記事内には、広告が含まれています。

【明鏡止水】武のKAMIWAZA 武の物語 マンガの必殺技は実際に使えるのか? 握手落とし・消力・波動拳の正体|2026年1月13日

明鏡止水
メール購読のご案内

いつも「気になるNHK」をご覧いただきありがとうございます。
このブログでは、NHKの番組紹介や見どころ、新着情報などをいち早くお届けしています。

スポンサーリンク

漫画の必殺技は本当に使えるのか

このページでは『明鏡止水 武のKAMIWAZA 武の物語(2026年1月13日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
握手ひとつで人が崩れ、触れただけで力が抜ける。漫画やゲームで見てきた“ありえない技”が、達人たちの体を通して現実の動きとして立ち上がっていきます。
合気道、空手、古武術、なぎなた、そして波動拳。空想と現実の境目で明かされるのは、力ではなく理合いが生む本物の強さでした。

マンガ棚が示す今回のテーマ

今回の明鏡止水 武のKAMIWAZAが描いたのは、
マンガやゲームで「極意」として語られてきた技は、
現実の武術でも本当に成立するのか、という問いでした。

棚に並ぶのは『刃牙』『北斗の拳』『修羅の門』『あさひなぐ』。
どれも「武の物語」を背負った作品です。
番組は、できるかできないかで切り捨てるのではなく、
なぜそれが“それっぽく”見えるのか、
どんな身体操作なら現実で再現できるのかを、
達人たちの動きで断定的に示していきました。

空想は偶然ではなく、
積み重ねられた理合いの延長にある。
その事実を、はっきりと突きつける回でした。

合気道 白川竜次の「握手落とし」と「消力」

番組の最初に“物語の技”を現実へ引き戻したのが、合気道の達人である白川竜次でした。
舞台は、誰もが経験したことのある「握手」。
そこから一歩も力を足さず、相手の重心と姿勢だけをずらし、
人は自分の意思とは無関係に崩れていきます。

この「握手落とし」が示したのは、
力で倒すのではなく、倒れる方向へ導くという合気道の本質です。
手首から肘、肩へとつながる関節の向き、
わずかな姿勢の変化が一気に結果を生み出します。
日常動作だからこそ、理合いが噛み合った瞬間の説得力は際立ちました。

続いて披露された「消力」は、
脱力体幹の支えを切り替えながら、
受けた力を正面から受け止めず、流して消す技でした。
ただ力を抜くのではなく、
抜く瞬間と支える瞬間を選び分ける。
受け手によって成立条件が変わることまで含め、
武術が“生き物”であることをはっきり示した場面でした。

千唐流空手 中山隆嗣の高速突きと「活殺自在」

この場面で示されたのは、空手が持つ「速さ」と「深さ」でした。
体現したのは、千唐流空手の指導者である中山隆嗣です。

披露された高速三段突きは、一直線の攻撃ではありません。
喉、胴体へと連なる“点”で相手を制する動きでした。
肩や腕を振り回すのではなく、
骨盤の向き、重心移動、肘のたたみを同時に使う。
だからこそ、動きは小さく、しかし圧倒的に速く見えます。
マンガ的な誇張の奥に、現実の理合いがはっきりと存在していました。

さらに番組は『北斗の拳』を入り口に、
ツボを巡る武の思想へ踏み込みます。
急所への刺激は、相手を制する殺法にも、
回復へ導く活法にもなり得る。
その両方を使い分ける思想こそが、
千唐流が語る活殺自在でした。

実演の受け手となったのは拳王。
番組では受け身や体の落とし方への注意も明確に示され、
「効く」ことの裏にある危険性まで伝えられました。
強さとは何か、武とは何か。
その問いを、真正面から突きつける場面でした。

影武流 雨宮宏樹の関節技「点捕り」と当身「鎧通し」

ここで登場したのが、影武流合氣体術を体現する雨宮宏樹です。
雨宮が示した技は、派手さよりも、相手の自由を静かに奪う武術の怖さでした。

まず披露された「点捕り」は、
強く押すことでも、激しく極めることでもありません。
関節の動く方向をわずかにずらし、
姿勢反射が起きやすい“点”を押さえることで、
相手は力を出せない形へと追い込まれていきます。
「痛い」のは結果であり、
本質は動けば動くほど不利になる構造を作ることでした。

続く「鎧通し」は、
『修羅の門』に描かれる虎砲を思わせる一撃です。
しかし実演は、力任せの打撃ではありません。
全身の連動で衝撃を一点に集め、
さらに“鞭打”という打ち方で、
その衝撃を体内に残すように伝えていきます。

体幹から末端へとしなりを通すこの動きは、
腕力ではなく身体操作そのもの。
マンガ的な必殺技が、
現実の理合いとして成立する瞬間でした。

なぎなた林田智笑と「波動拳」ロマンを現実にする身体操作

番組が示したなぎなたの強さは、力ではなく構造でした。
世界の頂点に立つなぎなた選手、林田智笑が体現したのは、
間合い、半身の入れ替え、遠心力、そして気剣体一致
長い武器だからこそ、速さと同時に精密な制御が求められ、
当てる瞬間が一致しなければ一本にはなりません。

披露された「如意」は、
同じ動きなのに届く、届かないを生み出す技でした。
リーチが伸びたように見える理由は、
身体全体で間合いを操作しているからです。
マンガのような必殺技が、競技の理屈として成立する瞬間でした。

終盤に登場したのが、波動拳というロマン。
超常現象を再現するのではなく、
日本拳法の突きの基本へと落とし込むことで、
「なぜそれっぽく見えるのか」を解き明かします。
実演したのは拳王。

脱力したほうが速く、
当たる瞬間だけ拳を締める。
この発想は、武術・格闘技に共通する身体操作です。
ゲームの必殺技は空想ではなく、
現実の理合いを言葉に置き換えたもの。
その結論が、この場面に集約されていました。

【明鏡止水 [新]】武のKAMIWAZA 大相撲 力の秘密|相撲強さの秘密・四股すり足てっぽう・筋トレでは勝てない理由・体軸重心の正体|2026年1月6日


気になるNHKをもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました