梅雨の不快を減らす防水・部屋干し・カビ対策
梅雨になると、靴の染み込みや傘の水はけ、部屋干し臭、お風呂のカビなど、毎日の小さな不快が増えやすくなります。
『あさイチ(雨の日でも快適に!梅雨対策SP)(2026年6月16日)』でも取り上げられ注目されています 。
この記事では、防水スプレーの正しい使い方から、傘の撥水復活、洗濯物のニオイ対策、浴室のカビ予防まで、家で今日から試せる梅雨対策をわかりやすく整理します。
この記事でわかること
・古い靴にも使える防水スプレーのコツ
・傘の撥水復活でアイロンを避けたい理由
・部屋干し臭を防ぐ干し方とつけ置き洗い
・お風呂のカビを増やさないシャワーと換気のコツ
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あさイチ梅雨対策SPの防水スプレーのコツは?古い靴でも撥水させる使い方
梅雨の時期に困るのは、雨そのものよりも「濡れたあとの不快感」です。靴がしみる、傘の水はけが悪い、洗濯物が臭う、浴室にカビが出る。どれも小さなことに見えて、毎日続くとかなりストレスになります。
『あさイチ 雨の日でも快適に!梅雨対策SP(2026年6月16日)』でも注目されたように、今の梅雨対策は「雨を避ける」だけではなく、濡れたあとに早く乾かすこと、菌を増やさないこと、素材を傷めないことが大事になっています。
まず、靴やレインウェアに使う防水スプレーは、ただ吹きかければいいものではありません。
ポイントは、スプレー前の下準備です。
靴に泥やほこり、皮脂汚れがついたままスプレーすると、撥水成分が表面にきれいにつきにくくなります。だから、最初にするのは大がかりな掃除ではなく、かたく絞ったぬれタオルでサッと拭くことです。
この「サッと拭く」が意外と大切です。汚れを軽く落としてから乾かし、そのあとに防水スプレーを使うと、靴の表面に薄い膜が作られやすくなります。
ただし、靴が湿ったままスプレーするのは避けたほうがいいです。水分が残っているとスプレーがムラになりやすく、効果も落ちやすくなります。急ぎたいときは、ドライヤーの冷風で乾かすのが安全です。熱風は素材を傷めることがあるため、革靴や合皮、接着部分がある靴では特に注意が必要です。
防水スプレーを使うときは、必ず屋外で行います。吸い込むと体調を崩すおそれがあるため、風通しのよい場所で、顔から離して使うのが基本です。マスクをして、周囲に人やペットがいないことも確認しておきたいところです。
また、スプレーは「たっぷり一気に」ではなく、薄く満遍なくが正解です。厚くかけるほど強くなると思いがちですが、シミやムラの原因になります。
靴の場合は、中敷きにスプレーがかからないように注意します。中がすべりやすくなると、歩きにくくなったり、靴の中で足が動いて靴ずれしやすくなったりします。
古い靴に使う場合も、状態がよければ防水スプレーは役立ちます。ただし、ひび割れた革、劣化した合皮、はがれかけた素材には向きません。そういう靴は、スプレーで無理に延命するより、雨の日用に別の靴を用意したほうが安全です。
使う前には、必ず製品の表示を確認します。
特に見るべきなのは、この3点です。
・本革に使えるか
・合皮に使えるか
・布やスエードに使えるか
スニーカー用、革靴用、衣類用などで成分や向き不向きが違います。子どもの通学用ローファーや革靴に使うときも、まずは目立たない場所で試すのが安心です。
梅雨対策で大切なのは、完璧に水を弾くことではありません。雨の日のダメージを減らし、帰宅後に早く乾かせる状態にしておくことです。
防水スプレーは「雨の日の前」に準備するもの。濡れてから焦って使うより、天気予報を見て前日までに手入れしておくと、かなり快適になります。

(印刷用)
傘の撥水復活にアイロンはNG?あさイチで紹介された最新の注意点
傘の水はけが悪くなると、たたんだときに手が濡れたり、玄関や電車内でまわりを濡らしたりします。新品のころは水玉がコロコロ転がっていたのに、使っているうちにベタッと水が広がるようになることがあります。
これは、傘の表面にある撥水機能が弱くなっているサインです。
昔は、傘の撥水を復活させる方法として「アイロンを当てる」「ドライヤーで温める」といったやり方が広く知られていました。熱を加えることで、寝てしまった撥水成分が立ち上がり、水を弾きやすくなるという考え方です。
ただ、今は注意が必要です。
理由は、最近の傘には晴雨兼用傘や遮光・遮熱コーティングつきの傘が増えているからです。特に傘の裏側に黒っぽいコーティングがあるものは、熱に弱い場合があります。アイロンを当てると、コーティングが傷んだり、はがれたり、変色したりするおそれがあります。
さらに、傘に使われる撥水加工そのものも、昔と同じとは限りません。環境や安全性への配慮で、使われる撥水剤が変わってきているため、「昔ながらのアイロン復活法」が今の傘にそのまま合うとは言い切れません。
つまり、傘の撥水復活で大事なのは、今持っている傘の素材を見て判断することです。
晴雨兼用傘、遮光傘、UVカット傘、裏面コーティングつきの傘は、熱を使うより防水スプレーで表面を整えるほうが無難です。
やり方は難しくありません。
まず、傘を開いて乾いた状態にします。汚れがある場合は、やわらかい布で表面を軽く拭きます。完全に乾かしたあと、屋外で傘の表面に円を描くように防水スプレーをかけます。
ここでも大切なのは、薄くムラなくです。近づけすぎると一点に液が集中し、シミになることがあります。少し離して、全体にふわっとかけるイメージです。
使ったあとはしっかり乾かします。乾く前にたたむと、ニオイやベタつき、ムラの原因になります。
傘の撥水を長持ちさせるには、使い終わったあとも大事です。雨に濡れた傘を閉じたまま放置すると、生地の間に湿気がこもり、ニオイや劣化につながります。
帰宅したら、まず傘を軽く振って水滴を落とします。可能なら開いた状態で乾かします。狭い玄関で開けない場合は、少し広げて風が通るようにしておくだけでも違います。
傘は「壊れたら買い替えるもの」と思われがちですが、撥水が落ちただけなら手入れで使いやすさが戻ることがあります。ただし、骨が曲がっている、布が破れている、コーティングがはがれている場合は、無理に復活させようとせず買い替えを考えたほうが安全です。
部屋干し臭を消す酸素系漂白剤のつけ置き方法は?40度のお湯と分量の目安
梅雨の悩みで特に多いのが、部屋干し臭です。洗ったはずなのに、乾いたあとにイヤなニオイが戻ってくる。タオルを顔に近づけた瞬間に、モワッとしたニオイがする。これはかなり不快です。
部屋干し臭の原因は、洗剤の香りが弱いからではありません。主な原因は、衣類やタオルに残った皮脂汚れや菌です。濡れている時間が長くなると、菌が増えやすくなり、あの独特なニオイが出やすくなります。
だから、部屋干し臭対策で一番大事なのは、早く乾かすことです。
洗濯物は、濡れている時間が長いほどニオイが出やすくなります。梅雨の部屋干しでは、ただ干すだけではなく、風の通り道を作ることが大切です。
おすすめは、アーチ干しです。
長いものを外側、短いものを内側に干すことで、下に空間ができ、空気が流れやすくなります。洗濯物同士をぴったりくっつけず、少し間をあけることも大切です。
扇風機やサーキュレーターを使う場合は、上からではなく、下のほうに風を当てるのが効果的です。洗濯物の下に湿った空気がたまりやすいからです。下から風を動かすと、乾きにくい部分の湿気が逃げやすくなります。
それでもニオイが残る場合は、酸素系漂白剤を使ったつけ置き洗いが有効です。
目安は、40度くらいのお湯です。シャワーの温度設定で用意しやすい温度なので、家庭でも試しやすい方法です。お湯は最初に40度くらいあれば、その後少し冷めても問題ありません。
番組内で紹介された目安では、お湯5Lに対して酸素系漂白剤500mL、洗濯用洗剤1回分です。ここで大事なのは、必ず使う製品の表示を確認することです。液体タイプ、粉末タイプ、濃縮タイプで量が違うことがあります。
つけ置きの流れは、次のように考えるとわかりやすいです。
・40度くらいのお湯を用意する
・酸素系漂白剤と洗濯用洗剤を入れる
・ニオイが気になるタオルや衣類をつける
・その後、通常どおり洗濯する
・できるだけ早く乾かす
ただし、使えない素材もあります。
シルク、ウール、金属のファスナーやボタンがある衣類には注意が必要です。色落ちしやすい衣類も、目立たない部分で確認してからにします。
また、絶対に気をつけたいのが、塩素系漂白剤と間違えないことです。酸素系と塩素系は別物です。塩素系は強力ですが、色落ちや素材の傷みにつながりやすく、使い方を間違えると危険です。
部屋干し臭を根本から減らすには、洗う前の行動も大切です。
濡れたバスタオルや汗をかいた服を、洗濯槽にそのまま入れて放置するのは避けたいところです。洗濯槽の中は湿気がこもりやすく、菌が増えやすい場所です。すぐ洗えない場合は、洗濯カゴに入れる前に一度広げておく、ハンガーにかけて乾かしておくなど、湿気を逃がす工夫をします。
靴下は、裏返して洗うのも効果的です。足の皮脂や汗は内側につきやすいので、裏返すことで汚れが落ちやすくなります。
梅雨の洗濯は、香りでごまかすより、菌を増やさない流れを作ることが大切です。洗う、干す、乾かす。この3つを少し変えるだけで、部屋干し臭はかなり減らせます。
濡れた本を冷凍庫で復活させる方法は?開かず乾かす手順
雨の日にバッグの中まで濡れて、本やノートがふやけてしまうことがあります。あわててページを開きたくなりますが、ここで無理に開くと、紙が破れたり、ページ同士がくっついたりします。
濡れた本を救うときの基本は、すぐ開かないことです。
まず、本の表面についた水分を、タオルなどでやさしく拭き取ります。こすらず、押さえるように水分を取ります。ページの中まで水が入っている場合でも、無理にめくらないほうが安全です。
次に、保存袋に入れます。このとき、袋の口は完全に閉じません。湿気の逃げ道を少し残しておきます。
そのまま本を立てた状態で、冷凍庫に入れます。目安は1日です。
なぜ冷凍庫なのかというと、紙に含まれた水分をいったん凍らせることで、紙同士がベタベタくっつくのを抑えやすくなるからです。濡れたまま自然乾燥させると、紙が波打ちやすく、ページがくっつきやすくなります。
冷凍後は、取り出してすぐに開くのではなく、タオルで挟み、上から重しをのせて一晩置きます。これで、紙のゆがみを少し落ち着かせやすくなります。
もちろん、完全に新品のように戻るわけではありません。紙の波打ちやシミが残ることはあります。それでも、読める状態に戻したいときには試す価値があります。
大切な本、図書館の本、学校の教材、高価な資料の場合は、自己判断で強い乾燥やアイロンを使わないほうが安全です。熱でインクがにじんだり、紙が変形したりすることがあります。
濡れた本でやりがちなNG行動は、次の3つです。
・すぐにページを開いて乾かそうとする
・ドライヤーの熱風を近づける
・強くこすって水分を取る
どれも紙を傷める原因になります。
雨の日に本や書類を持ち歩く場合は、バッグの中に薄いビニール袋やファスナーつき袋を入れておくと安心です。濡れてから救うより、濡れないように守るほうがずっと簡単です。
お風呂のカビ予防は水よりお湯?シャワーと防カビグッズの使い方
梅雨になると、お風呂のカビも増えやすくなります。浴室は湿度が高く、皮脂汚れや石けんカスも残りやすい場所です。カビにとっては、かなり居心地のいい環境です。
お風呂のカビ対策でよくあるのが、「最後に冷水をかける」という方法です。浴室の温度を下げるために水をかける、という考え方です。
ただ、カビ予防で大事なのは温度だけではありません。むしろ、水分を残さないことがとても大事です。
水で流すと、水滴が残りやすくなることがあります。水滴が残ると、湿った状態が長く続き、カビが増えやすくなります。一方で、お湯で流すと皮脂汚れや石けんカスが落ちやすくなり、その後に水切りをすれば乾きやすくなります。
つまり、お風呂掃除後の流れは、
お湯で汚れを流す → 水切りワイパーで水滴を取る → 換気する
この流れがわかりやすいです。
水切りワイパーは、壁や鏡、床の水滴を減らすのに役立ちます。毎日完璧にやろうとすると続かないので、まずは鏡と壁の下半分だけでも十分です。カビが出やすい場所を優先します。
浴室のカビは、見えてから落とすより、見える前に増やさないほうが楽です。そこで役立つのが、天井にも届くタイプの防カビグッズです。
煙が出るタイプの防カビグッズは、浴室全体に成分が広がりやすく、手が届きにくい天井や換気扇まわりにも使いやすいのが特徴です。効果は製品にもよりますが、約2か月を目安に考えると管理しやすいです。
ただし、防カビグッズは「すでにあるカビを消すもの」ではありません。すでに黒くなっているカビは、先に掃除して落とす必要があります。そのあとで防カビグッズを使うと、増えるのを抑えやすくなります。
梅雨時期のお風呂対策は、がんばりすぎないほうが続きます。
おすすめは、毎日の小さな習慣を決めることです。
・入浴後にお湯で壁や床を軽く流す
・水切りワイパーで水滴を取る
・換気扇を回す
・床に物を置きっぱなしにしない
・2か月に1回、防カビグッズを使う
これだけでも、カビの出方はかなり変わります。
特に大切なのは、床にボトルや洗面器を直置きしないことです。物の下は乾きにくく、ぬめりやカビの原因になります。浮かせる収納にすると、掃除も乾燥も楽になります。
梅雨のカビ対策は、強い洗剤で一気に落とすより、カビが好きな環境を作らないことが基本です。湿気、汚れ、水滴。この3つを減らすだけで、お風呂掃除の負担はかなり軽くなります。
靴のニオイ対策は履き方で変わる?インソールと除菌シートのコツ
雨の日は、靴の中が蒸れやすくなります。湿った靴をそのまま履き続けると、ニオイが強くなりやすいです。靴のニオイは、単に足が臭いという話ではありません。
原因の多くは、汗・皮脂・湿気・菌です。
足は思っている以上に汗をかきます。そこに雨や湿気が加わると、靴の中は蒸れた状態になります。菌が増えやすくなり、ニオイが出やすくなります。
意外と大事なのが、靴のサイズ感です。
靴がゆるいと、歩くたびに足が中で動きます。すると摩擦が増え、汗をかきやすくなります。さらに、足と靴の間にすき間があると、ムレやすさやニオイにつながることがあります。
そのため、靴のニオイ対策では、ぴったり履くことも大切です。
もちろん、きつすぎる靴はよくありません。指が痛い、爪が当たる、血行が悪くなるような靴は避けるべきです。ここでいう「ぴったり」は、足が中で大きく動かない、かかとが浮きにくい状態です。
ゆるい靴には、かかと用のインソールや中敷きを使うと調整しやすくなります。特に雨の日用の靴は、脱ぎ履きしやすさを優先して大きめを選びがちですが、大きすぎると逆に疲れやすく、ニオイ対策にも不利です。
インソールは、定期的に手入れします。
取り外せるタイプなら、帰宅後に外して乾かすだけでも違います。ニオイが気になるときは、除菌シートで軽く拭き、しっかり乾かしてから戻します。湿ったまま戻すと逆効果です。
靴そのものも、毎日同じものを履き続けないほうがいいです。1日履いた靴は、内側に湿気がたまっています。できれば1日休ませて、しっかり乾かす時間を作ります。
雨で濡れた靴は、新聞紙や吸水紙を中に入れて水分を取ります。途中で湿った紙を取り替えると、乾きが早くなります。乾燥機やドライヤーの熱風は、素材を傷めることがあるため注意が必要です。
靴のニオイ対策は、消臭スプレーだけに頼るより、次の流れを作るほうが効果的です。
・雨に濡れる前に防水する
・帰宅後に水分を取る
・インソールを外して乾かす
・除菌シートで拭く
・同じ靴を連続で履かない
・サイズを見直す
梅雨の靴トラブルは、濡れた瞬間ではなく、濡れたあとに放置したときに悪化します。だから、帰宅後の数分がかなり大事です。
玄関に新聞紙や吸水シート、除菌シートを置いておくと、手入れのハードルが下がります。わざわざ準備しなくてもすぐ使える状態にしておくと、続けやすくなります。
梅雨対策は、特別なことを一気にやるより、濡れたら早く乾かす、汚れを残さない、素材に合った方法を選ぶことが基本です。
防水スプレー、部屋干し、傘、浴室、靴。全部に共通しているのは、「水分を長く残さないこと」です。
雨の日を完全になくすことはできませんが、家に帰ってからの不快感はかなり減らせます。梅雨を快適にする近道は、高い道具をそろえることより、正しい順番で手入れすることです。
使用したリンク
・番組内容の確認 (bangumi.org)
・防水スプレーの安全な使い方 (内閣府)
・酸素系漂白剤と温水の使い方 (花王)
・酸素系漂白剤のつけ置き方法 (オキシクリーン〖OxiClean〗 公式サイト(株式会社グラフィコ))
・浴室防カビグッズの使用目安 (look.lion.co.jp)
・濡れた本の復旧方法 (pro.bookoffonline.co.jp)
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