築地の地下に隠れた「河岸頭」の2段海鮮丼
『帰れマンデー見っけ隊!!(さかなクンと築地&豊洲へ!プロが行く名店で爆食旅!!)(2026年8月24日)』で気になるのが、「人目につかない地下にある海鮮丼の名店」です。築地4丁目の地下に店を構える刺身BAR 河岸頭には、上下とも海鮮を楽しめる名物「築地場外丼」があります。単なる大盛りではなく、築地市場のマグロ競り場や仲買で経験を積んだ店主が、さまざまな魚を味わってほしいという思いから生み出した2段海鮮丼です。
この記事でわかること
- 河岸頭の「築地場外丼」がどんな海鮮丼なのか
- なぜ珍しい2段重ねになったのか
- 店主のマグロ競り場・仲買での経験
- 店の場所や営業時間、初めて行くときのポイント
河岸頭の築地場外丼は上下とも海鮮を楽しむ2段構成
刺身BAR 河岸頭(かしがしら)の代表的なメニューが「築地場外丼」です。
最大の特徴は、海鮮丼が2段重ねになっていること。
一般的な2段重のお弁当のように「上がおかず、下がご飯」という構成ではありません。上段にも下段にも魚介とご飯が入り、2つの海鮮料理を続けて味わえるように作られています。
2014年に紹介された際には、21種類もの具材を使った豪快な2段重ねとして取り上げられていました。
旬や仕入れによって魚介は変わるため、「いつ行ってもまったく同じ21種類」というメニューではありません。
むしろその日の市場で店主が選んだ魚を楽しむところに、築地らしい魅力があります。
2段にした理由は「いろいろな魚をお腹いっぱい食べてほしい」
見た目のインパクトを狙っただけで、2段になったわけではありません。
河岸頭が築地場外丼を作った背景には、店主の「いろいろな魚を、お腹いっぱい味わってもらいたい」という考えがありました。
2014年の取材では、築地場外丼を約4年前から提供し始めたことが紹介されています。河岸頭自体は2008年にオープンしているため、店を始めてから試行錯誤する中で生まれた名物だったことが分かります。
海鮮丼というと、
「マグロ中心」
「ウニとイクラ中心」
「サーモン中心」
など、人気の魚介に絞った商品も多くあります。
河岸頭は反対に、できるだけ多くの魚を1食で体験できる方向へ振り切りました。
器を大きくするだけでなく、2段に分けることで種類と食べ方を増やしたところが築地場外丼の面白さです。
上段と下段で違う楽しみ方ができる
築地場外丼は、同じ海鮮丼を2杯重ねただけではありません。
過去に紹介された構成では、上段には刺身を中心とした豪華な魚介が盛られ、下段には細かくした魚介などを使ったちらし寿司が入っていました。
つまり、
上段では魚そのものを味わい、下段では魚と酢飯を一緒に楽しむ
という食べ分けができます。
同じマグロでも部位によって脂や食感は異なり、白身魚、貝、エビ、ウニなどが加われば味の変化はさらに大きくなります。
「海鮮丼を食べた」というより、築地に集まる魚を少しずつ食べ歩く感覚に近い1杯です。
店主は築地市場のマグロ競り場で経験を積んだ魚の目利き
河岸頭の強みは、丼の盛り付けだけではありません。
店主は、かつて築地市場のマグロの競り場や仲買で働いた経験を持っています。
市場では魚の名前を知っているだけでは十分ではありません。
同じ種類の魚でも、
- 脂の状態
- 鮮度
- 大きさ
- 産地
- 入荷量
- その日の相場
などを見ながら仕入れる必要があります。
河岸頭では、その経験を生かして毎日市場を回り、品質と価格のバランスが良い魚だけでなく、値段は高くても普段なかなか食べられない魚まで仕入れてきました。
だからこそ、名物が「1種類の魚を大量に盛った丼」ではなく、多彩な魚を組み合わせる海鮮丼になったことにも納得できます。
クエやアラ、ハッカクなど珍しい魚が入ることもある
築地で魚を食べる面白さは、マグロやサーモンだけではありません。
河岸頭では仕入れによって、天然クエ、アラ、メヌケ、ハッカク、マンダイなどを扱うことがあります。
特に天然の大型クエのような高級魚は、スーパーで日常的に購入する魚とはかなり違います。
ハッカクも北海道などで水揚げされる独特な姿の魚で、全国どこでも普通に並ぶ魚ではありません。
何が入るか決まっているチェーン店のメニューとは違い、その日の市場に何が入ったかによって食体験が変わるのが河岸頭らしいところです。
海鮮丼の魚を1種類ずつ見ながら、「これは何の魚だろう」と楽しむ食べ方にも向いています。
マグロを食べたい人には別の丼もある
店主の経歴からも分かる通り、河岸頭はマグロにも強い店です。
築地場外市場の店舗案内には、
- ウニトロユッケ丼
- 壺いくら丼
- 築地場外丼
- トロブツ丼
- 三色漬丼
- 鮪のアゴ煮定食
などが掲載されています。
「いろいろな魚を1度に食べたい」なら築地場外丼。
一方で、「築地に来たからマグロを中心に食べたい」という人ならトロブツ丼など、目的によって選べます。
特にマグロの競り場や仲買を経験した店主の店という背景を知ると、マグロを目的に訪れる理由も十分あります。
鮪のアゴ煮という海鮮丼とは違う食べ方も面白い
海鮮丼以外で気になるのが鮪のアゴ煮です。
マグロというと赤身、中トロ、大トロが真っ先に思い浮かびますが、魚には頭や頬、カマなど食べられる部分が数多くあります。
河岸頭では鮪のアゴ煮定食もメニューとして案内されています。
市場で魚を扱ってきた店だからこそ、刺身にする代表的な部分だけではなく、魚をさまざまな料理として味わえるのが面白いところです。
築地場外丼が「多種類の魚を楽しむ料理」なら、アゴ煮は「1匹の魚にはこんな食べ方もある」と気づかせてくれる料理です。
店が地下にあるため初めてだと通り過ぎやすい
河岸頭の住所は東京都中央区築地4-12-2 ライオンズマンション東銀座です。
そして大きな特徴が、店舗が地下1階にあることです。
築地場外市場では路面に鮮魚店や飲食店が並び、人通りも多いため、地上の店だけを見ながら歩いていると見逃してしまいやすい場所です。
いわゆる「市場のど真ん中に大きな看板を構える海鮮丼店」とは少し違います。
築地4丁目交差点付近から晴海通り沿いを歩き、建物から地下へ下りる場所を探すのがポイントです。
まさに「知っていなければ入りにくい地下の店」という立地も、河岸頭の特徴になっています。
ランチと夜では楽しみ方が変わる
築地場外市場の案内では、河岸頭の営業時間は、
- 昼:11:00~14:00
- 夜:18:00~23:00
となっています。
朝早くから営業する店が多い築地では、11時スタートは比較的遅めです。
そのため、「築地だから朝6時に海鮮丼を食べに行く」という感覚で訪れると営業時間前になります。
朝の市場散策を楽しんだあと、昼食として向かう使い方がしやすい店です。
また、「刺身BAR」という店名の通り、昼の海鮮丼だけでなく、夜には魚料理と酒を楽しめる店という別の顔があります。
昼と夜で店の楽しみ方が変わるのも河岸頭ならではです。
2段海鮮丼は量を考えて注文したい
築地場外丼は、多種類の魚をお腹いっぱい食べてもらうために作られたメニューです。
当然ながら、一般的な海鮮丼よりボリュームがあります。
「築地へ行ったから、このあと玉子焼き、寿司、スイーツも食べ歩きたい」という人の場合、築地場外丼を食べたあとに何軒も回る計画はかなりお腹と相談する必要があります。
反対に、
「今回は海鮮をしっかり食べることを目的に築地へ行く」
という人には非常に分かりやすい選択肢です。
食べ歩きの1品ではなく、築地でのメインの食事として考えるほうが向いています。
築地場外丼の本当の魅力は「量」より魚の種類にある
写真を見ると、どうしても「2段」「大盛り」というインパクトに目が向きます。
しかし河岸頭の背景を知ると、築地場外丼の本質は少し違って見えてきます。
店主は築地市場のマグロ競り場や仲買で経験を積み、その日の相場と魚を見ながら仕入れてきました。
そして「いろいろな魚をお腹いっぱい食べてもらいたい」という発想から生まれたのが、2段重ねの築地場外丼です。
つまり2段という形は目的ではなく、多彩な魚を1度に味わってもらうための方法でした。
築地場外市場で海鮮丼を選ぶとき、マグロだけ、ウニだけという豪華さとは違う、「魚の種類の多さ」を楽しみたい人に覚えておきたい1軒です。
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