すがちゃん最高No.1を救った深夜の電話と、侵入者の意外な正体
『奇跡体験!アンビリバボー(生死を分けた(秘)瞬間!!芸能人★九死に一生SP)(2026年8月26日)』で語られるのが、ぱーてぃーちゃん・すがちゃん最高No.1さんの中学生時代の恐怖体験です。中学1年生から山形の一軒家で1人暮らしをしていた夜、自宅に何者かが侵入。しかも、逃げた人物が落としていったのは「鎌」でした。なぜ12歳で1人暮らしになったのか、侵入者の正体、その生活が現在のすがちゃんにつながるまでをたどります。
この記事でわかること
- 深夜に自宅へ侵入した人物の正体
- すがちゃん最高No.1が中1で1人暮らしになった理由
- 食事や生活費をどうやりくりしていたのか
- 壮絶な経験が芸人・エッセイストとしてどうつながったのか
自宅に侵入したのは山菜をくれていた向かいのおじさんだった
最も衝撃的なのは、侵入者の正体です。
中学生だったすがちゃんは、ある夏の深夜2時ごろ、庭の砂利を踏む音と、茶の間の網戸がゆっくり開く音を聞きました。
田舎で普段は家の鍵を閉めない環境だったこともあり、誰かが家に入ってきたことに気づきます。
すがちゃんは筋トレ用の棒と携帯電話を持ち、携帯のライトを手で隠しながら2階から階段を下りました。リビングを見ると、懐中電灯の光が動いていました。
その瞬間、偶然にも友人から電話がかかってきます。
着信音に驚いた侵入者は物を落とし、そのまま逃走。すがちゃんが電気をつけると、そこに落ちていたのは鎌でした。
警察に連絡し、その後犯人は逮捕されています。
さらに恐ろしいのが、その人物です。
犯人はそれまで、すがちゃんに「山菜が採れたから」と食べ物を持ってきてくれていた向かいの家のおじさんでした。すがちゃん自身も後のインタビューで、この出来事を詳しく振り返っています。
助かった直接のきっかけが、たまたま鳴った友人からの電話だったというのも、このエピソードの忘れられないところです。
なぜ中学1年生で一軒家に1人で暮らしていたのか
そもそも、なぜ中学生が一軒家で1人暮らしをしていたのでしょうか。
すがちゃんは3歳ごろに母親を亡くしています。
その後は山形で、父親、父方の祖父母、母親代わりになった伯母と暮らしていました。
ところが小学生のころから父親が家にいることが少なくなり、伯母も東京へ。祖父が亡くなり、祖母も施設へ入ることになりました。
家族が一度に突然いなくなったというより、1人、また1人と家からいなくなり、気づいたときにはすがちゃんだけが残っていたのです。
本人はラジオで、一人暮らしを始めて10日ほどしてから、毎日の家事や空腹、夜の寂しさに気づいたと振り返っています。
当時はまだ12歳でした。
普通なら大人に助けを求める状況ですが、すがちゃんには「1人で暮らしている自分は漫画の主人公みたいでかっこいい」という感覚もありました。
この独特の「かっこつけ」が、後の芸風にもつながっていきます。
食費を切り詰め、家事は友達の家で覚えた
1人になれば、掃除、洗濯、料理も自分でしなければなりません。
中学生なので普通に働いて生活費を稼ぐこともできません。東京にいた伯母から月2万~3万円ほど送ってもらったり、祖母の年金などを使ったりしながら生活していました。
食費を減らすため、公園や河原で食べられる植物を探した経験も語っています。
一方で料理は少しずつ上達しました。
友達の家へ遊びに行った際に、その家の親が料理や家事をする姿を観察。「家事を盗む」ように覚えていったことは、後に出版された本の大きなテーマにもなっています。
最初から生活能力があったわけではありません。
大量のパスタを一度にゆでてしまったり、食べ方を試行錯誤したりしながら、自分で暮らす方法を身につけていきました。
所属事務所のプロフィールでも、現在の趣味の1つに「モテ料理作り」が挙げられています。中学生時代に必要に迫られて覚えた料理が、現在まで続いているのは興味深いところです。
借金取りが晩ご飯を作ってくれたこともあった
すがちゃんの中学生時代には、もう1つ強烈なエピソードがあります。
父親に借金があったため、自宅へ借金取りから電話がかかってきていました。
ある日、借金取りの男性が直接家へやって来ます。
すがちゃんが1人で暮らしていることや、まともな食材がない中で食事を作ろうとしている姿を見た男性は、いったん外へ出ました。
そしてスーパーで食材を買って戻り、すがちゃんが作っていた料理を卵でとじて食べさせてくれたといいます。
取り立てに来た人物が、中学生の晩ご飯を作る。
泥棒だと思った人物が、実は普段食べ物をくれていた近所の人だった。
すがちゃんの少年時代には、人間関係が簡単には善悪で分けられない出来事がいくつも重なっています。
「1人暮らし」を周囲に隠しながら学校へ通った
タイトルにもなった「意外とバレない」という部分も大切です。
すがちゃんは、周囲に家庭の事情を知られることを避けていました。
貧しいことや1人で暮らしていることが知られると「モテない」と考えたこともあり、友達にも積極的には話していませんでした。
私服を買う負担を減らすため、休日にも学生服を着ることがあったそうです。
それでも周囲から見れば「そういうファッションの人」と受け取られ、後に同級生と話しても当時の事情に気づいていなかった人が多かったと振り返っています。
壮絶な状況をそのまま悲劇として受け止めず、「どうすればかっこよく見えるか」に変換していたことが、すがちゃんの生き方の特徴です。
壮絶な少年時代は『中1、一人暮らし、意外とバレない』になった
この経験は2024年、本人によるエッセイ『中1、一人暮らし、意外とバレない』として1冊の本になりました。
出版社が紹介する目次には、
「山形に住む12歳の狼」
「友達の家から、家事を盗む」
「カマを持った泥棒VS.俺」
「世にも奇妙な親父と五人の子供たち」
など、少年時代の出来事が並んでいます。
2024年4月26日発売で、価格は1,595円(税込)。後には重版され、出版社は2万部を超えたことも発表しています。
単なる芸能人の自伝というより、12歳の少年が料理や家事、人付き合いを覚えながら生きていく自立エッセイになっています。
深夜の侵入者事件についてさらに詳しく知りたい人にとっても、まさに直結する1冊です。
現在は「ぱーてぃーちゃん」のツッコミ担当として活動
現在のすがちゃん最高No.1は、信子、金子きょんちぃと結成したお笑いトリオ「ぱーてぃーちゃん」のツッコミ担当です。
チャラ男風の見た目と「最高No.1」という強烈な名前からは想像しにくい少年時代ですが、所属事務所もプロフィールで「中学生から一人暮らしをしていた経験あり」と紹介しています。
さらに、エッセイ出版後は文章を書く仕事にも活動を広げました。
苦しかった経験を深刻さだけで語るのではなく、自分自身にツッコミを入れながら笑える話へ変えているところに、現在の芸人としてのすがちゃんにつながる部分があります。
中学生の夜、鎌を持った侵入者と遭遇した出来事は確かに九死に一生の体験です。
ただ、その一夜だけを見るよりも、12歳から自分で生活を成立させ、誰にも気づかれないまま学校へ通い続けた少年時代そのものを知ると、現在の「すがちゃん最高No.1」という人物がかなり違って見えてきます。
参考リンク
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