「-40℃」の日傘は本当に涼しい?
真夏の日傘は、紫外線を防ぐだけでなく「差したときにどれだけ暑さがやわらぐか」も気になります。そこで登場したのが、最大約40℃の遮熱効果を掲げるKONCIWA「-40℃ SHADE」です。
『がっちりマンデー!!(酷暑テック!着るだけで-14℃のシャツ!?61%遮熱最強日傘!?)(2026年7月12日放送)』でも取り上げられ、強烈な商品名に驚いた人も多いのではないでしょうか。
ただし、「外気温や体感温度が40℃下がる」と受け取るのは正確ではありません。数字の意味やサイズ、口コミ、購入前の注意点を順番に見ていきます。
この記事でわかること
- 「-40℃」と遮熱率61%が示す意味
- KONCIWA「-40℃ SHADE」の値段と仕様
- 実際に購入した人の口コミ
- 買う前に確認したい重さや使い方
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-40℃は気温や体感温度が40℃下がる意味ではない

(出典:【-40°C SHADE】最大約-40℃遮熱・高性能晴雨兼用折りたたみ日傘|KONCIWA公式)
最初に結論をいうと、「-40℃」は外気温や人の体感温度が40℃下がるという意味ではありません。
KONCIWAは、自社試験で最大約40℃の遮熱効果を確認したと説明しています。商品発表時には「傘の下の温度を最大マイナス40℃」と表現していますが、現在の販売ページでは「自社試験で最大約-40℃の遮熱効果を確認」と記載されています。
ここで注意したいのは、公開ページで確認できる範囲では、次のような詳しい試験条件までは示されていないことです。
- 何もない状態と比較したのか
- 一般的な日傘と比較したのか
- 傘の内側や物体の表面温度を測ったのか
- 光を何分間当てたのか
- 気温や湿度を何度に設定したのか
そのため、「気温35℃の日に差せば、傘の下がマイナス5℃になる」という話ではありません。
正確には、一定の自社試験環境で確認された最大温度差として受け止めるのがよいでしょう。
商品名だけを見ると、本当に40℃も涼しくなるのかと期待してしまいます。たしかにこれは気になりますが、実際に選ぶときは衝撃的な数字だけでなく、遮熱率や傘の広さ、重さまで見た方が失敗しにくくなります。
KONCIWA「-40℃ SHADE」の基本情報
KONCIWA「-40℃ SHADE」は、暑さをやわらげることに重点を置いた、自動開閉式の晴雨兼用折りたたみ日傘です。
公式販売ページでは、商品説明の中に「KONCIWA SHADE+」という名称も使われています。「-40℃ SHADE」と「SHADE+」は、同じ商品を示す名称と考えられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | KONCIWA -40℃ SHADE |
| 販売ページ内の名称 | KONCIWA SHADE+ |
| 通常価格 | 4,980円(税込) |
| 開いた直径 | 約97cm |
| 親骨 | 53cm |
| 重量 | 約260g |
| 骨数 | 6本 |
| 生地 | ポリエステル100% |
| 傘骨 | アルミ合金 |
| ハンドル | ABS樹脂 |
| 開閉方法 | ワンタッチ自動開閉 |
| 安全機能 | 逆戻り防止機能 |
| 用途 | 晴雨兼用 |
| 商品保証 | 不良品は商品到着後3か月以内 |
| 発表日 | 2026年5月16日 |
公式サイトでは、2026年7月11日時点で4,980円から販売されています。セールやクーポンによって支払額が変わる場合があるため、最終価格は注文画面で確認してください。
遮熱率61%は何を61%減らす数字?
遮熱率61%は、気温を61%下げる数字でも、日差しを61%カットする数字でもありません。
一般的な生地の遮熱性試験では、人工太陽光を当てたときに、試験用の生地がある状態と、生地がない状態の温度上昇を比較します。生地によって温度上昇をどれだけ抑えられたかを、割合で示したものが遮熱率です。
たとえば、何も置かない状態よりも、試験対象の生地を置いた方が温度上昇を大きく抑えられれば、遮熱率は高くなります。
ただし、KONCIWAの公開ページでは、遮熱率61%をどの試験規格で測定したのかは明記されていません。そのため、「JIS L 1951で測定された61%」とまでは断定せず、メーカー公表値として見る必要があります。
日傘でよく見かける数字には、次のような違いがあります。
| 表示 | 示しているもの |
|---|---|
| 遮熱率 | 熱による温度上昇をどれだけ抑えるか |
| 遮光率 | 目に見える光をどれだけ遮るか |
| UVカット率 | 紫外線をどれだけ遮るか |
| UPF | 紫外線から肌を守る性能の目安 |
| 最大約-40℃ | メーカーの自社試験で確認された最大温度差 |
KONCIWAは、遮熱率61%に加え、完全遮光100%、UVカット率100%、UPF50+を掲げています。
遮光やUVカットの検査は、基本的に生地の一部を使って行われます。縫い目や傘のすき間、地面からの照り返しまで含めて、使用中の体全体を完全に守るという意味ではありません。
個人的には、「100%」という数字だけで決めるより、熱を抑える遮熱率と、肩まで影に入るサイズの両方を見ることがいちばん大事だと感じます。
7層構造で日差しの熱を跳ね返す
「-40℃ SHADE」には、赤外線を反射する反射冷却技術と、7層の遮熱コーティング構造が採用されています。
KONCIWAは、宇宙服にも使われる反射冷却技術の考え方を取り入れ、熱を物理的に反射する構造だと説明しています。日差しを生地の中へ通しにくくし、傘の内側へ伝わる放射熱を抑える仕組みです。
ただし、「宇宙服と同じ素材で作られている」という意味ではありません。公開情報では、7層それぞれの素材名や厚さ、役割までは明らかにされていません。
内側には黒いコーティングがあり、道路や建物から顔へ反射する光を吸収する設計です。外側だけでなく内側も黒くすることで、下から入ってくるまぶしさや照り返しを抑えやすくしています。
暑い日に日傘を使っても、道路からの照り返しで顔が熱く感じることがあります。そのため、内側の色まで考えられている点は、毎日使う人にとって地味ながらうれしい部分です。
直径97cmで肩まで影に入りやすい
傘を開いたときの直径は約97cm、親骨は53cmです。小さな日傘より影が広く、頭だけでなく肩や腕まで直射日光を避けやすいサイズになっています。
通勤や買い物だけでなく、次のような場面でも使いやすそうです。
- 子どもの送迎
- 犬の散歩
- スポーツ観戦
- 屋外イベント
- テーマパークの待ち時間
一方で、開いた直径が約97cmあるため、駅前や混雑した歩道では周囲に当たらないよう注意が必要です。
大判と呼べるサイズですが、荷物やリュックまで完全に覆えるほど大きな雨傘ではありません。雨の日にも使う予定なら、自分の肩幅や普段持ち歩くバッグの大きさも考えて選びたいところです。
約260gは超軽量ではないが持ち歩ける重さ
重さは約260gです。
KONCIWAには約189gや約200gの軽量モデルもあるため、ブランド内で比べると「-40℃ SHADE」は最軽量モデルではありません。厚手生地と広い傘面、遮熱性能を優先した商品です。
約200gのモデルと比べれば、60gほど重くなります。毎日バッグへ入れる人にとって、この差をどう感じるかは大切です。
ただ、購入者の口コミでは「97cmと大きめでも軽く感じた」「差している間は重さが気にならなかった」という声がある一方、「以前使っていた軽量モデルより重く感じた」という声もあります。
重さの感じ方には個人差があります。個人的には、通勤で毎日長時間持ち歩くなら260gを許容できるか、家にある折りたたみ傘と比べてから決めたいところです。
自動開閉は便利だがボタンの位置に注意
「-40℃ SHADE」は、持ち手のボタンで開閉できるワンタッチ自動開閉式です。
荷物を持っているときや車から降りるときに、片手で開けるのは助かります。さらに、中棒を縮める途中で手を離しても急に押し戻されにくい、逆戻り防止機能が付いています。
ただし、購入者からは、使用中にボタンへ指が触れてしまい、意図せず傘が閉じたという報告もあります。雨の日に同じことが起きると、急に濡れたり周囲を驚かせたりする可能性があります。
持ち手を握る際は、ボタンの上に指を置き続けない方が安全です。
また、自動開閉は「ボタンを押すだけできれいに収納できる」という意味ではありません。ボタンで傘を閉じた後、生地を整えて巻き、中棒を縮める作業が必要です。
口コミでも「閉じるのはワンタッチだが、畳むには時間が必要」「閉じただけではきれいにまとまらない」という声が確認できます。
形状記憶で素早く畳めるモデルを探している人は、同じKONCIWAのMFUシリーズと比較した方がよいでしょう。
口コミでは遮光性と広さが好評
楽天市場の購入者レビューでは、2026年7月11日時点で評価4.19、116件となっています。
良い口コミで目立つのは、次のような内容です。
- 日差しのジリジリ感がやわらいだ
- 建物の影にいるように感じた
- 光をほとんど通さない
- 直径97cmで影が広い
- 大きさの割に重さが気になりにくい
- 自動開閉と逆戻り防止が便利
- 生地が厚く、しっかりしている
一方で、気になる口コミもあります。
- 使用中に開閉ボタンへ触れてしまった
- 閉じた後、きれいに畳むには手間がかかる
- 軽量モデルと比べると重く感じる
- 強風で傘がひっくり返った
- 持ち手が少し短く感じる
- 収納袋が使いにくい
- 開封時に製品特有のにおいがした
遮熱効果についても、「想像以上に涼しい」と感じた人がいる一方で、「気温そのものが高く、効果がよく分からなかった」という人もいます。
口コミは使用場所、気温、風、体質などによって変わります。遮熱率61%や最大約40℃という性能を第三者が証明した結果ではなく、あくまで購入者個人の使用感として参考にするのがよいでしょう。
素材とカラーは注文画面で確認したい
素材については、公式の新商品発表ではポリエステル100%と記載されています。一方、楽天市場の商品名には「70Dナイロン」という表記があります。
「70D」は生地に使われる糸の太さを示すデニールであり、それだけではポリエステルかナイロンかを判断できません。
メーカーの公式発表を基準にするならポリエステル100%ですが、販売ページ間で表記に違いがあるため、素材を重視する人は注文前に販売店へ確認した方が安心です。
カラー名にも販売時期による違いが見られます。現在の公式販売ページには、アイボリー、ブラッシュベージュ、ダークグレーが表示されていますが、購入者レビューにはアイスグレーやブラックという名称も残っています。
色名だけではイメージしにくいため、実際に選ぶなら商品画像を確認したいところです。特にブラッシュベージュは、口コミで薄いピンクに見えるという感想もあります。
値段と販売店は?
通常価格は4,980円(税込)です。
公式オンラインストアと楽天市場の公式ショップで、同じ価格が確認できます。クーポンや期間限定セールが行われることもありますが、割引率や在庫は変動します。
公式サイトでは全国送料無料と案内されていますが、購入条件や配送先によって扱いが変わる可能性があるため、注文確定前に送料表示を確認してください。
返品と交換については、公式サイトで次の条件が案内されています。
- 未開封品の返品は商品到着後30日以内
- 不良品の連絡は商品到着後3か月以内
- 事前連絡なしの返品は不可
- タグや付属品、外装の紛失や破損に注意
- セール品は返品不可の場合がある
箱や説明書、収納袋などは、使い心地を確認するまですぐに捨てない方が安心です。
向いている人と向いていない人
「-40℃ SHADE」が向いているのは、軽さだけでなく日差しの熱をやわらげることを重視したい人です。
特に、通勤や送迎、屋外観戦など、日なたで過ごす時間が長い人には検討する価値があります。肩まで影に入りやすい直径97cmと、自動開閉の使いやすさも魅力です。
一方、次のような人には合わない可能性があります。
- 200g以下の超軽量モデルが欲しい
- とにかく小さく収納したい
- 閉じた後すぐきれいに畳める傘が欲しい
- 強風でも使える耐風性を最優先したい
- 開閉ボタンの誤操作が心配
- 詳しい第三者試験結果を確認してから買いたい
「-40℃」という数字はインパクトがありますが、実際の満足度を左右しやすいのは、重さ、広さ、畳みやすさ、持ち手の握り方です。
初めて知ると少し驚きますが、数字の大きさより、自分がどこで何分くらい使うのかを考えることが、日傘選びでは重要です。
購入前に確認しておきたいこと
購入前は、次の5点を確認しておくと安心です。
- 「-40℃」は外気温や体感温度が40℃下がる意味ではない
- 重さ約260gを毎日持ち歩けるか
- 直径約97cmが自分の移動場所に合うか
- 自動開閉ボタンへ触れにくい持ち方ができるか
- 販売先のカラー、価格、返品条件を確認したか
日傘は屋外の暑さを避ける方法の1つですが、熱中症を完全に防げるものではありません。
気温が高い日は、日傘に加えて、こまめな休憩や水分・塩分補給、日陰の利用、日中の外出を控えるなどの対策も必要です。
KONCIWA「-40℃ SHADE」は涼しさ優先の大判日傘
KONCIWA「-40℃ SHADE」は、約260gの超軽量ではない本体に、直径約97cmの広い傘面、7層構造、反射冷却技術、自動開閉、逆戻り防止機能を組み合わせた日傘です。
最大約40℃と遮熱率61%はメーカー公表値であり、気温や体感温度がそのまま下がる数字ではありません。詳しい試験条件が公開されていない点は理解したうえで選ぶ必要があります。
それでも、口コミでは日差しの熱がやわらいだという声があり、広い影と厚手の生地を評価する人も少なくありません。
個人的には、毎日持ち歩く軽さよりも、炎天下で頭や肩に感じるジリジリ感を少しでも減らしたい人に合いやすい商品だと感じます。
参考リンク
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