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NHK【みみより!解説】金・銀・銅が最高値 なぜ?今後は? 銀500g・金6gのメダル構造まで揺らす金属価格の異常上昇はどこまで続く?|2026年1月20日

みみより!解説
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金属価格が映す世界の不安と熱狂

世界の市場で、がそろって最高値を更新する異例の状況が続いています。安全を求める資金が動き、同時に産業の成長が金属需要を押し上げる中、相場はこれまでにない熱を帯びています。五輪メダルの素材価格にまで影響が及ぶいま、金属価格は単なる数字ではなく、世界の不安と期待を映す鏡になっています。
このページでは『みみより!解説(2026年1月20日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。

金・銀・銅がそろって最高値という“異常な相場”

金属市場はいま、これまでにないほど特別な状況になっています。金(Gold)銀(Silver)銅(Copper)の3つが同時に最高値を更新し続けているからです。
この現象は、世界の投資マネーが「通貨や株式より実物のほうが安全」と判断し始めていることを示しています。

地政学リスクや経済不安が強まると、資金は“物として価値が残る金属”へ向かいます。最近は、この動きが世界規模で加速し、投資資金の受け皿として金属が圧倒的に選ばれる流れができています。
さらに、金属は産業でも大量に使われるため、「投資」と「実需」の両方が価格を押し上げる形になっています。

金が買われ続ける本当の理由

金の値上がりは、単なる人気ではありません。最大の背景は、世界で“不安”が増えていることです。
金は、政治や経済が揺れるほど買われる安全資産で、リスクが高まるほど強くなります。

番組が紹介した
・ベネズエラ情勢
・イラン情勢
・グリーンランドをめぐる対立
などは、まさに市場が敏感に反応する材料です。

また、通貨不安が広がると「通貨を売って金を買う」という動きが顕著になります。専門家が“通貨売りのメタル買い”と呼ぶこの流れが、現在の金相場を支える大きな柱です。

さらに、アメリカ株と金が同時に急上昇するという、過去50年でほとんど見られなかった珍しい現象も起きています。“安全”と“成長”の両方に資金が流れており、金への資金流入は過熱気味です。

BISが警告する「金の爆発的な動き」

番組でも取り上げられたBIS(国際決済銀行)は、世界の金融安定を監視する重要な機関です。そのBISが先月、「金が爆発的な値動きをしている」と警鐘を鳴らしました。

特に強調されたのは、
“金とアメリカ株が同時に急上昇することは過去50年でほぼ例がない”
という事実です。

本来、株が上がるときは金は落ち着き、金が上がるときは株が弱るのが普通です。しかし今回はどちらも急伸しています。
これは市場全体のバランスが崩れ、投資家が“とにかく価値があるもの”へ一斉に資金を動かしている証拠で、BISはこの点を特に危険視しています。

こうした異常シグナルが重なると、金相場は非常に荒くなりやすく、急上昇や急落が起きやすい状態になります。

銀は軍需と産業需要が同時に伸びる“二刀流の金属”

銀の上昇率は金以上で、去年一年で145%の上昇という異例の伸びを見せています。銀がこれほど強い理由は、銀が“投資対象でありながら産業素材でもある”という二つの性質を持つからです。

銀需要の58%が産業用で、電気・電子部品、太陽光パネル、車載部品など、成長分野で欠かせない金属です。

さらに番組が触れたように、軍需の拡大も銀需要を押し上げています。精密兵器や高度な通信機器で銀は重要な役割を持ち、世界的に軍事関連の需要が増えると、銀は安定して買われやすくなります。

金が上がる局面では「代わりの実物資産」として銀に資金が流れやすく、その勢いが価格上昇をさらに強めています。

銅が強いのは“未来産業の中心にある金属”だから

銅は、景気だけで動く金属ではありません。
いまの銅価格を押し上げているのは、スマートフォンEV車データセンターといった未来産業が直結しているためです。

銅は電気を通す力がとても強く、電化・デジタル化が進むほど必ず必要になります。
特にデータセンターは、AIやクラウドの普及で世界中で急増しており、大規模サーバー群・電力ケーブル・冷却装置など、あらゆる機材が銅を大量に消費します。

成長産業そのものが銅を求めるため、銅は“未来を担う金属”として評価が高まり、長期的な期待が価格を押し上げています。

五輪メダルの素材費が2倍以上に跳ね上がる理由

番組で紹介されたとおり、2026年のミラノ・コルティナ五輪のメダル制作費は、パリ大会と比べて2倍以上になるとされています。
その理由は非常にシンプルで、金属価格の高騰がダイレクトに響いているからです。

金メダルの構造は
・銀 約500g
・金 6g
という作りで、実質は“銀のメダルに金を薄くかけたもの”です。
つまり、価格にもっとも影響するのは銀価格の急騰です。

銀の上昇率は金を大きく上回っており、去年だけで145%増。これだけでもメダルの素材費は大きく跳ね上がります。
さらに銅も大きく値上がりしているため、銅メダルや周辺部材のコストも上昇し、三つの金属すべてが値上がりする“悪条件”がそろっています。

五輪という世界的イベントでは、こうした金属価格の変化がそのまま制作費に反映され、時代の相場状況を象徴する事例となっています。

NHK【クローズアップ現代】令和のゴールドラッシュ 空前の金価格高騰で日本・世界は|金価格高騰×鹿児島金鉱山×山ヶ野地区×鉱業法改正|2025年12月16日


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