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Eテレ【人と暮らしと、台所(8)】高山なおみ(料理家・文筆家)の一人暮らし台所とゆで大豆スープ、朝のルーティーンと20年物の調理道具|2026年2月22日

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海の見える台所で始まる、高山なおみの静かな暮らし

このページでは『人と暮らしと、台所(2026年2月22日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。

神戸の海を見下ろす部屋で、料理家の高山なおみが重ねる一人暮らしの時間。
朝のルーティーン、20年以上使い続ける道具たち、そして友人を招く お店屋さんごっこ
台所の小さな工夫から見えてくる、穏やかで豊かな日常を静かにたどります。

高山なおみとは?料理家・文筆家としての歩みと今

番組に登場するのは、料理家であり文筆家の 高山なおみ です。
東京都内の人気レストランでシェフを務めたのち、家庭料理を中心としたレシピ本やエッセーで知られる存在になりました。料理だけでなく、言葉の世界でも多くのファンを持つ人です。

いま彼女が暮らしているのは、東京から離れた 神戸
山と海が近く、坂道の多いこの街は、窓から港と海を見下ろせる住まいも多く、「海の見える街」としても知られています。関西のなかでも、洋館や異国文化が残るおしゃれなエリアとして人気の場所です。

番組では、この神戸の部屋を舞台に、彼女の一人暮らしの姿と、台所から立ち上がる暮らしのリズムが丁寧に描かれていきます。

海の見える神戸の部屋で始まる、静かな朝のルーティーン

番組は、海を見下ろす部屋で迎える朝のシーンから始まります。
窓からは港町らしい光が差し込み、静かな時間が流れています。

高山さんの朝ごはんは、とてもシンプルです。
バターとはちみつを塗ったパン、ヨーグルトにのせた果物、そして温かい飲み物。日によって大きく変えるのではなく、ほとんど同じパターンで続けているのが特徴です。

毎日同じような朝食にすることで、「食べ物の変化」ではなく、「外の景色や、自分の心の揺れ」に気づきやすくなる――。
そんなふうに、朝の食卓を通して自分の変化を静かに見つめている様子が伝わってきます。

日本では、朝ごはんをあえてワンパターンにする人は決して少なくありません。たとえば「毎朝パンとコーヒー」「毎朝ごはんと味噌汁」など、定番を決めてしまうことで、迷う時間をなくし、暮らし全体を整えやすくする考え方です。高山さんの朝も、そんな「決めてしまうことで自由になる」スタイルのひとつと言えます。

20〜30年使い続ける調理道具が並ぶ、コックピットのような台所

高山さんの台所には、20〜30年も使い続けている調理道具が並びます。
鍋やフライパン、ボウルやざるなど、どれも新品ではありませんが、使い込まれたツヤや傷が、美しい道具としての存在感を放っています。

番組のカメラは、その道具たちをひとつずつ丁寧に映し出します。
無駄なものは少なく、よく使う器具だけが手の届く範囲に収まっている様子は、まるで「コックピット」のようです。彼女が料理をするとき、どの道具に手が伸びるかが、迷いなく決まっているのが伝わってきます。

道具を長く使い続けることは、単に節約になるだけではありません。
鉄のフライパンやステンレス鍋などは、使い込むほど油がなじみ、焦げつきにくくなるなど、性能そのものも育っていきます。日本の家庭料理文化でも、「いい鍋は一生もの」と言われるように、長く付き合うことで生まれる安心感があります。

高山さんにとっても、これらの道具は「考えずに手が伸びる相棒」。
そんな信頼関係があるからこそ、ひとり暮らしでも肩の力を抜いて台所に立てるのだと感じられます。

ゆで大豆のスープと常備菜に見る、高山流一人暮らしごはん

この回の大きなキーワードのひとつが、 ゆで大豆 です。
番組では、たっぷりとゆでた大豆をベースに、スープなどの料理を作る様子が映し出されます。

大豆は、日本の食文化にとって欠かせない食材です。
味噌、醤油、豆腐、納豆など、私たちが日常的に口にする多くの食品が大豆から生まれています。乾燥大豆をまとめてゆでておけば、サラダ、煮込み、グラタンなど、さまざまな料理に展開できる「万能な常備菜」に変わります。

番組の中で高山さんは、このゆで大豆をスープに仕立てていきます。
野菜やソーセージなど、身近な材料と組み合わせることで、手間をかけすぎずに、体にしみこむような一皿を作り出していました。

常備菜というと、「作りおきして数日食べる」というイメージが強いですが、高山さんのやり方は少し違います。
もとになる素材(ゆで大豆など)をまとめて用意しておき、その日食べたい形に変えていくスタイルです。これなら、飽きることなく、無理なく食材を使い切ることができます。

一人暮らしだと、どうしても食材を余らせがちです。
ですが、ゆで大豆 のように「変身しやすいベース」を持っておくと、日々のごはん作りがぐっと楽になります。番組は、その実例を静かに見せてくれます。

友人を招く「お店屋さんごっこ」というおもてなしの形

番組の印象的な場面のひとつが、友人を招いて開くという お店屋さんごっこ です。

高山さんは、ひとり暮らしでありながら、ときどき友人を招いて、自分の台所を「小さなお店」のようにして楽しんでいます。
テーブルに料理を並べ、人にふるまうことで、いつもの台所が少しだけ特別な「場」に変わります。

この「お店屋さんごっこ」は、本格的なレストランを開くわけではありません。
大がかりな準備や派手な演出ではなく、普段の延長線上にあるおもてなしです。自分の作り慣れた料理を、ちょっとだけ多めに用意して、相手の顔を思い浮かべながら盛りつける。そんな、等身大のお迎えの形です。

日本では、家で人を招いて食事をふるまう文化が、少しずつ減っていると言われることもあります。外食が便利になり、テイクアウトやデリバリーも増えました。
それでも、自分の台所で作った料理を一緒に囲む時間には、「相手と自分の距離が近づく力」があります。

高山さんの お店屋さんごっこ は、「完璧なおもてなし」でなくていい、という優しいお手本のように感じられます。
ひとり暮らしでも、人との関わりをあきらめない。そのあり方が、画面からじんわりと伝わってきます。

執筆と台所仕事がつながる、ひとり暮らしの日々

高山さんは、料理家でありながら、多数のエッセーや絵本も手がける文筆家です。
番組では、机に向かって原稿を書く姿と、台所に立つ姿が、自然に行き来するように描かれています。

神戸の部屋では、執筆と台所仕事が、はっきりと分かれているわけではありません。
原稿を書いてひと息ついたらお茶をわかし、考えごとをしながら野菜を切り、また机に戻る。そんなリズムで一日が流れていきます。

料理と文章。
一見違う仕事のようでいて、どちらも「素材を選び、手をかけ、誰かに届く形にまとめる」という点でよく似ています。日本の食文化や暮らしの本の世界でも、台所と文章が近い距離にある作家は少なくありません。

番組の短い時間のなかで、高山さんの言葉や表情から伝わってくるのは、
「ひとりだからこそ、自分のペースで仕事と暮らしを編んでいける」という安心感です。

番組が伝える「ひとりを楽しむ台所と暮らし」のヒント

10分という短い枠のなかで、この回は ひとり暮らし の台所が持つ可能性を、穏やかに、でもしっかりと見せてくれます。

・朝ごはんをワンパターンにすることで、自分の変化に気づきやすくすること
・20〜30年使い続ける道具を相棒に、台所を「落ち着ける場所」に育てていくこと
ゆで大豆 のようなベース食材を用意して、無理なくおいしく食べきる工夫をすること
・ときどき友人を招き、 お店屋さんごっこ のようなかたちで人との時間を楽しむこと

どれも特別なテクニックではなく、少しの工夫と時間のかけ方で、誰でもまねできそうなヒントばかりです。

ステイホームの時間が長くなり、「家で過ごす日々」が当たり前になったいま、台所はただ料理をするだけの場所ではなく、「自分の暮らし方がいちばんよく表れる場所」だと感じる人も増えています。

高山さんの台所をのぞくことで、自分のキッチンにも少し手をかけてみたくなる――。
『人と暮らしと、台所』のこの回は、そんな静かな後押しをしてくれる番組でした。

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