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NHK【バックパッカー仲野太賀 in モロッコ】青い街シャウエンとフェズのハマム、サハラ砂漠で触れたベルベル人の暮らしと結婚式文化|2026年2月28日

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バックパッカー仲野太賀 in モロッコ

俳優の仲野太賀さんが、バックパッカーとしてモロッコを旅する様子に密着した紀行番組です。

この10年間で世界の15か国をめぐってきたという、筋金入りの旅好きである仲野さん。今回の舞台は、アフリカ大陸の北西に位置するモロッコ。地中海と大西洋に面し、古くからヨーロッパとアフリカの“交差点”として栄えてきた国です。

番組では、ジブラルタル海峡の入り口にある港町タンジェから旅が始まり、青い街シャウエン、古都フェズを経て、最終目的地のサハラ砂漠を目指します。道中では、モロッコの家庭料理やサウナ文化、先住民族ベルベル人の暮らしなど、観光ガイドには載りにくい“生活の温度”に触れていきます。

大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主演も控える仲野さんが、あえて素の旅人の姿でカメラの前に立つ。そのギャップも、この番組の見どころになっています。

港町タンジェから始まるバックパッカー旅

旅のスタートは、スペインの対岸に位置する港町タンジェ。ここは地中海と大西洋がぶつかる場所で、古代から交易の要所として多くの人と物が行き交ってきました。

仲野さんは、17世紀に建てられたという砦を訪れます。城壁に囲まれた高台からは、白い壁の家々と海が広がるタンジェの街並みが一望できます。かつてヨーロッパ列強の“国際都市”としてさまざまな文化が交わった歴史を持つため、建物や街の雰囲気にもヨーロッパとイスラム世界が混ざり合った独特の色合いがにじみます。

昼食では、街の食堂でモロッカンサラダハリラスープを味わいます。モロッカンサラダは、トマトやきゅうり、玉ねぎなどをオリーブオイルとレモンで和えたさっぱりとした一品。ハリラスープは、豆や野菜、パスタを煮込んだスパイシーなスープで、ラマダンの時期には欠かせない家庭料理として知られています。

街を歩いていると、偶然、結婚式の行列に出会います。カラフルな衣装に身を包んだ人々、音楽に合わせて踊る姿。モロッコでは、結婚式は家族や友人が集まる一大イベントで、夜通し祝うことも少なくありません。通りすがりの旅人である仲野さんも、その熱気と幸福感に圧倒されます。

この日は、一泊約4000円のゲストハウスに宿泊。質素ながら清潔な部屋と、屋上テラスから見える街の景色。高級ホテルではないからこそ、同じ宿に泊まる旅人同士の距離が近く、バックパッカーらしい夜が流れていきます。

青い街シャウエンで出会った景色と人の暮らし

2日目、仲野さんは国営バスに乗ってシャウエンへ向かいます。朝7時発のバスに揺られ、山あいの道を進んでいくと、やがて青く染まった街が姿を現します。

シャウエンは、家々の壁や階段、通路までもが青く塗られたことで“青の街”として世界中の旅人を魅了してきました。その青さの理由については、暑さを和らげるため、虫除けのため、イスラム教の象徴として、などいくつかの説があります。とくに、かつてスペインから逃れてきた人々が、この地で暮らしを始めた際に青く塗り始めたという説が有力だといわれています。

番組では、旧市街を歩いている途中で、ヤギを飼う男性に声をかけられます。ヤギと暮らしながら街の外れの高台に住むというその男性は、仲野さんを案内して、シャウエンを一望できる場所まで連れていってくれます。

青い家並みが山の斜面にぎゅっと張り付くように広がり、その向こうにモロッコの山々が続いていく風景。男性はそこで楽器を取り出し、素朴な音色を聞かせてくれます。派手な観光スポットではなく、そこで暮らす人の日常の中に音楽がある。その距離感が、旅人の心を静かに揺らします。

シャウエンは、もともと山岳地帯の小さな町から発展した場所で、今でも地元の人の暮らしと観光が近い距離で同居しています。そうした“生活の延長線上”に旅人が入り込めることも、この街の魅力だといえます。

古都フェズの迷路とハマム体験で知る家族の温かさ

3日目、仲野さんはバスで南へ約4時間移動し、フェズへ向かいます。フェズは9世紀に建設されたとされるモロッコ最古の王都のひとつで、その旧市街は世界遺産にも登録されています。細い路地が入り組んだ“迷路都市”としても有名です。

番組では、街で出会った男性の案内で、伝統工芸の工房を訪れます。フェズは、革製品や陶器などの手工芸が盛んな街です。工房では、ろくろを回して器を成形する職人や、タイルを一枚ずつ手作業でカットする職人の姿が映し出されます。

路地を歩く人々の多くが、フード付きの長い服ジュラバを身にまとっています。ジュラバはモロッコの伝統的な外套で、砂漠や山の寒暖差から身を守るための実用品でもあります。

その後、仲野さんはモロッコの公衆浴場ハマムを体験します。ハマムは、イスラム圏で古くから続く蒸し風呂文化で、身体を清めるだけでなく、地域の人々が集まる“社交の場”としての役割も担ってきました。熱い蒸気の中で汗を流し、垢すりをしてもらうことで、心も体もすっきりするといわれています。

さらに、案内役の男性の家に招かれ、家族と一緒に食卓を囲む場面も登場します。大皿料理を皆で分け合い、ミントティーを囲んで語り合う時間。モロッコでは、家族や親戚が頻繁に集まり、食事を通じて関係を深めていく文化があります。

旅先で“観光客”として扱われるのではなく、ひとりの客人として家庭に迎え入れられること。その距離感に、仲野さんは強い感動を覚えます。

サハラ砂漠へ続く約500キロのロードトリップ

4日目以降、旅はいよいよサハラ砂漠を目指す段階に入ります。ここから仲野さんはレンタカーを借り、およそ500キロ離れた砂漠の入り口の町まで、2日かけて走る計画を立てます。

フェズを出ると、景色は次第に山岳地帯から荒野へと変わっていきます。途中、小さな村やオアシスのような緑地が点在し、人々の生活が砂漠の縁に寄り添うように続いていることがわかります。

道中、仲野さんは、かつて一緒に仕事をした通訳の知人が営む村の宿を訪ねます。素朴で温かみのあるゲストハウスは、旅人たちに人気でこの日も満室。泊まることはできなかったものの、久しぶりの再会を喜び合い、短い時間を一緒に過ごします。

モロッコの内陸部では、道路事情は整いつつあるものの、山越えや長距離移動には時間がかかります。その分、車窓から見える風景の変化をじっくり味わえるのも魅力です。大都市から砂漠の入り口まで、一本の道で“世界が少しずつ変わっていく”感覚を体験できるのは、アフリカ北部ならではだといえます。

砂漠のベルベル人とタジン料理から見えた精神性

6日目、ついに仲野さんはサハラ砂漠にたどり着きます。サハラ砂漠は北アフリカ一帯に広がる世界最大級の砂漠で、モロッコ東部にもその一部が広がっています。

移動の途中で出会った男性から、モロッコに今も暮らす先住民族ベルベル人の話を聞きます。ベルベル人は北アフリカに古くから住む民族で、自分たちを“アマーズィーグ(自由な人=高貴な人)”と呼びます。多くがイスラム教徒ですが、言語や生活様式には独自の文化を保ち続けてきました。

砂漠近くの宿では、名物のタジンを味わいます。タジンは円すい形のふたがついた土鍋で、肉や野菜を少量の水とスパイスでじっくり蒸し煮にした料理です。家庭ごとに具材や味付けが違い、モロッコの家庭料理の“顔”ともいえる存在です。

番組では、砂漠の夕暮れとともに、静かに食卓を囲む人々の姿が映し出されます。豪華なごちそうではなく、限られた食材を分け合いながら丁寧に味わう時間。その中に、自然とともに生きる人々の価値観や、他者をもてなす精神がにじみます。

仲野さんは、砂漠で出会った人々の話を聞きながら、「便利なものが少ない環境なのに、心の中にはすごく豊かさがある」といったニュアンスの感想を口にします。物の多さではなく、人とのつながりや、今ここにある時間を大事にする姿勢に、強い尊敬の気持ちを抱いたことが伝わってきます。

旅を終えて 仲野太賀が語った“価値観の変化”

旅の終盤、仲野さんは今回のモロッコの旅を振り返ります。

「思っていた以上にハートフルな国だった」と語る仲野さん。北アフリカというと、日本からは少し遠くて、どこか“異世界”のように感じられがちです。しかし、実際に人々と触れ合ってみると、家族を大事にする気持ち、客人をもてなす温かさ、未来をよくしたいと願うひたむきさなど、共感できる部分がたくさんあったことが伝わってきます。

仲野さんは、自分とは違う価値観で生きる人と触れ合うことで、自分の考えも変わっていく。それを俳優としての表現につなげたいという思いも口にします。

旅は、単なる観光地巡りではなく、自分のものさしをいったん横に置いて、別のものさしで世界を見る体験でもあります。今回の番組は、そのプロセスを、視聴者が一緒に体感できる構成になっていました。

タンジェの港、シャウエンの青い路地、フェズの迷路のような旧市街、サハラ砂漠の夜空。それぞれの場所に刻まれた時間と、人々の息づかい。

バックパックひとつで歩いた仲野太賀さんの旅は、画面のこちら側にいる私たちにとっても、「自分ならどんな旅をしてみたいだろう」と静かに問いかけてくるような時間になっていました。

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