五反田で創業50年、大山飯店が3世代の常連に愛される理由
『オー!マイゴッド!(焼肉スペシャル!!「ここを超える店はない⁉」)(2026年8月29日)』をきっかけに、秘伝の生ダレとともに知っておきたいのが大山飯店そのものの歴史です。現在の店主は3代目の江原拓也さん。焼肉店が今ほど多くなかった時代から五反田で店を構え、今では親・子・孫と3世代で通う常連客もいます。長く続く理由を、肉の仕入れや味の守り方から見ていきます。
この記事でわかること
- 大山飯店が五反田で約50年続く老舗になった背景
- 3代目・江原拓也さんが受け継いでいる仕事
- 3世代の常連客をつなぐ「変わらない味」の守り方
- 焼肉激戦区・五反田と大山飯店の関係
大山飯店は五反田の焼肉店の草分け的存在
焼肉大山飯店 本店は、五反田で創業50年を迎える老舗焼肉店です。
現在の3代目店主・江原拓也さんは、祖父から「店を始めた当時は五反田に焼肉店が少なかった」と聞いています。現在は焼肉店が数多く集まる五反田ですが、大山飯店はその街の焼肉文化が広がる前から営業を続けてきた店の1つです。
50年続いているというだけでも十分に老舗ですが、さらに印象的なのが3世代にわたって通っている常連客がいることです。
祖父母や親に連れられて食べた店を、大人になってから自分の家族と訪れる。飲食店にとって、これは単に料理がおいしいだけでは生まれにくい関係です。
店の味だけでなく、「ここへ来れば昔と同じ焼肉を食べられる」という安心感まで受け継がれていることが分かります。
3代目・江原拓也さんは肉から副菜まで自分で確認する
3代目として店を守っている江原拓也さんの仕事は、店全体を管理するだけではありません。
大山飯店では、仕入れる肉について、
- 肉の大きさ
- 色合い
- サシの入り方
- 水分量
などを細かく確認しています。
さらに肉だけでなく、名物となっている生ダレや自家製キムチなどの副菜についても江原さん自身が味を確認し、必要に応じて微調整しています。
公式案内でも、A5黒毛和牛を使用し、その日に状態の良い肉を仕入れること、料理人が直接選び抜いた肉を提供することが紹介されています。
3代目になったから新しい味に変えるのではなく、以前から通う客が求めている味を再現し続けることに力を注いでいる点が、大山飯店らしいところです。
常連客が味の変化に気づくことが店の緊張感につながっている
長く続く店には、老舗ならではの難しさもあります。
大山飯店では長年通う客が多く、江原さんによれば、タレや肉の品質が変わると常連客にはすぐ分かってしまうといいます。
そこで、生ダレや副菜を味見しながら微調整を重ね、「いつ来てもおいしい状態」に近づけています。
料理は同じ材料を同じ分量で作れば完全に同じ味になるとは限りません。野菜や肉は季節や個体によって状態が変わるため、最後は人が確認して調整する必要があります。
大山飯店の秘伝生ダレが長く守られている背景には、レシピだけでなく、その日の状態を判断して味を合わせる3代目の仕事があります。
肉の仕入れ先とも約50年の付き合いが続いている
店の歴史を感じさせるもう1つのエピソードが、仕入れ業者との関係です。
江原さんは、肉を仕入れている業者について約50年来の付き合いがあると話しています。
焼肉店では肉そのものが商品の中心です。
長く付き合ってきた業者から仕入れながらも、「いつもの仕入れ先だから大丈夫」と任せきりにするのではなく、大きさや色、サシ、水分まで確認しているところに店の姿勢が表れています。
公式サイトでも特選カルビ、サーロイン、上ロース、ミスジなどを扱い、その日の状態を見ながら良い肉を選んでいることが案内されています。
昔からの取引関係と、その日の肉を見る目の両方があるからこそ、長年通う客にも同じ店として認められているのでしょう。
五反田が焼肉激戦区になった背景には芝浦の食肉市場がある
現在の五反田は、さまざまなタイプの焼肉店が集まるエリアとして知られています。
その背景の1つに、芝浦の食肉市場に近いことがあります。肉を扱う大きな市場へのアクセスが良く、質の良い肉を仕入れやすい立地であることから、五反田には数多くの焼肉店が集まっています。
その競争が激しい街で大山飯店が約50年続いてきた点は見逃せません。
新しい人気店が次々に生まれる街だからこそ、老舗には「昔からある」という理由だけではなく、何度でも客を戻す味が必要になります。
秘伝生ダレ、肉選び、自家製キムチ、長年続く仕入れ先との関係が組み合わさって、現在の大山飯店につながっています。
初めてなら焼肉ランチで老舗の味を知る方法もある
「気になるけれど、夜に高級な肉を何皿も頼むのは少しハードルが高い」という人なら、ランチから入る方法もあります。
紹介されている焼肉ランチは1,300円で、牛ハラミ100gに白菜キムチや3種類のナムルなどが付きます。
ここでも名物の生ダレを味わえるため、「大山飯店は何が違うのか」を知る入口として利用しやすいメニューです。
自家製のキムチやナムルも一緒に食べれば、江原さんが肉以外の味まで確認している理由も感じやすくなります。
本店には個室もあり会食や家族の食事にも使える
本店は東京都品川区西五反田1-11-9 司ビル2階にあります。
店内は82席で、テーブル席のほか完全個室も用意されています。個室は2~6人で利用でき、人気が高いため早めの予約が案内されています。
営業時間は、
- 月~土:11:30~翌4:00
- 日・祝:11:30~翌3:00
です。
予約にも対応しているため、普段の食事だけでなく家族の集まりや会食にも利用できます。
五反田には「大山飯店 駅前店」もあるため、待ち合わせや予約をするときは本店か駅前店かまで確認しておくと間違いにくいです。
3世代の客が通うことが大山飯店50年の一番分かりやすい実績
飲食店の人気は行列や口コミ数でも測れますが、大山飯店の場合は3世代にわたって通う常連客がいることが、店の歴史を最も分かりやすく物語っています。
祖父から受け継いだ店を3代目の江原拓也さんが守り、肉、生ダレ、キムチなどを自分で確認する。仕入れ業者との約50年の関係も続いています。
秘伝ダレだけを切り取ると「おいしい焼肉店」の話ですが、その味が50年近く続いている背景まで見ると、大山飯店の面白さはさらに深まります。
変えないために、毎日細かく調整する。
それこそが、五反田で長く愛されてきた老舗の強さです。
参考リンク
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