「蒸しおかず決定版!」蒸し野菜
2025年12月1日にNHKで放送されたきょうの料理では、ワタナベマキさんが三つの蒸し料理を紹介しました。火の通りをふんわりまとめるせいろの力で、野菜も肉も魚もみずみずしく仕上がる回でした。蒸気の香りに包まれながら仕上がる料理は、素材そのものの甘さが前に出てくるのが特長です。この記事では、蒸し野菜、しょうゆ鶏、たらとじゃがいもの柚子こしょうバター蒸しの三品をまとめて紹介します。
NHK【きょうの料理】ミートソーススパゲッティ×いろいろ野菜の蒸し煮|ひき肉を丸めて焼くコツ・水を加えない蒸し煮・コリアンダー粒の香りが決め手|2025年11月24日
せいろブームの背景と“蒸しおかず”の強み
せいろがブームになっている理由の一つは、食材の香りや水分を逃がさず、みずみずしさを閉じ込める蒸気の力です。油を使わずに火を通すことで、野菜は驚くほど甘く、肉や魚はふっくらと仕上がります。普段の食材が格上げされる感覚があり、忙しい日のごはんでも満足度が高いのが魅力です。
ワタナベマキさん自身も、日々の食卓でせいろを活用し、冷蔵庫にある野菜をまとめて蒸したり、短時間で味が決まるおかずをつくったり、とにかく活躍の幅が広いと語っています。せいろそのものが素朴で扱いやすく、料理経験が少ない人でも使いやすい調理器具として人気が高まっています。
今回の放送では、そんな“蒸しおかず”の魅力がしっかり伝わるラインナップがそろっています。
蒸し野菜の魅力とレシピ
蒸すことで甘みがしっかり引き出され、根菜のほくほく感とブロッコリーの香りが引き立ちます。せいろの扱い方も紹介され、蒸し料理の基本がよく分かる内容でした。
【材料(2人分)】
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| れんこん | 200g |
| にんじん | 1本(150g) |
| 里芋 | 6〜8コ(250〜300g) |
| ブロッコリー | 1/3コ(150g) |
| すりごまみそ | すりごま(白)・みりん(煮きる)・みそ 各大さじ1 |
| アンチョビオリーブ | アンチョビ2枚・にんにく小さじ1/4・オリーブ油大さじ1・バルサミコ酢小さじ2 |
| 黒酢しょうがじょうゆ | しょうが1かけ・黒酢大さじ1・しょうゆ大さじ1 |
【作り方】
-
せいろを軽くぬらし、オーブン用の紙を敷く
-
れんこんは2cmの輪切り、にんじんは四〜六つ割り、里芋は皮ごと洗い、ブロッコリーは小房に分ける
-
三種のたれをそれぞれ混ぜておく
-
せいろに根菜を並べ、強火で15〜20分蒸す
-
ブロッコリーを加えてさらに2分蒸す
-
竹串が通ったら火を止めて仕上げ、たれを添える
しょうゆ鶏の魅力とレシピ
甘じょっぱさがしみ込んだ鶏もも肉と、蒸気でやわらかく仕上がるかぶの組み合わせが魅力の一品です。卵も一緒に蒸すことで、旨みがまとまり豊かな味になる料理でした。
【材料(2人分)】
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 鶏もも肉 | 1枚(350g) |
| かぶ | 2コ |
| 卵 | 2コ |
| A(しょうゆ・酒・みりん) | しょうゆ大さじ2、酒大さじ1/2、みりん大さじ1/2 |
| 塩 | 少々 |
【作り方】
-
鶏肉の余分な脂を取り、厚みをそろえて半分に切る
-
身側を格子状に切り、皮側にも切れ目を入れる
-
Aと塩をもみ込み、冷蔵庫で2時間〜一晩おく
-
かぶは皮つきのまま四つ割りにして茎を切る
-
せいろに紙を敷き、鶏肉とかぶを並べ、かぶに塩をふる
-
紙をよけて空いた部分に卵をのせる
-
強火で10分蒸し、竹串が通ったら葉を加えて5分蒸らす
たらとじゃがいもの柚子こしょうバター蒸しの魅力とレシピ
白身魚のたらに『柚子こしょう』の風味と『バター』のコクが重なり、蒸すことで香りがよりふくらむ料理です。じゃがいもとたまねぎにたらの旨みが移り、食材同士の一体感が際立ちます。
【材料(2人分)】
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 生だら | 2切れ(240g) |
| じゃがいも | 2〜3コ(300g) |
| たまねぎ | 1/2コ(100g) |
| にんにく | 1/2かけ(薄切り) |
| A(白ワイン・オリーブ油・柚子こしょう) | 白ワイン大さじ1+1/2、オリーブ油大さじ1/2、柚子こしょう小さじ1 |
| パセリ | 少々 |
| 塩 | 小さじ1/3 |
| バター | 20g |
【作り方】
-
たらの皮をこそげてぬめりを取り、塩をふって15分おく
-
水けを拭いて2等分にする
-
じゃがいもは1cm厚、たまねぎは縦1cm幅に切る
-
Aを混ぜる
-
せいろに紙を敷き、じゃがいもとたまねぎを並べて塩をふる
-
たらをのせ、にんにくとバター10gを散らす
-
Aをかけて強火で12分蒸す
-
残りのバター10gとパセリを仕上げにのせる
まとめ
三品とも蒸し料理ならではのやさしい仕上がりと香りが際立ちました。ワタナベマキさんの蒸しテクニックが存分に感じられる内容で、野菜も肉も魚も蒸すことで本来の味がぐっと表に出てくることがよく分かります。どれも家庭で再現しやすいので、蒸し料理を始めたい方にもぴったりです。
気になるNHKをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。


コメント