家族がいて、800年続く祭りに、7歳の子どもが加わります。
この里で続いてきた日々と、今も動き続ける時間。その一つひとつを、旅人は足を止めて見つめていきます。

下栗の里とは 標高約1000メートルの急斜面に広がる暮らし

長野県飯田市の山あい、遠山郷にある下栗の里は、標高およそ1000メートルの急斜面に、民家と畑が点在する集落です。尾根や谷底ではなく、山の斜面そのものに家が張りつくように並び、視線を下に向ければ深い谷、上に向ければ空が大きく広がります。
集落の中を通る道は細く、つづら折りが続きます。家と家の間にも、平らな土地はほとんどありません。人びとは斜面に沿って道をつくり、畑を切り開き、暮らしの場所を少しずつ積み重ねてきました。
番組では、こうした地形の厳しさを強調するのではなく、この場所に暮らしが根づいてきた事実として淡々と映します。観光用に切り取られた風景ではなく、今も人が生活を続けている集落としての下栗の里が描かれます。

畑仕事は大変でも日当たりが支える農の営み

下栗の畑は、ほとんどが急な斜面にあります。農家の話によると、畑仕事は足場が不安定で、体への負担も大きく、楽な作業ではありません。
それでも、この土地は日当たりが非常によいため、コメ以外の作物は幅広く育つといいます。山の斜面に当たる太陽の光は、朝から夕方まで畑を照らし続け、野菜や芋、豆などの生育を支えてきました。
番組では、作物の名前を並べるよりも、畑に立ち、手を動かす姿を通して、土地と向き合う日常を映します。平地とは違う条件の中で、育てられるものを見極め、育て続けてきた営みが、言葉と映像から静かに伝わります。

店が一軒もない集落で続く日常

下栗の里には、スーパーや飲食店などの店は一軒もありません。買い物や用事のためには、山を下り、車で別の地域まで出る必要があります。
番組では、この事実を不便さとして強調するのではなく、暮らしの前提条件として示します。食事は家で作り、必要なものはあらかじめ考えてそろえ、天候や季節に合わせて行動を決める。
こうした積み重ねによって、店がなくても日常は続いています。番組は、特別な工夫としてではなく、当たり前の生活の流れとして、この里の一日一日を追っていきます。

「ここで暮らしたい」と移り住む家族

下栗の里には、代々この地で暮らしてきた人びとだけでなく、「ここで暮らしたい」と移住してくる家族もいます。番組では、そうした家族の存在が、集落の日常の中に自然に組み込まれていきます。
山の暮らしには、移動の距離や生活の不便さがあります。それでも、この場所を選び、家族で生活を続ける人びとがいます。
番組は、移住を大きな転機として強調するのではなく、下栗という集落の中で営まれている暮らしの一部として描きます。人との関わりや、日々の生活の様子が、淡々と積み重ねられていきます。

800年続く12月の祭りと、次の世代へ

12月、下栗の里では、800年続くと伝えられる祭りが行われます。夜を通して神々を迎え、湯を立て、舞を奉納するこの行事は、遠山郷に古くから受け継がれてきました。
番組では、祭りの準備や進行とともに、7歳の息子を祭りに参加させる父親の姿が描かれます。父親は、下栗の暮らしを未来に残したいという思いから、息子を祭りの場に立たせます。
祭りは年に一度の特別な行事であると同時に、暮らしの延長線上にあります。番組は、言葉で説明するのではなく、参加する姿そのものを通して、下栗の暮らしが次の世代へつながっていく様子を映し出します。

まとめ

小さな旅「天空の里 照らされて」では、長野県飯田市の山あいにある下栗の里を舞台に、今も続く暮らしの姿が描かれる予定です。
標高約1000メートルの急斜面に家と畑が広がり、店が一軒もない集落で人びとが日々の生活を組み立てています。畑仕事は大変でも、日当たりの良さを生かし、コメ以外の作物を育てる農の営みが続いています。

番組では、代々暮らしてきた人びとだけでなく、「ここで暮らしたい」と移り住む家族の存在にも触れられる予定です。便利さとは別の基準で選ばれた暮らしが、集落の日常の中に重なっていきます。

12月には、800年続くと伝えられる祭りが行われ、父親が7歳の息子を参加させる姿も紹介されます。祭りは特別な行事であると同時に、下栗の暮らしを次の世代へつなぐ大切な時間です。

放送では、観光地としてではなく、今も人が暮らし続けている場所としての下栗の里が、映像と人びとの営みを通して描かれていくことになりそうです。

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下栗の里が「にほんの里100選」に選ばれた理由

しげゆき
しげゆき

長野県飯田市の山あいにある下栗の里は、2009年に「にほんの里100選」に選ばれました。これは観光地としての派手さではなく、人の暮らしそのものが長く続いてきた里として評価された結果です。急な斜面という厳しい条件の中で、自然と向き合いながら積み重ねられてきた日々が、選定の背景にあります。

急斜面に広がる独特の集落景観

下栗の里が評価された大きな理由の一つが、標高約1000メートルの急斜面に家と畑が広がる景観です。山の尾根でも谷底でもなく、山の斜面そのものに暮らしが続いています。つづら折りの細い道、段々に切り開かれた畑、斜面に寄り添うように建つ民家。こうした姿は全国的にも珍しく、自然の地形を変えすぎずに暮らしを続けてきた証として評価されました。

自然と暮らしが切れずにつながっていること

下栗の里では、自然と人の生活がはっきり分かれていません。日当たりの良さを生かした畑づくりや、土地に合った作物を育てる農の営みが、今も続いています。急斜面という条件の中で、できることを見極め、無理をせずに暮らしを組み立ててきました。こうした自然に合わせた生活の積み重ねが、里としての価値を支えています。

住民が守り続けてきた暮らしのかたち

もう一つの大きなポイントは、下栗の里が今も人が住み続けている場所であることです。景色だけが残された場所ではなく、畑に立ち、家を守り、行事を受け継ぐ人びとの存在があります。地域の人たちが協力しながら、里の姿を保ち、外から訪れる人にも伝えてきたことが、「にほんの里100選」という評価につながりました。
下栗の里が選ばれた背景には、特別なことをしてきたのではなく、続けてきた暮らしそのものが価値になったという事実があります。


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