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【Dearにっぽん】ふたりがいない輪島へ〜神奈川・川崎〜 能登半島地震からの再出発と楠健二の現在|2026年1月11日

Dearにっぽん
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ふたりがいない輪島へ、それでも続いていく時間

能登半島地震で、輪島の居酒屋とともに、妻と娘を失った楠健二さん。倒壊した建物の前で、ふたりを目の前で失った出来事は、今も体から離れません。
輪島を離れ、神奈川・川崎で新しい店を開き、毎日を仕事で埋めるように過ごす日々。「今は輪島に近づきたくない」と語りながらも、心のどこかで、戻る場所が消えていないことを楠さん自身が感じています。
がれきに変わった店の跡地、瓦礫の中から拾い上げた思い出の品、再会する知人、そして墓前での近況報告。離れても、失っても、終わらないものがある。
この物語は、悲しみの先にある“決意”ではなく、今も揺れ続ける胸の内を、静かに追っていきます。

震災で崩れた輪島の店と、目の前で失ったふたり

能登半島地震により、石川県輪島市にあった楠健二さんの自宅兼居酒屋は、隣接するビルの倒壊に巻き込まれる形で崩れました。建物は一瞬で押しつぶされ、そこで暮らしていた妻と19歳の娘は、目の前で命を落としました。番組では、この出来事が過去の回想としてではなく、今も続く現実として描かれます。
輪島市内では多くの建物が被害を受け、生活の基盤そのものが大きく揺らぎました。その中で楠さんは、家族と店という二つの存在を同時に失った状況に立たされます。地震後の時間は、出来事を整理するための猶予を与えないまま進み、失った事実だけが確かに残されました。

川崎で「わじまんま」を再び開けるまでの道のり

震災後、楠さんは輪島を離れ、神奈川県川崎市で新たな生活を始めます。番組では、川崎の地で新しい居酒屋をオープンさせた経緯が紹介されました。輪島で続けてきた店の経験を土台にしながら、再び厨房に立つ選択をします。
楠さんは、日々の大半を仕事に費やす生活を送っていました。店を開け、仕込みをし、営業を続けることで、生活のリズムを保ち続けます。川崎での暮らしは、過去を断ち切るためのものではなく、生きていくために続ける日常として描かれていました。

「今は輪島に近づきたくない」それでも現地へ向かった日

番組の中で楠さんは、「今は輪島に近づきたくない」と語ります。目を閉じると、地震が起きたあの日の光景が思い出されてしまうからです。その言葉は、心情として語られたものであり、誇張はありません。
それでも楠さんは、被災した輪島の店舗跡を訪れます。そこには、かつての暮らしを示す建物はなく、倒壊した跡が残るだけでした。現地に立ち、亡くなった妻と娘の存在を思い出す時間が、静かに映し出されます。避けたい場所でありながら、向かわずにはいられない現実が、行動として示されていました。

がれきの中から持ち帰った思い出の品、知人との再会

輪島を訪れた楠さんは、瓦礫の中から思い出の品を探し出し、持ち帰ります。それらは高価な物ではなく、家族と過ごした日常につながる品でした。番組では、その一つ一つが、失われた時間と結びついていることが示されます。
また、現地では知人との再会もありました。言葉数は多くありませんが、同じ町で暮らしてきた人たちと顔を合わせる場面が描かれます。楠さんは、能登を離れたことへの負い目を口にし、輪島に残る人たちへの思いを隠さずに語っていました。

「輪島に戻る宿命」家族と交わした“約束”と墓参り

番組の終盤で楠さんは、「輪島に戻る宿命がある」と語ります。その背景には、家族と交わした約束がありました。いつ、どのように戻るのかは決まっていませんが、輪島との関係が終わっていないことが、言葉として示されます。
さらに、墓参りをして近況を報告する場面も放送されました。川崎での生活や、今の仕事のことを伝える時間です。輪島を離れて暮らしていても、家族とのつながりは途切れていないことが、番組を通して事実として描かれ、物語は静かに締めくくられました。

まとめ

番組「Dearにっぽん」は、能登半島地震で妻と娘を失い、店も失った楠健二さんの現在を追いました。輪島を離れ、川崎で居酒屋を続けながらも、心は今も輪島とつながっています。近づきたくない場所である輪島を訪れ、瓦礫の中から思い出を拾い、墓前で近況を報告する姿が映されました。「戻る宿命」という言葉は、前進の宣言ではなく、家族との約束を抱えたまま生きていく現実を示しています。失われたものと共に続く時間を、静かに見つめる25分でした。

【Dearにっぽん】馬と紡ぐ 僕らの夢〜北海道・厚真町〜


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