トイレの“尿ハネ問題”を本気で解決!
毎日使うトイレ。なのに、気づけば「なんか臭う…」「掃除してもすぐ汚れる」そんな悩み、ありませんか?
今日の『あさイチ』は、そんなモヤモヤをスッキリさせてくれる“トイレの大特集”。尿ハネ対策からお掃除テク、そして驚きの「トイレで勉強がはかどる!?」まで、意外と知らない“トイレの真実”が次々と明かされました。
所さん!事件ですよ「玄関開けたらトイレ!?シン・狭小住宅事情」|5〜7畳の部屋・風呂なし・銭湯付きアパートも登場?2025年4月12日
トイレのニオイの正体は“尿石汚れ”だった!原因と解決法
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まず取り上げられたのは、トイレの「臭い」や「汚れ」の大きな原因となる尿石汚れ。掃除アドバイザーの関根直樹さんによると、尿石は尿に含まれるカルシウムやアンモニアなどが固まってできるもので、放置すると頑固にこびりつき、雑菌の温床になるという。見た目にはわずかな黄ばみでも、その裏では細菌が繁殖し、独特のアンモニア臭を発していることが多い。特に便器のフチ裏や便座のすき間、床と便器の境目などは尿石がたまりやすく、掃除をしてもすぐ臭うという家庭では、この部分に汚れが残っているケースが多いという。
さらに、江戸川区の日用品メーカーの吉井和美さんは、「男性が立っておしっこをすると、想像以上に広範囲に飛び散っている」と指摘。肉眼では確認できないほど細かな尿の粒が、床だけでなく壁や便器の外側、さらにはトイレットペーパーのホルダーやドアの付近まで飛んでいるという。実際に特殊なライトで照らすと、トイレの中が“見えないしぶき”で覆われていることが分かる。こうした飛び散りが時間の経過とともに乾いて尿石となり、やがて臭いの元になる。
このため、立って用を足す家庭では、便座のふた裏や壁面に汚れが残りやすく、掃除の頻度を上げても臭いが取れにくい。特に男の子のいる家庭では、子どもの背の高さや姿勢によっても飛び散り方が変わり、低い位置の壁や床に汚れが集中する傾向があるという。関根直樹さんは、「毎日の掃除で取れない臭いには、まず尿石を疑ってほしい」と話し、目に見えない汚れの蓄積こそがトイレの不快臭の正体であることを強調していた。
思わず座ってオシッコしたくなる工夫
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番組で大きな話題を呼んだのが、行動経済学の専門家竹林正樹さんが紹介した「目のイラスト効果」。トイレの壁に“目”の絵を貼るだけで、人は無意識のうちに「誰かに見られているかもしれない」と感じ、行動を抑える心理が働くというものです。実際の実験では、目のポスターを貼っただけで座って用を足す男性の割合が大きく増加するというデータが得られており、その効果は科学的にも裏付けられています。
この効果の背景には、人間が社会的な生き物であるという特性があります。たとえ本物の視線でなくても、視覚的な「目」があるだけで脳は“監視されている”と錯覚し、自然とマナーを意識するようになるのです。竹林正樹さんは「尊敬する人や大切な家族の写真でも同じ効果がある」と語り、身近な工夫で家庭内の“トイレマナー改革”が進む可能性を示しました。
スタジオでもこの話題で盛り上がり、鈴木奈穂子アナは「うちも夫と何度も話し合って、ようやく座ってくれるようになった」と、実体験を笑顔で明かしました。共演者からも共感の声が上がり、はなわさんは「うちは3人の息子がいるから、これ真剣に導入したい!」と笑いを誘いました。実践しやすく、家庭円満にもつながる“心理の力”を感じさせる場面でした。
女性も油断できない!“前方飛び散り”を防ぐ座り方のコツ
番組では、これまであまり語られてこなかった“女性の尿ハネ問題”にもスポットが当てられました。泌尿器科医の高橋悟さんによると、加齢による筋力の衰えや骨盤の傾きなどが影響し、年齢を重ねると尿の方向が変わり、前方に飛びやすくなる傾向があるといいます。特に、出産経験や姿勢の癖なども影響し、知らず知らずのうちに飛び散りが増えてしまうこともあるそうです。
その対策として、高橋さんがすすめるのは「深く座り、背中を丸めずに軽く前傾姿勢をとる」という方法。水面をしっかり狙うことで、尿の勢いが分散せず、飛び散りを大幅に減らせるといいます。便座に浅く腰かけると尿が前方へ流れやすくなるため、しっかり深く座ることがポイント。姿勢を整えるだけで、トイレ後の不快感がぐっと減るそうです。
実際に安部みちこアナがこの姿勢を試したところ、「本当に違う!今までどこが濡れていたのか分かった」と驚きをもってコメント。スタジオの女性陣もうなずきながら、「これはすぐに実践できそう」と共感していました。
また、男性が座って用を足す際にも注意が必要で、高橋悟さんは「手でしっかり押さえて水面を狙うことが大事。フリーハンドはNGです」と強調。便座と便器のすき間からの飛び散りを防ぐには、狙いを定めて静かに排尿するのがコツだといいます。これに対し、博多大吉さんは「なるほど、それは盲点でしたね」と納得の表情。男女ともに、少しの工夫でトイレの清潔度が大きく変わることを実感する内容となりました。
トイレ掃除の極意!プロが教える“汚れ別”の洗剤選び
掃除のプロとして登場したのは、数々の現場を手がけてきた関根直樹さん。トイレ掃除といっても「汚れの種類によって使う洗剤を変えることが、清潔を保つ最大のコツ」と話します。
まず、軽い汚れには中性洗剤が最適。市販の食器用洗剤など、家庭にあるもので十分対応できます。日々の軽い汚れや手垢を落とすのに効果的で、便座やレバーなどにも安心して使えるといいます。
続いて、尿石や水垢には酸性洗剤。中でもおすすめはクエン酸水。刺激が少なく、肌にも優しいため、毎日の掃除にも向いています。酸の力でアルカリ性の尿石を中和し、頑固な黄ばみを溶かしてくれるそうです。
そして、黒ずみやカビには塩素系漂白剤。漂白と殺菌の両方の効果があり、長期間放置した便器のフチ裏などには最も頼れる存在。ただし、酸性洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するため、必ず単独で使用することが重要です。
さらに関根さんが実演したのが、話題のクエン酸水パック法。トイレットペーパーにクエン酸水を吹きかけ、汚れの気になる部分に貼りつけて15分ほど放置。その後、割り箸の先などで優しくこすると、長年の尿石もスルッと落ちるという手軽さがスタジオでも注目を集めました。便器と床の隙間には歯ブラシが便利で、仕上げに乾いたタオルで水分をしっかり拭き取れば完璧。菌の繁殖を防ぎ、嫌な臭いも残りません。
意外なテクニックとして紹介されたのが、壁紙掃除に「洋服ブラシ」を使う方法。中性洗剤を軽くスプレーし、優しくブラッシングすることで壁にしみついた汚れや臭いの原因を除去できます。強くこすらず、最後に乾いた布で拭き上げるのがコツです。
そしてスタジオの盛り上がりを呼んだのが、針金ハンガーとストッキングを組み合わせた“裏側ホコリ取り”アイデア。針金を少し曲げてストッキングをかぶせるだけで、普段手が届かない便器の裏や配管まわりのホコリを一気にキャッチ。シンプルなのに驚くほど効果的で、出演者からは思わず拍手が起こりました。
専門家の一言一言が、どれも家庭ですぐ実践できるリアルな知恵。トイレ掃除を「面倒」から「楽しい」に変えてくれる時間となりました。
トイレを“デコる”と脳が活性化!?驚きのひらめき空間
整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さんが紹介したのは、見た目の美しさと実用性を両立させた“トイレデコアイデア”。トイレ空間を整えることで、尿ハネの防止や掃除の手間軽減にもつながるといいます。
ポイントは、壁に水拭き可能なカバーをつけること。これにより、飛び散った汚れをサッと拭き取れるだけでなく、臭いの原因となる水分や菌の残留も防げます。さらに、色味をアースカラーでまとめることで、落ち着いた雰囲気を演出。清潔で心が安らぐ空間が生まれ、心理的にもリラックスできると話しました。
続いて注目を集めたのが、「トイレで学習効果が上がる」という意外な話題です。進研ゼミ小学講座が行ったアンケートでは、家庭で学習ポスターを貼る場所として“トイレ”がなんと第3位。リビングや子ども部屋に続き、トイレが学びの場として活用されている実態が浮き彫りになりました。
番組では、トイレを“思い出の空間”として飾っている白倉正子さんの自宅を紹介。テーマは大阪・関西万博をモチーフにした「デコトイレ」で、壁一面に写真やミニオブジェをあしらい、まるで小さなギャラリーのような仕上がり。これまでに約50作品ものトイレデコを手がけたといい、そのクリエイティブな情熱にスタジオも驚きの声を上げていました。
脳科学者の枝川義邦さんは、この“トイレでのひらめき”を科学的に解説。「古代の文人欧陽脩が『三上(馬上・枕上・厠上)で考えよ』と述べたように、人はぼーっとしているときこそ脳が自由に働く」と説明。思考がリラックス状態に入ると、日常では気づかない発想が生まれやすくなるといいます。
実際にはなわさんも「トイレにいると歌詞が一番浮かぶ」と明かし、納得の表情を見せました。さらに、換気扇の音が“ホワイトノイズ”として耳障りな雑音を打ち消し、集中力を高めるという最新の研究結果も紹介。トイレが単なる生活空間ではなく、“創造の場”として再評価されつつあることを実感させる内容でした。
スマホ長居問題を撃退!Wi-Fiを“あえて飛ばさない”裏技
番組の後半では、「子どもがトイレで1時間もスマホをいじって出てこない」という多くの家庭に共通する悩みが取り上げられました。これに答えたのは、電波環境の専門家である田中千雄さん。ポイントは、Wi-Fiルーターの設置場所を工夫するだけで、トイレ内を“自然な圏外ゾーン”に変えることができるというアイデアです。
具体的には、Wi-Fiルーターをトイレからできるだけ離し、間に厚めの壁や家具を挟む位置に設置するのがコツ。電波は距離だけでなく、壁の材質や金属フレームの構造にも影響を受けるため、これらをうまく利用するとトイレだけ電波が弱まる“限定圏外エリア”を作ることができます。設定を変える必要もなく、家庭の配置を少し工夫するだけで、長居防止につながるという実践的な方法です。
また、トイレの快適さを左右する消臭剤の置き方にも大きな違いがあることが紹介されました。香りつきタイプは風の流れがある場所に置くことで香りが広がりやすく、空気全体をリフレッシュしてくれます。一方で、無香タイプは臭いの発生源に直接働きかけるため、便器のそばや床の隙間など「臭いがこもりやすい場所」に置くのが効果的。
ほんの少しの工夫で、トイレの空気が驚くほど変わる——。田中千雄さんのアドバイスは、どの家庭でもすぐ実践できる“現実的な解決策”として、多くの視聴者の共感を呼びました。
和歌山・すさみ町の道の駅から“海のいきもの中継”
中継コーナー「いまオシ!LIVE」では、和歌山県すさみ町の道の駅すさみから生中継。
“えびとかにの水族館”では、ウツボ、カノコイセエビ、スノークラブなど、見応えある生き物が展示されています。
地元の名物さんまの押し寿司やかつおの藁焼きも紹介され、旅気分を味わえる映像でした。
【あさイチ】すさみ町『エビとカニ専門水族館』ヤドカリ釣り体験と道の駅グルメ「蒼海」海鮮丼|2025年10月6日
みんな!ゴハンだよ『れんこんとごぼうの洋風まぜご飯』
最後は秋の味覚を使った一品。れんこんとごぼうをオリーブ油で炒め、鶏もも肉と合わせた洋風まぜご飯。
仕上げに黒こしょうを効かせ、香ばしい香りが食欲をそそります。
試食したはなわさんも「シャキシャキでうまい!」と笑顔でした。
【あさイチ】本田明子さん直伝!れんこんピラフの作り方と炊飯器アレンジ術|2025年10月6日
『Runner』に合わせてお掃除も楽しく!
番組の締めくくりには、サンプラザ中野くんが『Runner』にのせてお掃除を応援する「お掃除ファイトソング」が登場。
ステンレスボトルの洗い方や、重曹・ブラシを使った実践テクニックがリズミカルに紹介され、朝から元気をもらえるエンディングでした。
出典:NHK総合『あさイチ』(2025年10月6日放送)
https://www.nhk.jp/p/asaichi/
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