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NHK【あさイチ】いまオシ!LIVE『雪原のタンチョウ』北海道・釧路市 釧路湿原タンチョウの冬と生息地分散計画、鶴見台観察ポイント、群れの行動とは|2026年1月20日

あさイチ
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雪原に響くタンチョウの息づかい

このページでは『あさイチ(2026年1月20日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。

冬の北海道・釧路市に広がる雪原。その静けさを切り裂くように舞い上がるタンチョウの姿は、一瞬で心をつかむほど力強い存在です。かつて絶滅寸前まで追い込まれた鳥が、いま再び雪原に立ち、凛とした息づかいを響かせています。

この美しい光景の裏側には、長い保護の歴史と、人と自然が距離の“適量”を探り続けてきた物語があります。ここから、その世界を深くたどっていきます。

雪原に立つタンチョウが映し出す、釧路の冬の真実

真冬の北海道・釧路市。
一面の雪に覆われた大地に、静かに立つタンチョウの姿は、それだけで物語になります。白と黒の羽、頭頂の赤、張りつめた空気の中で放たれる低く澄んだ鳴き声。雪原のタンチョウは、ただ美しいだけの存在ではありません。
この鳥は、世界におよそ3,000羽ほどしかいない希少種で、その半数以上が北海道東部、とくに釧路湿原とその周辺で暮らしています。冬になると湿原は氷に閉ざされ、エサが手に入りにくくなります。そこでタンチョウは、人の営みがある里近くへと姿を現し、雪原の上で私たちと同じ時間を過ごすようになります。
テレビで映し出される一羽一羽の姿は、偶然そこに立っているのではありません。長い歴史と、幾度もの危機を乗り越えてきた結果として、いまこの雪原に立っているのです。

絶滅寸前から奇跡的に回復したタンチョウの歩み

タンチョウはかつて、日本から姿を消したと考えられていました。明治から大正にかけての乱獲、湿原の開拓、農地拡大。そのすべてが重なり、野生の個体は消えたと記録されていたのです。
しかし1924年、釧路湿原の奥地で、わずか十数羽の生存が確認されます。ここから、奇跡の物語が始まりました。地元の人々が冬にトウモロコシを与えたことをきっかけに、タンチョウは人の近くで冬を越すようになり、国や自治体も本格的な保護に乗り出します。
その結果、1950年代に数十羽まで落ち込んでいた個体数は、現在では1,600〜1,800羽規模まで回復しました。これは日本の野生動物保護史の中でも、極めて珍しい成功例です。
ただし、回復は「ゴール」ではありません。個体数が増えたことで、生息地の不足、農地被害、交通事故といった新たな課題も生まれました。雪原のタンチョウの背景には、成功と同時に生まれた次の課題が、静かに横たわっているのです。

釧路・阿寒・鶴居村に広がる観察の舞台

雪原のタンチョウを語るうえで欠かせないのが、釧路市とその周辺に点在する観察拠点です。
釧路市阿寒町にある阿寒国際ツルセンター【グルス】は、日本で唯一、タンチョウを専門に扱う施設です。館内では生態や保護の歴史を学べ、屋外では自然に近い環境で暮らす個体を一年中観察できます。冬季には人工給餌が行われ、数百羽規模のタンチョウが集まることもあります。
さらに車で少し足を延ばすと、鶴居村があります。ここには「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」と「鶴見台」という、世界的にも知られた給餌・観察地があります。
雪原の上で一斉に舞い上がる姿、つがいで向き合い跳ねる求愛ダンス、羽音だけが響く朝の時間。これらは、写真や映像では伝えきれない圧倒的な体験です。あさイチの中継は、こうした場所から、冬の釧路が持つ“本物の時間”を切り取っていたはずです。

給餌の功績と、いま求められる新しいバランス

タンチョウの回復を支えた最大の要因は、間違いなく冬季の給餌です。エサが不足する時期に人が補うことで、多くの命がつながれてきました。
しかし近年、この給餌が新たな課題を生んでいます。一部の地域に個体が集中しすぎることで、感染症のリスクが高まり、大雪や災害が起きた場合の影響も大きくなります。
そのため現在は、「与え続ける」から「依存させない」へと方針が変わりつつあります。給餌期間の短縮、量の調整、生息地の分散。これらはすべて、タンチョウが本来の野生性を取り戻すための試みです。
ここに、番組全体のテーマとも重なる「適量」という考え方があります。守るために与える。しかし、守るために与えすぎない。この微妙なバランスこそが、いまの雪原のタンチョウを支えています。

観る側にも問われる「距離の適量」

最後に忘れてはいけないのが、私たち観察者の姿勢です。
タンチョウは人に慣れているように見えて、野生動物です。近づきすぎれば、無駄なエネルギーを使わせ、命を削ることになります。勝手な給餌は、生態を壊し、事故や病気の原因にもなります。
本当に価値のある観察とは、静かに、遠くから見守ることです。双眼鏡や望遠レンズを使い、足跡を広げず、声を潜める。その「距離の適量」を守れるかどうかが、次の世代にも雪原のタンチョウを残せるかどうかを左右します。
あさイチの映像が心を打つのは、単に美しいからではありません。そこに、人と自然が探り続けてきた距離感の答えが、静かに映し出されているからです。

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