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ホシガレイはなぜ幻のカレイ?黒い斑点・旬・味・マツカワとの違い【帰れマンデー見っけ隊!!で話題】

豊洲市場でも「幻のカレイ」と呼ばれるホシガレイ

『帰れマンデー見っけ隊!!(さかなクンと築地&豊洲へ!プロが行く名店で爆食旅!!)(2026年8月24日)』には、さかなクンが大興奮する「幻のカレイ」が登場します。豊洲市場が同じ「幻のカレイ」という言葉で紹介している魚がホシガレイです。流通量の少ない高級魚で、特徴的な黒い斑点を持ち、刺身や寿司、煮付けでも高く評価されています。なぜ希少なのか、名前の由来や旬、似ているマツカワとの違いまで詳しく見ていきます。

この記事でわかること

  • ホシガレイが「幻のカレイ」と呼ばれる理由
  • 名前の由来になる特徴的な黒い斑点
  • 漁獲が増える時期とおいしい食べ方
  • よく似た高級魚マツカワとの見分け方

ホシガレイは資源量の少なさから「幻のカレイ」と呼ばれる

ホシガレイはカレイ科マツカワ属の魚です。豊洲市場では、資源が減少してきたことから「幻のカレイ」とも呼ばれる魚として紹介されています。

北海道以南から九州まで広く分布していますが、一般的なカレイのように大量に水揚げされる魚ではありません。宮城県でも主要魚市場への水揚げ量が極めて少ない魚として扱われてきました。

その希少性から市場では高級魚になります。

宮城県の研究資料でも、ホシガレイは県内で漁獲される主要なカレイ類の中で特に資源量が少なく、非常に高い価格で取引される魚とされています。

スーパーの鮮魚売り場で日常的に見かけるマコガレイやアカガレイとは、かなり立ち位置が違う魚です。

「カレイなら珍しくない」と思ってしまいますが、ホシガレイとなれば話は別。魚をよく知る人ほど反応する理由は、この希少性と味の評価の高さにあります。

「ホシ」の名前はヒレに並ぶ黒い斑点から付いた

ホシガレイは見た目にも分かりやすい特徴があります。

背びれ・尻びれ・尾びれに丸い黒色の斑点があり、この模様が「ホシガレイ」という名前の由来です。豊洲市場も、この黒色斑を名前の由来として紹介しています。

成長すると全長60cmほどになる大型のカレイです。宮城県の資料では、大きな個体は全長60cm、6kgに達するとされています。

カレイというと茶色っぽい平たい魚という印象が強いものの、ホシガレイを見分けるときはヒレを見るのがポイントです。

この模様は、よく似た高級魚マツカワと区別するときにも重要になります。

マツカワとは黒い模様の形で見分けられる

ホシガレイと特によく似ているのが、同じマツカワ属のマツカワです。

どちらも大型になり、希少価値の高いカレイとして知られています。

大きな違いはヒレの模様です。

ヒレの特徴
ホシガレイ 丸い黒色の斑点がある
マツカワ 黒い模様が帯状になる

ホシガレイでは背びれや尻びれにある黒い斑点が丸く、ヒレの縁まで達しません。一方、マツカワでは黒い模様が帯のように見えます。

豊洲市場でもホシガレイとマツカワは、どちらも高級魚として紹介されています。

名前だけでは区別しにくい2種類ですが、「星のような丸い点がホシガレイ」と覚えると分かりやすくなります。

漁獲のピークは6月から7月の初夏

ホシガレイは地域によって漁獲状況が異なりますが、宮城県では刺し網、沖合底びき網、小型底びき網などで漁獲されています。

例年、6月から7月の初夏に漁獲のピークを迎えます。

産卵期は12月から2月ごろです。

夏には沿岸の浅い海域で成長し、秋から冬になると水深100~150mほどの産卵場へ移動することも研究から分かっています。

魚には「旬」と「最も多く獲れる時期」が必ずしも一致しない場合がありますが、ホシガレイの場合、少なくとも宮城県では初夏が市場に出やすくなる時期の1つです。

8月に豊洲市場などで出会えたとすれば、普段見慣れないカレイが並んでいても魚種名まで確認してみたくなります。

刺身や寿司で味わえるほど評価の高い白身魚

ホシガレイは希少なだけではありません。

味の評価が高いことも、高級魚として扱われる大きな理由です。

豊洲市場では刺身・寿司・煮付けなどで食べられる魚として紹介されています。宮城県の資料でも、刺身、フライ、煮付けなどにして食べるおいしい魚とされています。

一般的なカレイは煮付けや唐揚げのイメージが強いですが、ホシガレイは新鮮なものを刺身や寿司にできる点が魅力です。

白身魚らしい食べ方だけでなく、

  • 刺身
  • 寿司
  • 煮付け
  • フライ

と料理の幅も広くなっています。

流通量が少ないため、いつでも同じ店で食べられる魚ではありません。寿司店や魚料理店でも、入荷したときに出会える魚という楽しみ方になります。

天然魚が少ないため稚魚を育てて海へ放流している

「幻」と呼ばれるほど数が少ないホシガレイですが、そのまま減少を見守っているわけではありません。

宮城県や福島県などでは、人工的に育てた稚魚を海へ放流する栽培漁業が進められています。

宮城県では1995年度から採卵技術や種苗生産技術の開発に取り組んできました。ホシガレイは良質な卵を安定して確保することが難しく、種苗生産にも難しさがあります。

福島県でも放流が続けられており、2026年にもホシガレイの稚魚が放流されています。

また、宮城県では全長30cm未満のホシガレイを漁獲しない資源管理にも取り組んでいます。

「珍しい魚だから高い」というだけではなく、漁業者や研究機関が時間をかけて資源を守っている魚でもあるのです。

1匹のホシガレイから豊洲市場の面白さが見えてくる

築地や豊洲というと、マグロ、ウニ、イクラ、カニなど華やかな魚介類に目が向きがちです。

しかし市場には、ホシガレイのように名前を知らなければ通り過ぎてしまう高級魚も集まります。

ホシガレイは、ヒレにある丸い黒点という分かりやすい特徴を持ちながら、資源量が少なく、稚魚の放流まで行われている魚です。

そして刺身や寿司としても評価される白身魚という点まで知ると、「幻のカレイ」という呼び名の意味がかなり違って見えてきます。

豊洲で魚を見る機会があれば、値札の魚種名にも目を向けてみると、マグロやカニだけではない市場の面白さを発見できます。


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