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NHK【星野源と松重豊のおともだち(4)沖縄 ともだち2人の音楽旅】 瀬長島カフェと琉球ガラス工房、嘉手苅林昌『唐船ドーイ』まで深掘り|2026年1月28日

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沖縄で音楽がほどける夜

このページでは『星野源と松重豊のおともだち(沖縄 ともだち2人の音楽旅)(2026年1月28日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。

沖縄の海風の中で、星野源松重豊がゆったり音楽をかけ合う時間が始まります。
瀬長島のカフェ、牧志の琉球ガラス工房、新都心の食事処。
旅の場所ごとに選ばれた曲が風景と重なり、ふたりの距離が少しずつ近づいていきます。
音楽と旅が混ざり合う、心地よい30分の物語です。

沖縄で始まる、ともだち2人のゆるやかな音楽旅

この日の舞台は、冬でも空気がやわらかく流れる沖縄です。

番組『星野源と松重豊のおともだち』は、音楽好きな2人が“おともだち”として旅をしながら、その土地で音楽を聴く様子を追いかける番組です。今回は、その第3弾の旅先として沖縄が選ばれました。

旅のテーマはシンプルです。
「その場所で音楽を聴いたら、どんなふうに心に響くのか」。

同じ曲でも、鳴っている場所が変わると、感じ方は大きく変わります。
海のそばで聴く音楽は、都会のワンルームで聴く音楽とは、まるで別物のように聞こえることがあります。

2人はそんな“音楽の不思議”を確かめるように、海辺のカフェへ向かい、琉球ガラスを吹き、夜は沖縄料理を味わいながら音楽を分かち合っていきます。

瀬長島「ハンモックカフェ ラ・イスラ」で語り合う“沖縄で聴きたい音楽”

最初に2人が向かったのは、那覇空港から車で約15分の瀬長島です。
島の西側、海沿いのテラスに建つショッピングスポットがウミカジテラス
その一角にあるのが、ハンモックがずらりと並ぶハンモックカフェ ラ・イスラです。

白い建物に、青と白のストライプの屋根。
テラス席の向かいには色とりどりのハンモックが吊るされていて、目の前には東シナ海の青い海。
ここで2人はハンモックに揺られながら、沖縄で聴きたい音楽をかけ合っていきます。

カフェの名物は、ロングチュロスやマンゴーパフェなどのスイーツ。
特に、チュロスの上にマンゴーやアイスが乗ったパフェは、南国らしい甘さで人気です。

海風が吹き抜けるテラスで、おいしいスイーツと音楽。
「ただ音楽を聴く」という番組のコンセプトが、この場所で一気にほどけていきます。

星野源が選んだ細野晴臣『蝶々サン』沖縄の風景と重なる歌声

最初に星野源が選んだのは、音楽家細野晴臣の楽曲『蝶々サン』です。

細野晴臣は、日本のポップミュージックの歴史を語るうえで欠かせない存在です。
はっぴいえんど、イエロー・マジック・オーケストラなどで、日本のロックやシンセポップの土台を作ってきた人でもあります。

『蝶々サン』は、彼の“トロピカル三部作”と呼ばれる時期と同じ文脈で語られることの多い楽曲で、南国の風景を思わせる柔らかなサウンドが特徴です。
星野源は、この曲を沖縄で聴いたときにぴったりだと感じたと話します。

ハンモックに揺られながら、目の前に広がる海を見ていると、ゆっくりと波打つベースと、ふわりとしたメロディが、沖縄の時間の流れと重なっていきます。
音楽と風景がぴたっと重なる瞬間は、「この場所で聴くための曲だったのかもしれない」と思わせてくれる特別な体験です。

細野晴臣の孫がベースを務めるバンド「チョコパコチョコキンキン」と『琉球ブギウギ』

細野晴臣の話題から、もう一つのバンドへと話はつながっていきます。

松重豊がかけたのは、三人組バンドチョコパコチョコキンキン(CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN)の『琉球ブギウギ』です。

このユニットは、世界各地の民族音楽と電子音楽を掛け合わせたサウンドが持ち味。
ベースを弾くユウタは、なんと細野晴臣の孫にあたる人物で、祖父ゆずりのグルーヴ感が話題になっています。

『琉球ブギウギ』は、その名の通り、沖縄のリズム感とダンスミュージックが混ざり合ったような一曲です。
エレクトロなビートの上に、沖縄らしい音階や、陽気なフレーズが乗り、聴いているだけで体が揺れたくなります。

ここで、星野と松重の“音楽のつながり”がひとつ見えてきます。
細野晴臣という大きな存在を軸に、親子三世代、そして新しい世代の音楽までもが、沖縄の空の下で響き合っているのです。

ハワイの日系二世バンドが歌う『ゴメンナサイ(アイム・ソーリー)』というラブソング

星野源が選んだ2曲目は、エロール・ナカオ&ジャパニーズ・モダネアーズ・オーケストラの『ゴメンナサイ(アイム・ソーリー)』です。

このバンドは、1950年代のハワイで活動していた日系アメリカ人によるスウィング/ポピュラー音楽バンドで、アルバム『ハワイアン・ニセイ・ソングス』などに楽曲が収録されています。

曲の中で何度も出てくるフレーズは「アイ・ラブ・ユー、ゴメンナサイ」。
英語と日本語が混ざった歌詞は、一見少し不思議ですが、そこには移民として生きた人たちの背景がにじんでいます。

ハワイには多くの日系移民が暮らしており、日本語と英語が入り交じった文化が育ちました。
その中で生まれたラブソングは、どこか懐かしく、そして少し切ない響きを持っています。

沖縄の海風の中でこの曲を聴くと、同じ島国どうしの歴史がさりげなく重なって聞こえてきます。
星野が「ぐっとくる」と語るのも、メロディだけでなく、そうした背景ごと心に届いているからなのかもしれません。

那覇・牧志「てんぶす那覇」の琉球ガラス工房でロックグラス作り体験

カフェを後にした2人が向かったのは、那覇市の中心部・牧志エリアです。

国際通り沿いに立つ文化施設がてんぶす那覇
その館内には、琉球芸能のホールや体験コーナーがあり、その一角に琉球ガラス工房があります。

ここでは、ビルの窓ガラスや空き瓶などの再生ガラスを原料に使った、本格的な吹きガラス体験ができます。
溶けたガラスを鉄パイプの先に巻き取り、息を吹き込みながら形を整えていく“宙吹き”という技法で、自分だけのロックグラスを作ることができます。

2人もここでロックグラス作りに挑戦します。
真っ赤に熱せられたガラスを前にすると、その迫力に少し気圧されますが、職人さんのサポートを受けながら、少しずつ形になっていく様子に思わず笑顔がこぼれます。

琉球ガラスは、戦後、米軍基地から出るコーラ瓶などの廃瓶を再利用したことから発展したと言われています。
“あるもので工夫する”という精神から生まれたガラスは、気泡が入った少し厚めの質感と、柔らかな色合いが特徴です。

音楽を聴くだけでなく、その土地のものづくりにも触れることで、沖縄という場所の奥行きが、2人の旅の中に少しずつ重ねられていきます。

再生ガラスから生まれる琉球グラスと、沖縄の“もったいない”精神

てんぶす那覇の工房で使われているガラスは、再生ガラスにこだわっています。

割れた瓶や不要になったガラスをもう一度溶かし、新しい器として生まれ変わらせる。
そこには、資源を大切にするという環境への配慮だけでなく、「捨ててしまうには惜しい」という、沖縄らしい“もったいない”感覚も込められています。

琉球ガラスは、光を受けるとほんのりと柔らかく輝きます。
青、緑、水色などの色ガラスで作られたグラスは、南国の海の色や、夕暮れの空のグラデーションを連想させます。

グラスを作る体験は、一見“お土産作り”のように見えますが、実はその土地の歴史や価値観に触れる時間でもあります。
旅先で使うグラスが、ただの物ではなく、旅の記憶そのものになっていく。
2人のロックグラスにも、そんな意味が quietly 刻まれていきます。

那覇・新都心「おもろ殿内」で味わう創作沖縄料理と島の音楽

夜、2人が向かったのは、那覇市安謝にあるおもろ殿内 那覇新都心店です。

那覇新都心エリアの一角に建つこの店は、古民家風の外観と中庭席が特徴の人気店。
沖縄の家庭料理から創作料理まで、幅広いメニューをそろえた居酒屋で、地元の人にも観光客にも支持されています。

店内には掘りごたつの個室や中庭に面した席があり、夜風を感じながら食事を楽しむことができます。
ここで2人は、ゴーヤーチャンプルーやラフテー、島野菜を使った料理など、沖縄の味を楽しみながら、再び音楽をかけ合っていきます。

おいしい料理とお酒、そして好きな音楽。
この3つがそろうと、人と人の距離は自然と近づきます。
2人の会話も、グラスが進むごとに、少しずつ深いところへと入っていきます。

沖縄民謡の神様・嘉手苅林昌『唐船ドーイ』と星野源の居酒屋時代の記憶

ここで星野源が選んだのは、沖縄民謡の名曲『唐船ドーイ』です。
歌うのは、“島唄の神様”と呼ばれる民謡歌手の嘉手苅林昌です。

嘉手苅林昌は、戦後の沖縄で活躍し、多くの民謡を歌い継いできた人物。
力強くも哀愁を帯びた歌声で、島の人々の暮らしや感情を歌い上げてきました。

『唐船ドーイ』は、祝いの席でもよく歌われる賑やかな曲で、三線のリズムに合わせて、自然と手足が動き出すような高揚感があります。

星野源は、かつて沖縄料理の居酒屋で働いていた時代、この曲が流れるたびに店の空気が一気に明るくなったことを話します。
働く側として聴いていた曲が、今は仕事を離れて、友達と一緒に聴く曲になっている。
その変化にも、少しぐっとくるものがあります。

寺尾紗穂が歌う『安里屋ユンタ』やわらかな声で受け継ぐ島の歌

松重豊が選んだのは、シンガーソングライター寺尾紗穂が歌う『安里屋ユンタ』です。

寺尾紗穂は、2000年代後半から活動を続ける音楽家で、独特のやわらかな歌声と、社会や人の記憶に寄り添う歌詞で知られています。

『安里屋ユンタ』は、八重山地方に伝わる有名な民謡で、さまざまな歌い手によって歌い継がれてきました。
寺尾紗穂のバージョンは、ゆったりとしたテンポと、透明感のある歌声が特徴で、民謡でありながら、現代のリスナーにもすっと入ってきます。

沖縄の古い歌が、今のミュージシャンの手によって形を変えながら受け継がれていく。
その流れを感じられる一曲として、松重の選曲センスが光る場面です。

三人組ユニット「ヒス」とバンド「サケロック」がつなぐ『日本の人』と『木陰』

星野源が次にかけたのは、自身も関わる音楽の系譜からの一曲です。

まずは三人組ユニットヒスの『日本の人』。
ヒスは、細野晴臣・忌野清志郎・坂本冬美という、ジャンルも世代も違う3人が組んだユニットで、日本の歌謡曲やポップスを新しい角度から鳴らしたプロジェクトです。

この曲を、星野源がかつてリーダーを務めたインストゥルメンタルバンドサケロックがカバーしたバージョンも、番組の中で紹介されます。
サケロックは、ギター、リコーダー、トロンボーンなど、少し変わった編成で、2000年から2015年まで活動していたバンドです。

ヒスとサケロック。
ふたつのグループの音楽を並べて聴くと、日本のポップスがどのように受け継がれてきたのか、その一部が見えてきます。

タイ発の三人組バンド「ウェーブ」が鳴らす『シーアールブイ』という今っぽいサウンド

松重豊の2曲目は、タイの三人組バンドウェーブ(WAV)の『シーアールブイ(Crv)』です。

ウェーブは、アールアンドビーやヒップホップ、オルタナティブの要素をまぜ合わせたスタイルで注目を集める、新しい世代のバンドです。

しっとりとしたボーカルと、浮遊感のあるビート。
沖縄の夜の空気に、この“今っぽい”音がふわりと溶け込んでいきます。

ここで面白いのは、選曲が「沖縄の音楽」に限定されていないことです。
沖縄にいながら、タイのバンドを聴く。
場所と音楽の組み合わせがずれることで、逆に“今、自分はどこにいるのか”という感覚がはっきりしてきます。

インストゥルメンタルバンド「サケロック」『木陰』がつくる沖縄の夜の余韻

星野源の3曲目として流れたのは、自身がリーダーを務めていたバンドサケロックのインスト曲『木陰』です。

歌詞のないインストゥルメンタルは、聴く人それぞれの心の中に、違う物語を描かせてくれます。
やわらかなギターのフレーズと、ゆらぐようなリズム。
それは、日差しの強い昼間が終わり、少し涼しくなった夕方の木陰に座っているような、安心感のある音です。

沖縄の夜、おもろ殿内の店内でこの曲を聴くと、今日一日の出来事が、ゆっくりと体の中に沈んでいくように感じられます。
インストゥルメンタルは、言葉では説明できない感情を、そのまま受け止めてくれる音楽です。

沖縄の景色と音楽が近づける、星野源と松重豊“おともだち”の距離

海の見えるカフェから始まり、琉球ガラス工房、そして沖縄料理の店へ。
この旅の中で、2人はずっと音楽をかけ合い、思い出や感情を少しずつ語り合ってきました。

選ばれた曲は、沖縄の民謡、ハワイの日系バンド、細野晴臣の楽曲、タイのバンド、自分自身が関わるバンドの曲と、じつに幅広いラインナップです。
そのどれもが、沖縄という場所と不思議に馴染み、2人の距離をそっと近づけていきます。

旅の終わりに残るのは、「この場所でこの曲を聴いた」という記憶です。
それは、音楽のプレイリスト以上に、その人の“人生のプレイリスト”の一部になっていきます。

今回の「沖縄 ともだち2人の音楽旅」は、そんな人生のプレイリストが、静かに更新されていく瞬間を、私たちにも見せてくれる回でした。

NHK【星野源と松重豊のおともだち(3)韓国・後編】韓国音楽×ソウルレコードカフェと鍾路タッカンマリ名店&漢江カフェ音楽の贅沢レコード旅|2026年1月21日


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