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TM NETWORKが音楽シーンに残した革新|Get Wildから新曲Superpositionへ【SONGSで話題】

エンタメ

TM NETWORKが残した革新は、新しい技術と名曲を更新し続ける姿勢にある

『SONGS(TM NETWORK)(2026年9月3日)』に、小室哲哉さん、宇都宮隆さん、木根尚登さんがそろって登場します。1984年のデビューからシンセサイザーを前面に出した音作りや映像表現で道を切り開き、2026年には新曲**「Superposition」**を発表。代表曲「Get Wild」を何度も現在形へ作り直してきた歩みと、新作『QUANTUM』へつながる現在の活動を見ていきます。

この記事でわかること

  • TM NETWORKが日本の音楽シーンに残した革新
  • 「Get Wild」が長く生き続けている背景
  • 新曲「Superposition」と『QUANTUM』の関係
  • 40周年を越えて続く2026年の活動

TM NETWORKが音楽シーンに残した最大の革新

(出典:Sony Music「TM NETWORKより御礼のメッセージが届きました」

TM NETWORKの大きな特徴は、シンセサイザーやデジタル技術を使うこと自体ではなく、それを多くの人が楽しめるポップミュージックとして届けてきたことです。

小室哲哉さん、宇都宮隆さん、木根尚登さんによる3人組として1984年に「金曜日のライオン」でデビュー。シンセサイザーを大幅に取り入れた革新的なサウンド、独自の歌詞表現、ミュージックビデオなどが注目されました。

1980年代は、現在のようにパソコンを使った音楽制作が一般家庭にまで広がっていた時代ではありません。

その中で電子音を前面に押し出しながら、宇都宮さんのボーカル、木根さんのギターや楽器演奏、小室さんのキーボードやサウンドデザインを組み合わせたスタイルを確立しました。

最新技術を前に出しながらも、最終的に残るのはメロディーと歌。

このバランスが、TM NETWORKの音楽を単なる「80年代の最先端サウンド」で終わらせなかった大きな理由といえます。

1984年からシンセサイザーと映像をポップスの中心へ

TM NETWORKがデビューした当初から目立っていたのが、音だけではなく映像まで含めて作品を見せる姿勢でした。

公式プロフィールにも、シンセサイザーを多用したサウンドとともにミュージックビデオが注目されたことが記されています。

小室さんは作詞、作曲、編曲だけでなく、キーボード、シンセサイザープログラミング、ミキシングまで幅広く手掛ける音楽家です。

そこに、

小室哲哉さんのサウンド

宇都宮隆さんのボーカル

木根尚登さんの演奏と楽曲

という異なる個性が重なります。

2026年になっても、この「3人の役割が違うからこそ1つの音楽になる」という構造は変わっていません。

むしろ新しい音響技術やライブ演出を取り入れながら、時代に合わせて表現方法を変え続けています。

Get Wildは1987年のヒット曲のままで終わらなかった

TM NETWORKを語るうえで外せないのが、1987年4月8日に発売された**「Get Wild」**です。

アニメ『シティーハンター』のエンディングテーマとなり、大きなヒットへつながりました。2023年には4月8日が「Get Wildの日」として日本記念日協会に正式認定されています。楽曲名が記念日になるのは邦楽として初でした。

さらに2024年には累積再生数が1億回を突破しています。

興味深いのは、1987年の音源だけが繰り返し使われているわけではないことです。

「GET WILD ’89」など異なるバージョンが生まれ、30周年時にも複数バージョンが作品化されました。

つまりTM NETWORKにとって「Get Wild」は完成して保存される曲というより、時代に合わせて姿を変えながら生き続ける曲になっています。

この考え方は、2026年の活動にもそのまま続いています。

Get Wild Continualは名曲を「現在の作品」に変えた

その象徴が**「Get Wild Continual」**です。

2024年に世界配信されたNetflix映画『シティーハンター』のエンディングテーマとして、映画のために新たにレコーディングされました。

原曲から約37年たっても「昔の主題歌をそのまま使う」のではなく、TM NETWORK自身が再録音する。

そして2026年9月23日に発売されるアルバム『QUANTUM』には、さらに**新バージョンの「Get Wild Continual」**が収録されます。

1987年の「Get Wild」

2024年の「Get Wild Continual」

2026年の新バージョン

と更新が続いているわけです。

代表曲を変えてしまうことには難しさもあります。長く愛してきたファンほど、原曲への思い入れが強いからです。

それでも更新を続けるところに、TM NETWORKらしさがあります。

懐かしい曲をそのまま再現するだけでなく、現在の3人が演奏する意味を加えてから届けるという姿勢です。

QUANTUMツアーは「ヒット曲だけのライブ」にしなかった

(出典:Sony Music「We Can’t Stop That Way -2025 IP ver.- デジタルリリース」

2026年の活動を象徴しているのが**「TM NETWORK TOUR 2026 QUANTUM」**です。

ツアーは全国13都市20公演規模で開催され、新曲だけでなく過去の楽曲も新たなアレンジで構成されました。ヒット曲を順番に演奏するベスト盤的なライブとは異なり、映像・照明・サウンドを同期させ、ライブ全体を1つの作品として作り上げています。

中心となったのが組曲**「QUANTUM」**。

「Quantum」「Entanglement」「Superposition」といった、量子の世界を連想させる言葉が楽曲タイトルに並びます。

さらに2000年のアルバム『Major Turn-Round』期の作品までリアレンジされました。

40周年を越えたバンドなら、代表曲を中心にしたライブだけでも十分成立します。

それでも新曲を作り、過去曲を組み替え、最新の音響や映像を加える。

この「過去を捨てず、過去に固定もされない」という方法が、2026年のTM NETWORKを理解する重要なポイントです。

新曲SuperpositionはQUANTUMの中心につながる1曲

そして2026年に新しく加わる重要曲が、**「Superposition」**です。

9月23日発売のアルバム『QUANTUM』に収録される新曲で、CDでは初録音作品として収録されます。

さらに9月3日のスタジオパフォーマンスで本邦初公開されることが告知されています。TM NETWORKがテレビの音楽番組でパフォーマンスすること自体、約12年ぶりです。

「Superposition」は、量子の世界では「重ね合わせ」と結びつく言葉です。

アルバムには、

  • Quantum
  • Entanglement
  • Rise Together
  • Superposition

といったタイトルが並びます。

しかもツアー映像作品の最後には**「Superposition(Instrumental)」**が収録されています。

ツアーでインストゥルメンタルとして配置された楽曲が、スタジオ録音作品となり、新曲として広く届けられていく。

「Superposition」は単独の新曲というだけではなく、2026年のQUANTUMという一連のプロジェクトをつなぐ楽曲として見ると位置づけが分かりやすくなります。

新アルバムQUANTUMは新曲と再構築曲を組み合わせた作品

アルバム**『QUANTUM』**は2026年9月23日に発売されます。

2023年の『DEVOTION』以来となる、新規音源を多数収録したスタジオ作品です。

収録曲は次の11曲です。

  • RESISTANCE -2026 Version-
  • We Can’t Stop That Way
  • Quantum
  • Entanglement
  • Rise Together
  • Superposition
  • 恋せよ乙女 -Run Through The Night-
  • Major Turn-Round -2026 Version-
  • fate
  • Get Wild Continual -2026 Version-
  • CUBE -2026 Version-

新曲と新録音だけではありません。

「RESISTANCE」「Major Turn-Round」「CUBE」、そして「Get Wild Continual」のように、すでに存在する曲も2026年の音として作り直されています。

発売形態は、

  • 初回生産限定盤:6,930円
  • 通常盤:4,180円

初回生産限定盤には「QUANTUM CUBE×4」などが付属します。

同じ9月23日にはライブBlu-ray**『TM NETWORK TOUR 2026 QUANTUM』**も発売予定で、ライブ作品は18曲を収録し、価格は11,000円です。

新曲を知りたい人ならCD、2026年のステージ全体を見たい人ならBlu-rayという違いがあります。

BEYOND THE TIMEも過去から現在へ戻ってきた

「Get Wild」だけではありません。

1988年の映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』主題歌**「BEYOND THE TIME(メビウスの宇宙を越えて)」**も、2025年に再び大きく動きました。

テレビアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』第11話で楽曲がサプライズ起用され、2025 Versionも配信。各配信チャートで1位を記録しています。

1980年代に生まれた曲が、数10年後の新しい作品をきっかけに別の世代へ届く。

これはTM NETWORKの曲が「昔ヒットした曲」としてだけ残っているわけではないことを示す出来事です。

『シティーハンター』から「Get Wild Continual」へ。

『逆襲のシャア』から2025年の「BEYOND THE TIME」へ。

そして2026年には「Superposition」へ。

新曲だけを前へ進めるのではなく、過去の曲も現在へ連れてくることが、TM NETWORKの活動の大きな特徴になっています。

40周年を越えた現在も「新しいTM NETWORK」を作り続けている

TM NETWORKは2021年に「再起動」を発表し、2022年からライブ活動を本格化。40周年イヤーにかけて行われた全国ツアーでは全40公演で約17万人を動員しました。

2025年にはGinza Sony Parkでキャリア初の大型エキシビション「TM NETWORK 2025 IP」を開催し、音楽だけでなく360 Reality Audioや触覚技術などを使った体験型コンテンツにも活動を広げています。

そして2026年は「QUANTUM」を掲げた全国ツアー、新しいスタジオ作品、新曲「Superposition」へ続きます。

1984年から40年以上。

シンセサイザーを使うこと自体は、もう珍しくありません。コンピューターを使った音楽制作も一般的になりました。

だからこそ現在のTM NETWORKを見ると、彼らの革新性は特定の機材だけにあったのではないことが分かります。

新しい技術を試すこと、作品の見せ方を変えること、過去の名曲を作り直すこと、そして新曲を作り続けること。

「Get Wild」を持ちながら「Superposition」へ進む。

その両方を同時に続けていることが、2026年のTM NETWORKの現在地です。


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