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Eテレ【チョイス@病気になったとき】肩の痛み 原因は五十肩だけじゃない?テニス肘・胸郭出口症候群まで徹底解説|2025年12月14日

チョイス@病気になったとき
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肩や肘の痛みは体からのサイン 原因を知ると対処が変わる

このページでは『チョイス@病気になったとき「肩や肘の痛み 原因究明・徹底治療」(2025年12月14日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
肩が痛くて腕が上がらない、肘がズキズキして物を持ちにくい、肩こりだと思っていたら手までしびれてきた。こうした症状は年齢のせい、疲れのせいと片づけられがちですが、体の中でははっきりとした変化が起きています。
この番組では、『五十肩』『テニス肘』『胸郭出口症候群』という代表的な肩・肘の痛みを取り上げ、それぞれ何が起きているのか、どう治療を選んでいくのかを整理します。

五十肩とは何か 痛みが起こる仕組みと進行の流れ

『五十肩』は正式には『肩関節周囲炎』と呼ばれ、肩関節の周りにある腱や靭帯、滑液包などが炎症を起こすことで痛みと動かしにくさが出る状態です。
最初は腕を上げる、服を着替える、背中に手を回すといった動きで痛みを感じます。この段階では「ちょっとおかしいな」と感じる程度の人も多く、無理をして動かしてしまうことがあります。
やがて炎症が強くなると、動かしていないときや夜寝ているときにも痛みが出てきます。これが続くと、痛みを避けるために肩を動かさなくなり、関節の中で癒着が進み、肩の可動域が狭くなっていきます。
加齢による組織の変化、肩の使いすぎ、反対に運動不足が重なって起こることが多く、誰にでも起こりうる身近な病気です。

五十肩の治療のチョイス 安静から運動療法まで

五十肩の治療で大切なのは、時期に合った対応を選ぶことです。
痛みが強い急性期には、『安静』が基本になります。無理に動かすと炎症が悪化し、回復が遅れることがあります。この時期は消炎鎮痛剤の内服や、肩関節への『ステロイド注射』で炎症と痛みを抑えます。
痛みが少し落ち着いてきたら、治療の中心は『運動療法』に移ります。温めながら肩を少しずつ動かし、固まった関節をゆっくりほぐしていきます。ここで動かさずにいると、痛みは減っても動かしにくさだけが残ってしまいます。
長期間続いて改善が乏しい場合には、関節鏡を使って癒着をはがす手術が検討されることもありますが、多くは保存的な治療で回復を目指します。

テニス肘の原因と症状 スポーツ以外で起こる理由

『テニス肘』は『外側上顆炎』と呼ばれる肘の病気で、肘の外側にある腱に繰り返し負担がかかることで起こります。
名前からスポーツのイメージがありますが、実際にはテニスをしない人にも多く見られます。パソコン作業、調理、掃除、工具を使う仕事など、手首や前腕を繰り返し使う動作が原因になります。
症状としては、肘の外側を押すと痛い、物をつかんで持ち上げると痛む、ペットボトルのふたを開けにくいといった形で現れます。放っておくと痛みが慢性化し、日常生活に影響が出てきます。

テニス肘の治療法 注射・保存療法・手術の考え方

テニス肘の治療は、『保存療法』が基本です。まず肘を休ませ、負担のかかる動作を減らします。アイシングや痛み止め、肘を支える装具を使うことで痛みを和らげます。
あわせてストレッチや筋肉の使い方を見直すリハビリを行い、再発しにくい状態を目指します。
痛みが強い場合には『ステロイド注射』が使われることもありますが、効果には個人差があります。保存療法を続けても改善せず、生活に大きな支障が出る場合に限り、手術が検討されます。

胸郭出口症候群とは 肩こりと見分けるポイント

『胸郭出口症候群』は、首から肩、腕へ向かう神経や血管が通る『胸郭出口』という狭い部分で圧迫されることで起こる病気です。
肩こりと似ていますが、腕や手の『しびれ』、だるさ、力が入りにくいといった症状が出るのが特徴です。人によっては腕を上げたときに症状が強くなったり、手が冷たく感じたりすることもあります。
単なる筋肉のこりでは説明できない症状が続く場合、胸郭出口症候群の可能性があります。

胸郭出口症候群の治療の選択肢 薬・運動療法・手術

胸郭出口症候群の治療は、まず体の使い方を整えることから始まります。姿勢の改善や首・肩周りのストレッチなどの『運動療法』で、神経や血管への圧迫を減らしていきます。
痛みやしびれが強い場合には薬を使うこともあります。それでも改善せず、日常生活に大きな影響が出ている場合には、原因となっている筋肉や骨の構造を調整する手術が選択されます。

痛みを我慢しないことが回復への近道

肩や肘の痛みは、原因によって対処がまったく変わります。『五十肩』『テニス肘』『胸郭出口症候群』を正しく知ることで、「安静にする」「動かす」「治療を切り替える」といった判断がしやすくなります。
番組では、八嶋智人大和田美帆の進行のもと、慶應義塾大学整形外科学准教授 岩本卓士が治療の考え方を解説します。

NHK【あしたが変わるトリセツショー】肩の不調が大改善!1回3分の黄金ワザ&法則SPまとめ|2025年7月17日放送


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