腰の痛みは“未病”の警告だった
このページでは『未病息災を願います「腰」が痛いと感じたら(2025年1月25日)』の内容を分かりやすくまとめています。
腰がズキッと痛む瞬間は、体が静かに発する“助けて”のサインです。
そのまま放っておけば、やがて日常の動きまで奪われてしまうこともあります。
番組では、誰にでも起こる【腰痛】を未病の段階で見抜き、悪化を防ぐための方法をドラマチックに解き明かします。
【未病息災】という大きなテーマのもと、姿勢・体幹・脳の働きまで総動員して、痛みの未来を変える道筋が語られます。
未病息災と腰痛の関係
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番組シリーズの核となる考え方【未病息災】とは、はっきりとした病名がつく前の「小さな不調」の段階で体の変化に気づき、暮らしや体の使い方を整えることで、大きな病気を防いでいこうという発想です。
今回のテーマである腰痛は、この未病の考え方が最も分かりやすく当てはまる不調のひとつです。
腰痛は日本人が自覚する症状の中でも特に多く、年齢や性別を問わず、誰の身にも起こります。多くは命に関わるものではないものの、放置すれば慢性化し、仕事や家事、外出や趣味など、日常の楽しみを少しずつ奪っていきます。
「まだ我慢できるから」「そのうち治るだろう」と見過ごしてしまうことこそが、未病を病気へ近づけてしまう最大の落とし穴です。
この番組シリーズでは、これまでの「姿勢」を扱った回でも、背骨のゆがみが腰痛や転倒、しびれだけでなく、息切れや胸やけ、便秘といった全身の不調につながることが示されてきました。
腰は体の「要」であり、ここが崩れると全身のバランスが連鎖的に乱れていきます。
今回の「腰が痛いと感じたら」というテーマは、違和感の段階で立ち止まり、腰痛を入り口に体全体を立て直すという、まさに未病息災の本質に迫る内容です。
番組の案内役となる“かしまし3姉弟”(キムラ緑子・田中直樹・安藤玉恵)も、実際に腰の不調を感じやすい世代です。
日常の何気ない動きや、ついやってしまう習慣を通して描かれる姿は、視聴者自身の生活と自然に重なり、未病息災を「自分ごと」として考えるきっかけを与えてくれます。
腰が「危険サイン」を出すとき
ほとんどの腰痛は数週間以内に軽快しますが、中には重大な病気が隠れているケースもあります。
その見極めの目安として知られているのが「レッドフラッグ(危険信号)」です。
転倒や事故のあとに強い痛みが続く場合、これまでに経験したことのない激痛が突然現れた場合、発熱や体重減少を伴う場合、足の強いしびれや排尿・排便の異常がある場合などは、迷わず医療機関を受診する必要があります。
また、1か月以上たってもほとんど改善しない腰痛も、見逃してはいけないサインです。
一方で、こうした危険信号がない場合、多くは筋肉や関節、靱帯の負担による非特異的腰痛です。
このタイプの腰痛では、「痛いから動かない」よりも、「安全を確認したうえで少しずつ動く」ことが回復への近道になります。
番組は、不安をあおるのではなく、「見極め」と「正しい向き合い方」を伝える点に重きを置いています。
姿勢と体幹から攻める腰痛予防
ゲストの金岡恒治教授は、スポーツ選手から一般の人まで、幅広い層の腰痛と向き合ってきた専門家です。
金岡教授が一貫して伝えているのは、腰痛の原因は「腰そのもの」だけにあるわけではない、という事実です。
重要なのは体幹と姿勢です。
腰を反りすぎた姿勢は一見きれいに見えますが、実際には腰椎に大きな負担をかけています。支えるべき体幹の深い筋肉が働かず、腰だけが頑張る状態が続けば、痛みは繰り返されます。
さらに、動作の主役を腰ではなく股関節にすることも大切です。
かがむ、持ち上げる、歩くといった動きで股関節をしっかり使えると、腰への負担は分散されます。
日常動作そのものをトレーニングに変えるという発想は、特別な運動が続かない人にとっても現実的で、番組の大きな見どころのひとつです。
脳を活かして痛みの悪循環を断つ
番組が注目するもうひとつの柱が、脳の働きを活かした腰痛対策です。
長引く慢性腰痛では、体の問題だけでなく、脳が痛みに過敏になっている状態が関係していることが分かってきました。
痛みの信号が繰り返し送られることで、脳は「危険だ」と学習し、わずかな刺激でも強い痛みとして感じるようになります。
不安や恐怖、ストレスが重なるほど、この悪循環は強まります。
そこで重要になるのが、痛みの仕組みを正しく知り、恐怖を減らしながら少しずつ動くことです。
「動くと悪化する」という思い込みをほどき、脳の過敏さを落ち着かせることで、痛みは徐々に和らいでいきます。
番組で紹介される「脳の機能を活かした改善ワザ」は、最新の腰痛対策を日常レベルまで落とし込んだ実践的な内容です。
今日から変える生活習慣とセルフケア
腰痛を未病の段階で食い止めるために欠かせないのが、毎日の生活習慣です。
長時間座り続けないこと、適度に体を動かすこと、睡眠とストレスを整えることは、どれも地味ですが確実に効いてきます。
体重管理や骨の健康も、腰を守るうえで重要な要素です。
筋肉と骨を同時に支える意識を持つことで、腰痛と骨折のリスクをまとめて下げることができます。
何より大切なのは、「痛みがあるから何もしない」ではなく、「痛みと向き合いながらできることを増やす」という姿勢です。
未病のうちに気づき、整える。その積み重ねが、未病息災というゴールを現実のものにしていきます。
まとめ
今回のテーマである腰痛は、未病の段階で気づくことで悪化を防げる身近なサインです。姿勢や体幹の使い方、そして脳の働きを理解することで、日常の小さな違和感から未来の痛みを変えていけます。紹介内容は実際の放送と異なる場合があります。
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腰痛が悪化しやすい日常のクセ

腰痛は、特別なケガや病気がなくても、毎日の何気ない動きの積み重ねで悪化していきます。痛みを感じている人ほど、「いつもの生活」が原因になっていることに気づきにくいものです。ここでは、日常の中で特に影響が大きいクセを、事実に基づいて整理して紹介します。自分の暮らしを思い浮かべながら読んでみてください。
長時間同じ姿勢を続けてしまう
長く座り続ける、立ち続けるといった動きの少ない状態は、腰痛を悪化させやすい代表的なクセです。座っている姿勢は、実は立っているときよりも腰にかかる負担が大きいとされています。血の流れが悪くなり、筋肉が固まることで、腰まわりの違和感が強くなります。仕事や家事に集中していると、気づかないうちに同じ姿勢を続けてしまい、痛みがじわじわと積み重なっていきます。
前かがみや猫背が当たり前になっている
スマートフォンを見るとき、料理や洗面で前かがみになるときなど、背中を丸めた姿勢が習慣になっている人は少なくありません。この姿勢が続くと、腰の骨や筋肉に余計な力がかかり、腰痛が慢性化しやすくなります。本人は楽な姿勢のつもりでも、腰だけが無理をして支えている状態になりやすく、痛みが抜けにくくなってしまいます。
体を動かさない生活が続いている
痛みがあると動くのが怖くなり、体を動かさない生活になりがちです。しかし、動かさない時間が長くなるほど、腰を支える筋肉は弱くなります。筋肉が減ると、同じ動作でも腰への負担が増え、腰痛を繰り返しやすくなります。日常の動きが減ること自体が、腰の回復を遅らせる大きな要因になります。
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