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上原わかな・白石陽菜・彩夏はなぜ太らない?体温・血糖値・褐色脂肪の違い【ザ!世界仰天ニュース】

健康

大食いでも太らない体には何が起きている?

大量に食べても細い体型を保っている人を見ると、「食べたものはどこへ行くの?」と不思議になります。『ザ!世界仰天ニュース「仰天ニュース…大食い激細女子…体の秘密!体温に関係?食べる順番で解決?」(2026年7月14日放送)』では、彩夏さん・上原わかなさん・白石陽菜さんの体を検査。体温、血糖値、褐色脂肪など、3人で異なる特徴が確認されました。ただし、どれか1つだけで太らない体を説明できるわけではありません。

この記事でわかること

  • 3人が大食いでも太りにくいと考えられた理由
  • 彩夏さんの食後に体温が上がった意味
  • 上原わかなさんの血糖値が96だった背景
  • 白石陽菜さんと褐色脂肪の関係

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大食い女子が太りにくい理由は3人とも同じではなかった

先に結論をいうと、3人が太りにくい理由を、1つの特殊体質だけで説明することはできません。

検査では、それぞれ次のような特徴が確認されました。

人物 番組で確認された主な特徴
彩夏さん 食後に体温が上昇し、胃が大きく広がった
上原わかなさん 大食い後も測定時の血糖値が96で、胃に食べ物が多く残っていた
白石陽菜さん 冷水に手をつけると首や鎖骨周辺の温度が上昇した
3人に関係する点 食事量、食べる頻度、胃の広がり方、エネルギー消費などに個人差がある

体型は、食べた量だけで決まるものではありません。

普段の食事量、活動量、筋肉量、基礎代謝、消化吸収の速さ、体質など、いくつもの条件が重なって変化します。

たしかに、1日に数kgも食べながら細い体型を保っている姿を見ると、何か1つの特別な秘密があるように思えます。しかし実際には、食後に体がどう反応するかを複数の角度から見ることが大切です。

彩夏さんはなぜ食べると体温が上がった?

彩夏さんは、身長163cm、体重約40~41kg、ウエスト58cmという細身の体型でありながら、大量の料理を食べられる女性として登場しました。

点心55個に酸辣麺、牛肉の激辛煮込み、ライスを合わせた約4kgを完食。その約3時間後にもイタリア料理を約2kg食べ、1日で合計約6kgに達しました。

さらに、たこ焼き48個、約2kgを食べる検証では、食事前に36度だった体温が次のように変化しています。

  • 食べ始めて5分後:36.6度
  • 14分後:36.8度
  • 20分後:37.3度
  • 完食時:37.1度

食べる前と比べると、最大で1.3度、完食時には1.1度上昇していました。

食事をすると、体は食べ物を消化し、吸収し、栄養を処理するためにエネルギーを使います。その過程で熱が生じる現象が、食事誘発性熱産生です。

食後に体が温かくなったり、汗をかいたりすることがあるのも、この働きと関係しています。

彩夏さんは、食後の熱産生が起こりやすく、摂取したエネルギーの一部を熱として消費しやすい可能性が示されました。

ただし、一般的な1日のエネルギー消費のうち、食事誘発性熱産生が占める割合は約10%とされています。

そのため、体温が上がったことだけで、数kg食べても太らない理由をすべて説明できるわけではありません。

個人的には、体温の数字だけを見るより、食べる量に対して体がどのように反応したかを見ることが大事だと感じます。

胃が大きくなると、たくさん食べても苦しくない?

彩夏さんのお腹を調べると、食後の胃が大きく広がっていました。

胃は風船のように、食べ物が入るとある程度広がる臓器です。ただし、どの程度まで広がるか、満腹を感じるまでの時間、食べ物が胃から腸へ移動する速度には個人差があります。

大食いできる人の場合、一般の人よりも胃が広がりやすく、満腹感を感じるまでに多く食べられる可能性があります。

とはいえ、胃が大きく広がることと、太らないことは別の問題です。

胃は食べ物を一時的にためる場所であり、そこでカロリーが消えるわけではありません。食べ物はやがて小腸へ移動し、糖質、脂質、たんぱく質などが吸収されます。

胃が広がりやすい体質は「たくさん食べられる理由」にはなっても、それだけで「脂肪がつかない理由」にはならないのです。

初めて知ると少し驚きますが、たくさん入る胃と、エネルギーを消費しやすい体は分けて考える必要があります。

彩夏さんは食べたものを吸収する前に排出していた?

番組では、彩夏さんについて、腸で十分に吸収される前に排出されている可能性も示されました。

ただし、今回示された内容だけでは、実際にどれだけの栄養が吸収され、どれだけが排出されたのかまでは判断できません。

食べ物は、胃で細かくされ、小腸で栄養の多くが吸収されます。その後、大腸で水分などが吸収され、便として排出されます。

排便が早いからといって、食べたカロリーがほとんど吸収されていないとは限りません。

また、日常的に下痢が続く、食べても体重が減る、強い腹痛があるといった場合は、単なる太りにくい体質ではなく、消化器の病気などが関係していることもあります。

出演者の特徴を見て、「食後すぐに排出すれば太らない」と考えるのは危険です。

上原わかなさんの血糖値が96だったのはなぜ?

上原わかなさんは、大食いタレントとしてだけでなく、プロレスラーとしても活動しています。

高校時代にはチアリーディングに取り組み、運動後の強い空腹をきっかけに、自分がたくさん食べられることに気づいたと紹介されました。

大食い企画では数々のデカ盛り料理を完食。検証では、ハンバーガー10個、約3kgを食べたほか、別の日には中華料理を約5.2kg食べています。

その後に測定した血糖値は96mg/dLでした。

これほど大量に食べた後としては低く見えるため、たしかにこれは気になります。

番組では、大量の食べ物がまだ胃に残っており、糖質が小腸へ移動して本格的に吸収される前だった可能性が説明されました。

血糖値は、食べ物が口に入った瞬間に一気に上がるわけではありません。

食べ物が胃から小腸へ移動し、糖として吸収されることで上昇します。胃から食べ物が出ていく速度が遅ければ、測定時点では血糖値がまだ上がっていないことも考えられます。

そのため、血糖値96という1回の測定だけで、

「大量に食べても血糖値が上がらない」

「食べたものが脂肪にならない」

と判断することはできません。

測定した時間や、料理に含まれる糖質、胃に残っていた量まで確認する必要があります。

血糖値が上がりにくいと本当に太りにくい?

食事から吸収されたブドウ糖が血液中に増えると、血糖値が上昇します。

すると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンは、血液中のブドウ糖を筋肉や脂肪などの細胞に取り込ませ、エネルギーとして使えるようにする大切なホルモンです。

余ったエネルギーは、肝臓や筋肉に蓄えられるほか、長期的には脂肪として蓄積されます。

ただし、「インスリンが出るから太る」という単純な話ではありません。

インスリンは血糖値を正常な範囲に保つために不可欠です。体がインスリンに反応しにくくなると、血糖値が高い状態が続き、健康上の問題につながることがあります。

また、測定時の血糖値が低めでも、その後に上昇する可能性があります。

上原わかなさんの場合も、血糖値が上がらない特殊体質と確定したわけではなく、測定した時点では食べ物が胃に多く残っていたと理解する方が適切です。

個人的には、数字が印象的だからこそ、測定したタイミングまで一緒に確認することがいちばん大事だと感じます。

上原わかなさんが太りにくい背景には運動量もある?

上原わかなさんは、プロレスの練習や試合に取り組んでいます。

プロレスでは、筋力トレーニング、受け身、技の練習、持久力を高める運動など、さまざまな動作が必要です。一般的な生活と比べて活動量が多くなりやすく、筋肉量も体重管理に関係します。

人が1日に使うエネルギーは、大きく分けると次の3つです。

  • 生命を維持するために使われる基礎代謝
  • 食事の消化や吸収で使われるエネルギー
  • 運動や日常生活で使われるエネルギー

このうち、日によって変わりやすいのが身体活動による消費です。

大食いした日の食事量だけを見ると驚きますが、普段どのくらい動いているか、ほかの日に何を食べているかまで見なければ、長期的な体重の変化は判断できません。

白石陽菜さんの褐色脂肪はどのように調べた?

白石陽菜さんは、体重42kgという細身の体型で、大量に食べても太りにくい女性として登場しました。

検証では、手を10分間冷水につけ、その前後で首や鎖骨付近をサーモグラフィーによって観察しています。

冷水につけた後、白石さんの首や鎖骨付近は赤く変化し、温度が上昇していました。

この変化から、番組では褐色脂肪の働きが高い可能性が示されました。

褐色脂肪は、一般的な白い脂肪とは性質が異なります。

白色脂肪は余ったエネルギーを蓄える役割が中心ですが、褐色脂肪はエネルギーを使って熱を作ります。寒さを感じたときに体温を保つ働きに関係しており、成人では首や鎖骨周辺などに存在します。

寒冷刺激によって褐色脂肪が活性化すると、エネルギー消費が増えることが研究でも確認されています。

サーモグラフィーだけで褐色脂肪が多いと断定できる?

今回行われたのは、冷水による刺激の前後で皮膚表面の温度変化を見る簡易的な検査です。

首や鎖骨周辺の温度が上がったことは、褐色脂肪が働いた可能性を考える材料になります。

ただし、サーモグラフィーに映る温度は、血流や筋肉の動き、周囲の室温などにも影響されます。

そのため、温度が高くなっただけで、

「褐色脂肪が人より多い」

「褐色脂肪だけで太らない」

と断定することはできません。

褐色脂肪の量や活動を詳しく調べる研究では、画像検査などが使われることもあります。

実際に確認するなら、簡易検査で見られた変化と、詳しい検査で分かることの違いは押さえておきたいところです。

白石陽菜さんが毎日大食いしていないことも重要

白石陽菜さんは、毎日大量に食べているわけではなく、大食いをするのは週に1回ほどと紹介されました。

これは、太りにくさを考えるうえで見逃せない情報です。

体重は、1回の食事だけではなく、数日から数週間にわたる摂取エネルギーと消費エネルギーの積み重ねで変化します。

大食いした翌日や、そのほかの日の食事量が少なければ、1週間全体の摂取量は見た目ほど多くない可能性があります。

また、たくさん食べた直後に体重が数kg増えても、そのすべてが体脂肪になったわけではありません。

食べ物や飲み物そのものの重さが体内に入るため、食後すぐの体重は当然増えます。排泄や水分の変化によって、その後に減る部分もあります。

大食い直後の体重増加と、長期的な脂肪の増加は分けて考える必要があります。

3人の体質をまねすれば太らなくなる?

今回確認された特徴は、出演した3人の体に見られた反応です。

同じ方法を試せば、誰でも大食いして太らなくなるわけではありません。

特に、次のような考え方には注意が必要です。

  • 冷水で体を冷やせば食べても太らない
  • 食後に体温が上がればカロリーが帳消しになる
  • 血糖値を上げなければ好きなだけ食べられる
  • 食べ物を胃に長く残せば脂肪にならない
  • 食べる順番だけで大食いしても太らなくなる

褐色脂肪によるエネルギー消費や食事による熱産生は実際にありますが、大量に食べたエネルギーをすべて消費できるとは限りません。

また、無理な大食いは、胃の強い膨張、吐き気、腹痛、誤嚥などにつながるおそれがあります。

動画やテレビで見る大食いは、出演者の経験や体質、周囲の管理などがあって行われているものです。家庭で量を競うような食べ方は避けた方が安全です。

食べても太らないように見える人と比べすぎないことも大切

同じ量を食べても、体重の変化には個人差があります。

しかし、見た目が細いから健康とは限りません。体重だけでは、血糖値、血圧、血中脂質、内臓脂肪、栄養状態などは分からないためです。

反対に、他人より少し体重が増えやすいからといって、代謝が極端に悪いと決まったわけでもありません。

誰かの特殊な食べ方を基準にするよりも、次の点を見る方が日常では役立ちます。

  • 体重が急激に増減していないか
  • 食後に強い眠気や体調不良がないか
  • 食事を抜いた反動で大量に食べていないか
  • 普段の活動量が極端に少なくないか
  • 腹痛や下痢などが続いていないか

たくさん食べても細い人を見ると、うらやましく感じることもあります。

ただ、今回の3人を比べると、太りにくさは「血糖値」「体温」「褐色脂肪」のどれか1つで決まるのではなく、食べ方、頻度、胃腸の動き、日常の活動量を含めた全体の違いとして考える必要があることが分かります。

参考リンク


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