上田淳子の肉料理レシピ
2026年3月10日放送の「きょうの料理」では、料理研究家の上田淳子さんが家庭でも作りやすい肉料理を紹介しました。今回のテーマは、トマトソースで煮込む肉だんご料理と、柑橘の香りを生かしたスペアリブ料理です。
番組で紹介されたのは「肉だんご煮込み半熟卵トマトソース」と「豚スペアリブのオレンジ焼き」。どちらも手順はシンプルですが、香りやコクを引き出す工夫が詰まったレシピです。
肉料理というと手間がかかる印象がありますが、上田さんの料理は家庭で再現しやすいのが特徴です。素材のうまみを大切にしながら、トマトや柑橘の酸味を上手に使い、食べやすく仕上げていきます。この記事では番組で紹介された料理の材料や作り方、料理のポイントをわかりやすくまとめます。
肉だんご煮込み半熟卵トマトソース
最初に紹介されたのは、トマトソースで肉だんごを煮込む温かい家庭料理です。仕上げに卵を落とし入れて半熟にし、その黄身をソースのようにからめて食べるのが特徴です。トマトの酸味と肉のうまみが合わさり、まろやかな味わいになります。
トマトソースは野菜をじっくり炒めて作ります。玉ねぎやセロリ、にんにく、ベーコンを炒めることで、トマトだけでは出せない深いコクが生まれます。ヨーロッパ料理でもこのような野菜の炒めベースはよく使われ、イタリア料理では「ソフリット」と呼ばれる基本の調理法として知られています。
材料(4人分)
・合いびき肉 400g
・たまねぎ 1コ(200g)
・卵 4コ
・サラダ油 適量
・塩 適量
・こしょう 適量
A
・卵 1コ
・パン粉 カップ1/3
・牛乳 大さじ3
・塩 小さじ2/3
・こしょう 少々
トマトソース
・たまねぎ 1/2コ(100g)
・セロリ 50g
・にんにく 1かけ
・ベーコン 1枚(15g)
・トマトの水煮(カット) 2缶(800g)
・ローリエ 1枚
・タイム 1枝(あれば)
作り方
・たまねぎ、セロリ、にんにく、ベーコンをみじん切りにする
・鍋にサラダ油大さじ1/2を入れて中火で熱し、野菜とベーコンを弱めの中火で3〜4分炒める
・トマトの水煮、水カップ3/4、ローリエ、タイムを加えて煮立たせる
・弱火にして10分煮て、塩小さじ2/3とこしょうで味を整える
肉だんご作り
・たまねぎをみじん切りにする
・フライパンにサラダ油小さじ1を入れ、中火でたまねぎを5〜6分炒めて冷ます
・ボウルにA(卵、パン粉、牛乳、塩、こしょう)を入れて混ぜる
・パン粉がしっとりしたらひき肉を加えて混ぜる
・粘りが出るまでよく練り、炒めたたまねぎを混ぜる
・12等分して空気を抜きながら丸める
仕上げ
・フライパンにサラダ油小さじ1を入れて中火で熱し、肉だんごを並べる
・転がしながら約5分焼き、全体に焼き色をつける
・トマトソースの鍋に加え、弱火で10〜15分煮る
・卵を割り入れてふたをし、白身が固まり始めたら火を止める
豚スペアリブのオレンジ焼き
もう1品は、柑橘の香りを生かした肉料理「豚スペアリブのオレンジ焼き」です。スペアリブをオレンジとはちみつでマリネし、オーブンで焼き上げるレシピです。
柑橘を肉料理に使うのはヨーロッパでもよく見られる調理法です。酸味が肉の脂をさっぱりさせ、果物の香りが料理に奥行きを与えます。焼き上がったオレンジをつぶしてソースにすることで、甘みと酸味が合わさった香り豊かな仕上がりになります。
材料(4人分)
・豚スペアリブ 8本(1kg)
・オレンジ 2コ(600g)
・にんじん 1本(150g)
・はちみつ 大さじ1〜1.5
・塩 大さじ1/2
・こしょう 少々
・オリーブ油 大さじ2
作り方
・オレンジ1コを洗い皮をむき横半分に切る
・1/2コは果汁を搾り、残りは冷蔵庫に入れておく
・スペアリブに塩こしょうをまぶす
・オレンジ果汁大さじ3とはちみつを混ぜて肉にからめる
・オレンジの皮をのせてラップをし、冷蔵庫で一晩漬ける
焼き準備
・オーブンを220℃に温める
・オレンジ1コを厚めに皮をむき輪切りにする
・半分に切る
・冷蔵庫のオレンジも同様に切る
・にんじんをよく洗い、縦半分にして斜め切りにする
焼き工程
・天板にオーブン用紙を敷く
・スペアリブを並べ、残ったマリネ液をかける
・オレンジとにんじんを並べる
・オリーブ油を全体に回しかける
・220℃のオーブンで25〜30分焼く
柑橘と肉料理の相性
今回紹介された2つの料理には、共通して「酸味」が使われています。トマトや柑橘の酸味は、肉料理を食べやすくする大切な要素です。
トマトに含まれるクエン酸やグルタミン酸は、肉のうまみと合わさることで味が深くなります。また柑橘の果汁には脂を軽く感じさせる働きがあり、スペアリブのような脂の多い肉でもさっぱり食べることができます。
家庭料理では、
・トマト
・柑橘
・酢
などの酸味をうまく使うと、料理の味がぐっと引き立ちます。今回のレシピは、その基本がわかる実践的な肉料理といえます。
まとめ
今回の「きょうの料理」では、料理研究家 上田淳子 さんが家庭でも作りやすい肉料理を紹介しました。トマトのうまみで肉だんごを煮込む料理と、柑橘の香りを生かしたスペアリブ料理は、どちらも素材の味を引き出す工夫が詰まっています。
トマトやオレンジの酸味は肉料理を軽やかにし、コクのある料理でも食べやすくしてくれます。野菜や果物を組み合わせることで、家庭でも本格的な味に近づくのが特徴です。
少し手間をかけて作る肉料理は、食卓を特別な時間にしてくれます。番組で紹介されたレシピを参考に、ぜひ家庭でも試してみたくなるメニューです。
NHK【きょうの料理 上田淳子の技あり!うちごはん】みそバターチキンと生ハムポークソテーのレシピ 上田淳子が教えるトキメキ肉おかずの作り方まとめ|2026年3月9日
料理研究家 上田淳子さんの歩み
番組で講師を務めた料理研究家 上田淳子さん についても少し紹介します。上田淳子さんは、家庭料理の作りやすさと本格的な味を両立させたレシピで知られる料理研究家です。フランス料理の技術を学んだ経験を生かしながら、家庭でも無理なく再現できる料理を数多く提案してきました。雑誌やテレビ、料理本などで幅広く活躍し、日々の食卓を支えるレシピを発信し続けています。ここでは、料理家としての歩みや特徴、代表的な著書について分かりやすくまとめて紹介します。
フランス料理を学んだ経歴
上田淳子さん は兵庫県神戸市の出身です。甲南女子短期大学を卒業後、辻学園調理技術専門学校で西洋料理や製菓、製パンを学びました。料理の基礎をしっかりと身につけた後、ヨーロッパへ渡り、本場のレストランやパン店で修業を重ねます。スイスのホテルレストランやフランスのレストランなどで約3年間働き、プロの現場で料理の技術と考え方を学びました。帰国後はシェフパティシエとして働いた経験もあり、その後料理研究家として活動を始めます。こうした海外での経験が、家庭料理の中に本格的な技術を取り入れる現在のスタイルにつながっています。
家庭料理に生きるプロの技
料理研究家として独立してからの 上田淳子さん は、料理雑誌や書籍、テレビなどさまざまな媒体でレシピを紹介してきました。家庭で作りやすい料理を大切にしている点が、多くの人に支持されています。特に特徴的なのは、フランス料理の基本技術を家庭料理に生かしていることです。例えば、玉ねぎやセロリを炒めて料理の土台となる味を作る方法や、少ない材料でも香りやコクを引き出す工夫などです。難しい工程を増やすのではなく、ちょっとした調理のコツで料理の味をぐっと良くするレシピが多く、忙しい家庭でも作りやすい料理として人気があります。
代表的な著書『55歳からの新しい食卓』
料理研究家 上田淳子さん の著書の中でも知られているのが『55歳からの新しい食卓』です。この本では、年齢とともに変化する食事量や体調に合わせた食生活を提案しています。食べる量が少なくなっても満足感が得られる料理や、体に負担をかけにくい献立などが紹介されています。家庭料理を長く楽しむための考え方が詰まった一冊として、多くの読者に読まれています。日々の暮らしの中で無理なく続けられる食事を提案する姿勢は、料理研究家 上田淳子さん の活動を語るうえで欠かせない特徴の1つです。
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