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NHK【時論公論】DeepSeekショック2025とOpenAI×ORACLEのデータセンター構造が示す“AI資金循環の過剰投資”とは|2025年11月26日

時論公論
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時論公論「AIブームは本物か?それともバブルか?」

AIが社会を大きく動かし始めた2025年、勢いを増す一方で「バブルではないか」という不安も同時に広がっています。今回の放送では、世界中の投資がAIへと雪崩のように流れ込む今、その背景と危うさが語られていました。この記事では、番組で示された事実を踏まえつつ、いまAI経済で何が起きているのかを整理していきます。

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世界が注目するAI投資の加速と、日本市場の揺れ

番組冒頭で示されたように、AIの波は日本の株式市場にも大きな影響を与え、日経平均株価は先月ついに5万2000円台を突破しました。この数字だけを見ると、AI関連企業の勢いがそのまま市場全体を押し上げているように映ります。

しかし番組では、その表面の数字だけでは判断できない“不安定さ”が強調されていました。実際に最近の市場は上下幅の大きい動きを繰り返しており、投資家たちの心理は決して一枚岩ではありません。

背景にあるのは、アメリカを中心とした巨大なAI経済圏。中心にいるのはOpenAINVIDIAです。この2社を軸にした資金の流れは壮大であり、同時に危うさをはらんだ構造でもあります。

OpenAIは赤字のなかでも15兆円以上をAI開発とデータセンター整備に投じ、その建設をオラクルに依頼。オラクルはデータセンターのために必要な半導体をNVIDIAから買い付ける。こうした循環型の投資構図が、まるで“AI産業を維持するためにAI投資が続く”ように見える、と指摘する投資家も存在します。

「半導体を売るために産業が作られているのではないか」という疑念が生まれるのは、資金の流れが閉じた輪のように見えてしまうからです。

この構図は成長スピードを加速させる一方で、過剰投資という危険性を常にはらみます。番組では、この点を丁寧に掘り下げていました。

『CAPEレシオ』が示すバブル不安と歴史の影

番組の中で特に印象的だったのが、『CAPEレシオ』の急上昇についての解説です。

1990年代、アメリカではITブームが巻き起こり、テクノロジー企業の株価は急激に上昇しました。その真っ只中だった1996年、当時のFRB議長 アラン・グリーンスパン氏は「根拠なき熱狂」と警告。その後1999年にCAPEレシオは42倍を超え、やがてITバブルは弾けました。

そして2025年11月、CAPEレシオは再び40倍を突破。ITバブル期以来、約25年ぶりの異常値です。

この数字は、経済学者や市場関係者が「バブルの兆候ではないか」と慎重になるきっかけとなります。

しかし、見方は一枚岩ではありません。

ジェローム・パウエルFRB議長は、「今回は企業が確実に利益を上げているため、当時とは違う」と毅然とした態度で述べています。

一方、アンドリュー・ベイリー英中銀総裁は「すでにバブルの可能性がある」と発言し、真逆の視点を示しました。

世界の金融トップがここまで意見を分けるのは極めて珍しく、それだけAI市場の未来が複雑で、誰にも確信が持てないことを示しています。

この不確実さが、投資家たちの不安を一段と強めているのです。

NVIDIAの強気姿勢と、DeepSeekの衝撃

AI市場の中心にいる企業のひとつがNVIDIAです。番組では、CEOのジェンスン・フアン氏の発言も紹介されていました。

「AIバブルだと言われるが、我々から見える景色は異なる」

この言葉には、AIの進化がまだ序章にすぎないという強い自信が込められていました。

NVIDIAはGPU市場をほぼ独占し、多くのAI開発の根幹を支える存在です。企業側から見れば、需要は今後も増え続けると見えているのは自然と言えます。

ただ、AIの急拡大には“膨大な電力”という問題が伴います。巨大データセンターが世界に次々と作られる中で、エネルギー消費の増大が社会全体の課題になっています。

そんな状況を揺るがしたのが、中国のDeepSeekの登場です。

ことし1月、DeepSeekは「低コストで高性能の生成AIモデル」を発表し、市場に大きな驚きを与えました。

低コストモデルの登場は、これまでのAI開発の常識を覆しかねない出来事でした。高性能AIをつくるには膨大な資金と電力が不可欠——この前提が崩れたことで、投資家たちは次の展開を見極める必要に迫られています。

これが株式市場にショックを与えた理由でもあり、AIの競争構造はさらに激しさを増しています。

AI経済圏を構成する企業と、日本企業への波及

番組では、AI経済圏が世界中の企業を巻き込んでいる様子も紹介されていました。

中心となる企業
NVIDIA
OpenAI
ORACLE
DeepSeek

その周囲には、膨大なデータ処理能力や半導体製造を担う企業が広く連なります。

日本ももちろん例外ではなく、
東京エレクトロン
アドバンテスト
ソフトバンクグループ
といった企業がAI市場と深く結びつき、株価にも影響を受けています。

AIの波は産業構造そのものを塗り替えており、企業規模を問わず未来戦略の中心にAIが置かれるようになりました。

その変化は映像やデジタルサービスだけにとどまらず、ヘルスケア、物流、教育、行政など社会のあらゆる場面に広がっていることが番組からも強く伝わってきました。

まとめ

今回の時論公論は、AIブームの“光”と“影”をバランスよく描いた内容でした。

AIの進化がもたらす可能性は計り知れない一方で、その裏には膨大な投資、資金循環、指数の異変、電力問題、そして低コストモデルの台頭など、多くの不確実性が存在します。

OpenAINVIDIAORACLEDeepSeekといった世界的企業が形成するAI経済圏は、急速に拡大を続けています。2025年の今、それをどう捉え、どのように向き合うべきか——番組はその問いを静かに投げかけていました。

AIは間違いなく未来を形づくる技術であり、その発展のスピードはこれからも加速していきます。だからこそ、熱狂だけに流されず、リスクや構造の変化を理解しながら歩みを進めることが求められているのだと感じました。

これからもAI関連の動きには大きな注目が集まり続けるはずです。今回語られた視点は、未来を読み解くための重要なヒントになると強く思います。

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