エアロピクルスを作ったコメアニメ、実は以前から「踊るアニメ」を生み出していた
『めざましテレビ(SNSで話題!最新バズ動画を「やってエリコ!」)(2026年8月27日)』で登場する「エアロピクルス」。気になるのは、あの独特な野菜たちとダンスを誰が作ったのかという点です。作者はコメアニメ(KomeAnime)。2024年からオリジナルのダンスアニメを制作し、「むかしストリート -桃男-」なども手がけてきたクリエイターです。キャラクターの名前や声、過去作とのつながりまで掘り下げます。
この記事でわかること
- エアロピクルスを作ったコメアニメとは
- 野菜キャラクターの名前と使われている音声
- 「むかしストリート -桃男-」など過去の作品
- ダンス動画から音楽・カラオケ・スタンプへ広がった流れ
コメアニメはオリジナルの「ダンスアニメ」を作るクリエイター
**コメアニメ(KomeAnime)**は、「コメ」の名義でオリジナルのダンスアニメを制作しているクリエイターです。
アーティストプロフィールでは活動開始年が2024年とされ、ジャンルはアニメ・ゲーム、ダンス。映像だけを作るのではなく、楽曲制作まで自ら手がけているところが大きな特徴です。
エアロピクルスのクレジットにも、作詞・作曲として「Kome」の名前が記載されています。
つまり、あの耳に残る音楽と、野菜たちの少しシュールなダンスが別々に作られているのではなく、音と動きを1つの作品として生み出しているわけです。
過去の作品を見ると、かわいいキャラクターが真剣に踊るというスタイルが一貫しています。
エアロピクルスは「タイトル先行」で生まれた作品
エアロピクルスは2026年4月28日に公開されたオリジナルのダンスアニメです。
特に面白いのが作品の生まれ方。
作者は作品説明の中で、
「そうです。タイトル先行です。」
と明かしています。
つまり、まず「エアロピクルス」という言葉があり、そこから音楽やキャラクター、ダンスへと作品が膨らんでいったことが分かります。
「エアロビクス」と、野菜を漬けた「ピクルス」を思わせる言葉が結びつき、野菜たちが本気でエクササイズするという世界観になっています。
難しいストーリーを理解しなくても、動画を見た瞬間に「野菜が踊っている」という面白さが伝わるのも強みです。
キューカンバー子だけじゃない!野菜キャラクターには名前がある
動画に登場する野菜たちは、単なる背景キャラクターではありません。
公式クレジットには、それぞれ名前が付けられています。
- Young Cucumber(キューカンバー子)
- Lady Carrot(キャロット姉さん)
- Red Bell Pepper
- Yellow Bell Pepper
- Madam Radish
そして声には音声合成ソフトVOICEVOXが使われています。
Young Cucumberは「小夜/SAYO」、Lady Carrotは「もち子さん」、Red Bell Pepperは「春歌ナナ」、Yellow Bell PepperとMadam Radishには「満別花丸」がクレジットされています。
野菜をただ擬人化するだけではなく、名前・声・動きまで付けることで、それぞれにキャラクターらしさが生まれています。
短いSNS動画から知った人ほど、「あのキュウリにも名前があったの?」と気になるポイントではないでしょうか。
エアロピクルス以前には「むかしストリート -桃男-」もヒット
コメアニメの代表作はエアロピクルスだけではありません。
2025年10月に公開された**「むかしストリート -桃男-」**では、日本昔話の桃太郎をベースにしながら、登場人物たちがリズミカルに踊る独特の作品を制作しています。
おじいさん、おばあさん、桃太郎、お供の動物といったおなじみの存在を、現代的な音楽とダンスの世界へ持ち込んでいるのが特徴です。
同作品はYouTubeで数百万回規模まで再生されました。
さらに音源として「むかしストリート(桃男)」もリリースされ、海外を含む音楽ランキングにも入っています。
エアロピクルスだけが偶然広がったのではなく、「意外なキャラクターを踊らせる」というスタイルを以前から育てていたことが分かります。
「信号」「おじいちゃん・おばあちゃん」まで踊らせてきた
コメアニメの作品名を並べてみると、その発想の方向性がよく分かります。
2025年には、
- 「信号カッコーダンス」
- 「まぜおばまぜおじらぷそでぃ」
- 「むかしストリート(桃男)」
- 「ふらっふダンス」
- 「ふらっふダンスつー」
- 「ふらっふダンスすりー」
などの楽曲を発表しています。
普通ならダンスと結びつかないものを、音楽とアニメーションによって踊らせる。
この「組み合わせの意外さ」は、エアロピクルスにもそのままつながっています。
野菜×エアロビクスが妙にしっくり見えるのも、こうした作品作りを積み重ねてきた背景があるからでしょう。
ダンスプラクティス公開で「見る動画」から「踊る動画」へ変化
エアロピクルスが広がるうえで大きな役割を果たしたのが、ダンスプラクティス動画です。
2026年6月20日に公開されたダンスプラクティスは、SNSで真似しやすい形になっており、数百万回規模で再生されています。
さらに作者自身が、
「ダンスを作ったものの、自分で踊れるか検証していなかった」
という趣旨の動画まで公開。
作者自身が実際に踊るシリーズも100万回を超える再生を記録したものがあります。
ここがエアロピクルスの面白いところです。
最初は完成したアニメを見る作品だったものが、振り付けを公開したことで、
見る → 覚える → 踊る → 撮影する → SNSへ投稿する
という参加型コンテンツに変わりました。
SNSでダンスが広がりやすい理由が、この流れによく表れています。
音楽配信だけでなくカラオケやLINEスタンプにも展開
エアロピクルスは短い動画だけで完結していません。
楽曲は音楽配信サービスでリリースされ、TikTok関連のプレイリストにも入りました。海外のiTunes Storeアニメ部門で1位を記録した国もあります。
さらにカラオケ配信も行われています。
キャラクターについては、公式LINEスタンプのvol.1とvol.2も展開されています。
SNSで偶然見かけた数十秒の動画から、
ダンス動画
↓
楽曲
↓
カラオケ
↓
キャラクター商品
へと広がっているのです。
一過性の「面白動画」だけで終わらず、キャラクターコンテンツとして育っている点もエアロピクルスの特徴です。
コメアニメ作品がクセになる理由は「かわいいのに動きは本気」
コメアニメ作品には、共通するギャップがあります。
見た目はかわいい。
題材も桃太郎や野菜など親しみやすい。
ところが、キャラクターたちはかなり真剣に踊ります。
この**「ゆるい見た目」と「キレのある動き」の落差**が、ついもう1度見たくなる感覚につながっています。
エアロピクルスも同じです。
キュウリやニンジンという身近な野菜が、スポーツウェア姿でエアロビクスをする。説明だけならかなり不思議なのに、映像を見るとなぜか成立してしまいます。
さらに振り付けを実際の人間が踊れるようにしているため、アニメの世界とSNSの「踊ってみた」が自然につながります。
エアロピクルスをきっかけにコメアニメを知った人は、過去作の「むかしストリート -桃男-」までさかのぼってみると、この独特な作風が突然生まれたものではないことがよく分かります。
参考リンク
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