汗をかいたら服を脱がずに抜き取れる「汗取りインナー」の正体
真夏の通勤で背中まで汗びっしょり。でも会社や外出先でインナーまで着替えるのは難しいものです。『あさイチ(Tシャツの伸びた首まわり&黄ばみの悩み撃退SP)(2026年8月24日)』で登場したのが、服を着たまま首元からスッと抜き取れる汗取りインナー。実は奈良の小学生にはおなじみの「マラソンタオル」が原点でした。商品名や使い方、誕生のきっかけ、価格まで詳しくまとめます。
この記事でわかること
- 服を着たまま抜ける汗取りインナーの商品名
- 汗を吸ってから取り外す仕組みと使い方
- 原型になった奈良の「マラソンタオル」とは何か
- フェリシモの商品価格・素材・購入方法
紹介されたのはフェリシモ「ラミプリュス」の汗取りインナー
汗をかいた後、Tシャツやブラウスを脱がずに取り外せるアイテムとして紹介されたのが、**フェリシモのL’AMI+[ラミプリュス]「汗をかいたらシュッと抜き取る 綿100%でお肌にうれしい汗取りインナーの会」**です。
最大の特徴は、普通のキャミソールのように頭や腕を抜いて脱ぐ必要がないこと。
体の汗を吸わせたあと、前側のボタンを外し、着ている洋服の首元からインナーだけを引き抜ける構造になっています。
つまり「汗をかかないようにする商品」ではなく、汗を吸った布だけ途中で体から取り除くという発想です。
朝、自宅から駅まで歩いただけで汗だくになり、そのまま冷房の効いた電車や職場へ入ると、濡れたインナーが急に冷たくなることがあります。
そんなときにシャツやブラウスまで着替えず、汗を含んだ1枚だけ外せるのが大きな違いです。
素肌と下着の間に着るのがポイント
見た目は一般的なキャミソールとは少し異なります。
使うときは素肌の上、ブラジャーなどの下に着用します。
汗を受け止める主な部分は、
- 背中
- 胸元
- 脇
です。
両サイドには脇下をカバーする部分があり、汗が洋服へ直接移るのを抑える構造になっています。
汗をかいた後はフロント部分のボタンを外し、背中側から首元へ向かって引き抜きます。洋服を全部脱ぐ必要がないので、通勤後の職場や外出先でも使いやすい仕組みです。
「着替えをもう1組持ち歩くほどではないけれど、駅まで歩くだけで背中がびっしょり」という人には、かなり分かりやすい使いどころがあります。
原点は奈良の小学生が使ってきた「マラソンタオル」
この商品の背景が面白いところです。
原型になったのは、奈良県で使われてきたマラソンタオル。
フェイスタオルを加工してベストのような形にし、冬の持久走などで体操服の下に着用します。
走って汗をかいたら、体操服を着たままタオルだけを抜き取ります。
奈良市立柳生小学校と和歌山県の小学校がオンライン交流した際には、和歌山の児童から「奈良にはマラソンタオルというものがあると聞いた」と質問され、柳生小の子どもたちが奈良以外では一般的ではないことに驚いたというエピソードも残っています。
奈良市内の幼稚園でも、駆け足のあとにマラソンタオルで汗を拭き取る様子が紹介されており、実際に地域の子どもたちの生活に根付いてきたことが分かります。
開発のきっかけは「母が作ってくれたタオル」の記憶
商品化につながったのは、奈良出身の開発担当者の子ども時代の記憶でした。
夏の通勤で汗だくになる悩みを話しているとき、母親が作ってくれていたマラソンタオルを思い出したことから企画が始まります。
ところが、社内で話してみるとマラソンタオルを知らない人が多く、奈良では身近だったものが地域独特の習慣だったことが分かりました。
そこで、
「子どもの頃のように、大人も着替えず汗だけ取り除けないか」
という考えから、現代の洋服の下で使いやすいインナーへ発展させています。
昔ながらの生活の知恵をそのまま商品化したのではなく、通勤や買い物、ウォーキングなど、大人が汗をかく場面に合わせて作り直したわけです。
2023年発売からシリーズ累計5万枚を突破
販売開始は2023年5月末。
初年度から1万枚以上を販売し、その後シリーズを拡大していきました。2025年には累計2万枚を超え、2026年4月末には4万枚を突破しています。
さらに2026年7月時点では、公式商品ページでシリーズ累計販売数5万枚突破と案内されています。
約3年で5万枚という数字を見ると、単なる珍しい便利グッズというより、夏の汗対策として一定の支持を得た商品であることが分かります。
特に「出先では着替えられない」という問題に対して、制汗剤や汗取りパッドとは違う解決方法を提示したところが特徴です。
2026年には綿100%のスムース生地タイプが加わった
シリーズは最初から現在の仕様だったわけではありません。
これまで、
- 吸水速乾素材
- 綿100%ダブルガーゼ素材
などが展開され、2026年には第3弾として薄く伸びやかな綿100%スムース生地のタイプが加わりました。
綿100%タイプは洗濯機で洗えます。
サイズは後ろ身ごろが縦約45cm、横約56cm。脇下までカバーできる形になっています。カラーにはグレー、モカ、ホワイトなどがあります。
一般的なキャミソールのように「1日中着続ける」だけでなく、汗を吸わせて途中で外すことまで含めて設計されているのがポイントです。
価格は1枚1705円・フェリシモの定期便商品
綿100%タイプの通常価格は、月1枚1550円+税、税込1705円です。
フェリシモ独自の「回数限定」の販売方式で、ベーシックカラーの場合は3種類から毎月1種類ずつ届き、全種類がそろうと終了する仕組みです。
販売ページによっては初回特別価格が設定されている場合もあります。申込み時には、価格だけでなく、
- 通常価格か初回価格か
- 何回届く商品か
- 色を自分で指定できるか
- サイズや素材
まで確認しておくと安心です。
「瞬間さらさらタイプ」と「綿100%タイプ」の違い
同じシリーズには、**「瞬間さらさら汗取りインナー」**もあります。
こちらも服を着たまま抜き取る基本的な仕組みは同じです。
綿100%タイプは肌に触れる素材を重視したモデル。一方、瞬間さらさらタイプは汗じみや汗冷え対策を前面に出したタイプとなっています。
瞬間さらさらタイプは通常価格税込1375円の商品もあり、綿100%タイプの税込1705円より価格が抑えられています。
肌触りを優先したい人は綿100%、価格や汗対策機能を重視するなら別素材タイプまで比べて選ぶと分かりやすいでしょう。
通勤・自転車・子どもの送迎など「着替えにくい場面」と相性がいい
このアイテムが役立ちやすいのは、汗をかくこと自体よりも汗をかいた後に着替えられない人です。
たとえば、
- 駅まで徒歩や自転車で通勤する人
- 電車に乗った途端に冷房で体が冷える人
- 子どもの送迎後、そのまま仕事や買い物へ行く人
- 屋外と冷房の効いた室内を頻繁に移動する人
- ウォーキングのあとすぐ別の予定がある人
などです。
汗を吸った状態で長時間着続けるものではなく、必要なところまで移動したら抜き取る。
この使い方だからこそ、奈良のマラソンタオルの知恵が大人の夏にも生きています。
マラソンタオルは今も奈良で使われている
マラソンタオルは、昔の懐かしい風習だけではありません。
奈良県内では学校用品を扱う店舗で「持久走で必要なマラソンタオル」として販売されている例があり、奈良の蚊帳生地を使った大人向け商品も作られています。
子どもの持久走で「汗を吸ったタオルを途中で抜く」というシンプルな工夫が、数十年を経て大人向けの猛暑対策用品へ進化したのは興味深いところです。
新しい機能をゼロから生み出したというより、地域では当たり前だった暮らしの知恵に、全国で使える価値を見つけた商品と言えます。
夏の汗対策グッズは数多くありますが、「汗を吸わせたもの自体を服の中から抜いてしまう」という発想はかなり個性的です。汗じみだけでなく、通勤後の汗冷えが気になる人にとっても覚えておきたい選択肢です。
参考リンク
気になる生活ナビをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。


コメント