- 山本耕史、雨の宮崎県日向市でジム探しの街歩きスタート
- 地元ジム「リンク フィットネス」で筋トレ全開、ベンチプレス100キロに挑む
- 「筋肉痛はごちそう」筋トレをめぐる中村トレーナーとの本気トーク
- 笑福亭鶴瓶、港町・細島で郷土料理「こなます」を追いかける旅へ
- 細島公民館と海の駅ほそしま、漁師町に受け継がれるこなますの物語
- のどか鍼灸接骨院で出会った、美ボディ夫婦と筋トレ人生のターニングポイント
- カマス寿司と「謎の少年」親子、海の駅で生まれた小さなドラマ
- オープン4日目の衣料品店「ファミリー アンド ロイヤルティ」と26歳店主の挑戦
- 日本一トレーナー・繁村太輔さんの暮らしと、女性専用ジム「だいずじむ」のこだわり
- 筋トレと家族時間、山本耕史が日向市で見つけた生き方のヒント
- 気になるNHKをもっと見る
山本耕史、雨の宮崎県日向市でジム探しの街歩きスタート
今回の舞台は、宮崎県北部の港町・日向市です。黒潮が流れ込む太平洋と、なだらかな山並みに囲まれたこのまちは、サーフィンや港湾工業でも知られるエリアです。
雨の降る日向市の中心部で車を降りた俳優・山本耕史さんは、かつて宿泊したホテルの前からロケをスタートします。以前の記憶をたどりながら街を歩き、通りがかったのは地元の小学校の近く。下校中の小学生たちに声をかけ、「このあたりにジム、ない?」と聞き込みを始めるところから、すでに“筋トレ旅”らしさが全開です。
子どもたちの案内を頼りに、山本さんは日向市駅からほど近い住宅街の一角にあるトレーニングジムへと向かっていきます。その「筋肉の居場所」を探す姿が、どこか少年のようで、見ている側もワクワクしてしまいます。
地元ジム「リンク フィットネス」で筋トレ全開、ベンチプレス100キロに挑む
小学生の情報をもとにたどり着いたのは、ユニバーサルコンディションジム「リンク フィットネス」。地元・日向市の人たちが、小学生から80代まで通うという、地域密着型のトレーニングジムです。
出迎えてくれた中村さんらスタッフに挨拶を済ませると、山本さんはさっそくトレーニングウェア一式を借りて、本気モードにスイッチ。まずは胸のトレーニングとしてベンチプレスに挑戦します。
最初の重量は60キロ。これを軽々と持ち上げてしまうあたりに、日頃からの鍛え方がにじみます。続いて100キロのバーにも挑戦し、少ない回数ながらもしっかりと挙上。スタジオのコメントでも驚きの声が上がるほどのパワーを見せつけます。
ベンチプレスの後は、肩のトレーニングへ。ダンベルを使ったリアレイズでは、中村トレーナーからフォームを細かくチェックしてもらいながら、弱点だという左肩を重点的に追い込んでいきます。汗をかき、息を弾ませながら、それでも嬉しそうに笑う山本さんの表情が印象的です。
「筋肉痛はごちそう」筋トレをめぐる中村トレーナーとの本気トーク
ひと通りのメニューを終えたあと、山本さんはトレーナーの中村さんとベンチに腰掛け、筋トレ談義に花を咲かせます。
ここで飛び出したのが、ジム側の名言「筋トレは、生きるってことですよね」という一言。山本さんもこれに大きくうなずき、自分にとっても筋トレは、仕事のモチベーションや生活のリズムを整えるための大切な時間だと語ります。
さらに山本さんは、「筋肉痛はごちそうみたいなもの」と笑いながら話します。どこかしらに筋肉痛があると、「今日もちゃんと生きてるな」と実感できるのだそうです。この感覚は、トレーニングを習慣にしている人なら、少し分かるかもしれません。
一般的に、適度な筋肉痛は筋線維が微細なダメージから回復する過程で起こるもので、きちんと休息と栄養をとれば、筋力や体の機能向上につながるとされています。無理は禁物ですが、番組ではその“前向きな筋肉痛の受け止め方”が、山本さんの生き方と重ねて描かれていました。
笑福亭鶴瓶、港町・細島で郷土料理「こなます」を追いかける旅へ
一方、笑福亭鶴瓶さんは、日向市の港まち・細島地区へ向かいます。細島は、古くからの港町の町並みと、近代的な工業港としての顔を持つエリアで、近くには断崖絶壁の絶景や歴史ある寺、港の資料館なども点在しています。
鶴瓶さんの目的は、この地域の名物である郷土料理・こなます。細島地区は、漁業の盛んな港町で、カツオやイカなどの近海ものが豊富に水揚げされてきました。その中で誕生したのが、漁師たちのまかないから生まれたこなますです。
しかし、ロケ当日の細島は雨。人通りも少なく、歩いてもなかなか情報がつかめません。そこで鶴瓶さんは、たまたま見つけた細島公民館を訪ね、そこに併設されている細島小学校の教頭先生や、公民館の職員さんから「こなます」について話を聞いていきます。
細島公民館と海の駅ほそしま、漁師町に受け継がれるこなますの物語
公民館での聞き込みの末、こなますが食べられる場所として教えてもらったのが、港に面した「海の駅ほそしま」です。ここは、地元で水揚げされる魚介を使った食事処や直売コーナーが集まる、海辺の拠点のような場所。日向市観光協会のモデルコースでも紹介されている、細島観光の玄関口のひとつです。
鶴瓶さんが海の駅ほそしまに到着し、スタッフの黒木さんに聞いてみると、こなますは併設レストランのメニューだが、その日はすでに営業終了とのこと。そこで、元スタッフで今もこなますを作っているという大原さんに電話をしてもらいます。
電話口の大原さんは、「今からご飯を炊いては、ようせん(今から炊いたら間に合わない)」と、正直な答え。ここで、スタジオではナレーションを交えながら、こなますの作り方や歴史が改めて紹介されます。
こなますは、カツオを三枚おろしにして強火でさっと炙り、細かく刻んで冷めたご飯と混ぜ合わせ、塩で味をつけます。名前の由来は「こねまわす」から来ているとも言われ、ご飯とカツオをよく混ぜるところに特徴があります。最後におにぎりの形ににぎり、炭火で香ばしく焼き上げれば完成。もともとは、沖合で冷めてしまったご飯を少しでもおいしく食べるために、漁師たちが工夫して生み出した料理だと伝えられています。
番組では、こなますそのものを鶴瓶さんが食べる場面は叶わなかったものの、この料理に関わる人たちの顔や、港町の空気感が、丁寧に切り取られていました。
のどか鍼灸接骨院で出会った、美ボディ夫婦と筋トレ人生のターニングポイント
そのころ山本さんは、リンク フィットネスでのトレーニングを終え、トレーナーから「近くに、ものすごい人がいる」と教えられます。その人物がいるのは、ジムのすぐ向かいにある鍼灸接骨院。そこで訪ねたのが「のどか鍼灸接骨院」です。
受付で迎えてくれたのは、院長の繁村和さん。柔道整復師・鍼灸師の資格を持ち、子連れでも通いやすい治療院づくりをしている方です。
待合室には、ご夫婦でボディコンテストに出場し、宮崎大会や福岡大会でグランプリを獲得したときの写真がずらりと飾られています。
カウンターの横には、旦那さん・繁村太輔さんが運営する女性専用トレーニングジム「だいずじむ」の名刺。そこには、繁村さん自身のビフォーアフター写真も載っており、筋肉を鍛えることで人生そのものが変わっていったことが視覚的にも伝わってきます。
もともと繁村さんは会社員で、のどか鍼灸接骨院にはケガで通っていた側でした。そこからトレーニングに目覚め、やがてボディコンテストの世界へ。夫婦で挑戦を続けるうちに、日本大会でトップに立つほどの実力者となり、最終的には会社を辞めて自らジムを開く決断をしたと紹介されます。
山本さんにとっても、「筋トレを仕事にする」という生き方を、地方都市の日向市で実現している夫婦の姿は、大きな刺激になっているようでした。
カマス寿司と「謎の少年」親子、海の駅で生まれた小さなドラマ
一方の海の駅ほそしまでは、こなますのかわりに、別の“小さな奇跡”が起きていました。
電話でいったんは「今日はこなますは作れない」と言っていた大原さんが、しばらくして海の駅まで足を運んでくれたのです。手にしていたのは、細島でよく獲れるカマスを使った押し寿司。こなますとは違うものの、「せっかく来てくれたから」と心を込めて作ってきてくれた一品でした。
酢がまだ落ち着いていない“つくりたて”のカマス寿司をほおばりながら、鶴瓶さんは「これはうまいなあ」と笑顔に。海の上で生きてきた人が作る料理には、レシピの細かい分量以上に、「誰かに食べてほしい」という気持ちが込められていることが伝わってきます。
その合間には、もうひとつのエピソードがありました。海の駅に現れた小学生の男の子に話しかけると、「何を買いに来たか忘れた」「お金も持ってきてない」と照れくさそうに答える少年。鶴瓶さんは「いったん家に帰って、お母さんに聞いてきなさい」と送り出します。
後になって分かったのは、その子が海の駅で働くスタッフ・甲斐さんの息子で、実は買い物の用事などなく、「鶴瓶さんに会いたくて来た」ということ。いざ本人を目の前にすると緊張して、思わず「買い物」とごまかしてしまった――そんな、子どもらしい愛らしさがにじむ場面でした。
オープン4日目の衣料品店「ファミリー アンド ロイヤルティ」と26歳店主の挑戦
一方、繁村夫婦のご主人が戻るまでの空き時間、山本さんは日向市の街中をひとり散策します。雨の中を歩いていると、ふと目に入ったのが、開店したばかりの小さな衣料品店。店名は「ファミリー アンド ロイヤルティ」です。
中に入ると迎えてくれたのは店主の金丸さん。まだ26歳ながら、自分の店を持つという夢をかなえたばかりだと話します。店内に並ぶのは、ことしの春に初めて1人でニューヨークに行き、自分の目で選んで仕入れてきた古着や新品の服たち。
英語もほとんど話せない状態で海外に飛び出し、右も左も分からないまま仕入れをやり切ったこと、そして帰国してから開店までこぎつけた日々のことを、金丸さんは少し照れながらも楽しそうに語ります。
さらに驚かされるのは、金丸さんが“三つ子”であること。兄弟それぞれの個性の話など、どのエピソードもインパクトがあり、山本さんは「ここ、すごい有名店になる気がするなあ」と未来を予感する言葉を残して店を後にします。
地方都市の小さな店でも、世界とつながろうとする若者がいる——日向市という町の“今”を象徴するような出会いでした。
日本一トレーナー・繁村太輔さんの暮らしと、女性専用ジム「だいずじむ」のこだわり
時間をあけて再び訪ねたのは、繁村太輔さんの自宅。ベストボディジャパンのマッスルモデル&フィットネスモデル日本大会で、日本一のグランプリを獲得した実績を持つトレーナーです。
ダイニングテーブルに並んで座り、山本さんは繁村さんに「どうしてここまで筋トレを続けられるのか」「家族との時間と、トレーニングをどう両立させているのか」などを質問していきます。
印象的なのは、繁村家の生活リズム。夜は家族全員が21時には就寝し、朝は4時半に起きて、夫婦でジムに向かいトレーニングをするというスタイルです。ただし、旅行などで4〜5日間ジムに行かないこともあるとさらりと言い、「筋トレは、顔を洗って歯を磨くのと一緒。生活の一部だから、絶対こうしなきゃと力むことはしない」と話します。
食事のスタイルも独特です。一般的な「減量中は朝からストイックに」というイメージとは違い、繁村さんは1日2食で、昼はたんぱく質と食物繊維を意識した控えめな食事、夜は家族と一緒にしっかり食べるスタイル。大好物は餃子で、家族4人で150個を平らげることもあるというから驚きです。
それでもコンテストでトップを取れるのは、単に食事制限だけに頼らず、日常の中で無理なく継続できる習慣をつくっているからこそ。途中で投げ出さない仕組みづくりこそが、ボディメイクのいちばんの秘訣なのだというメッセージが、視聴者にも伝わってきます。
その後、山本さんは繁村さんに案内されて、女性と子どものためのトレーニングジム「だいずじむ」へ。カフェのような柔らかい内装と、女性の下半身強化に特化したマシンが並ぶ空間は、「ジムがこわい」「周りの目が気になる」と感じがちな人でも通いやすい雰囲気です。
入口には、地元の無農薬野菜も並びます。「夜ごはん何にしよう」と会員さんに相談されると、その場で「この野菜ならこんな料理がいいですよ」とアドバイスをすることもあるそうで、ここでは筋トレと日々の暮らしが自然に結びついているのが分かります。
筋トレと家族時間、山本耕史が日向市で見つけた生き方のヒント
ロケの最後に、山本さんは「芸能人生でいちばんいいロケだったかもしれない」と語ります。
それは単に、良いジムで汗をかけたから、というだけではありません。日向市で出会ったのは、
・地元のジムでコツコツと体を変えてきた年配の会員さん
・日本一の称号を手にしながら、家族との時間をいちばんの幸せと語るトレーナー夫婦
・海外に飛び出し、自分の店を開いた若い店主
・港町の食文化を守りながら、今も台所で魚をさばき続ける人
といった、さまざまな「生き方の形」でした。
同じ筋トレでも、「記録を伸ばすこと」だけが正解ではありません。健康のため、家族と笑って食卓を囲むため、自分の人生を好きになるため――日向市で出会った人たちは、それぞれの理由で体を動かし、自分のペースで続けていました。
そしてもう一つ、この回を通して浮かび上がるのは、港町・細島の味・こなますをはじめとした日向市の食文化です。冷めたご飯をおいしく食べるための知恵から生まれた料理は、現代の私たちにとっても、「今あるものを工夫して生きる」というヒントをくれます。
筋トレと郷土料理という、一見バラバラなテーマ。しかし番組の中では、「日々をていねいに積み重ねる」という一本の線でつながっていました。
山本耕史さんと笑福亭鶴瓶さんが歩いた宮崎県日向市の風景は、「体を鍛えること」「家族と食卓を囲むこと」「地方で暮らすこと」のすべてが、同じ“生活”の中にあるのだと教えてくれる旅になっていました。
NHK【鶴瓶の家族に乾杯】俳優・山本耕史が宮崎県日向市の趣ある町並みをゆく|美々津地区の観光名所とお船出だんご、まちなみセンターと歴史民俗資料館も紹介|2026年2月21日
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