漢字アイスは「形」と「溶けにくさ」を楽しむ鎌倉の新スイーツ
「鎌倉」の2文字をそのままアイスにしたスイーツが、鎌倉・小町通りで楽しめます。『おとな時間研究所 アイスクリーム(2026年8月28日)』で登場するのが、KANJI ICEの漢字アイスです。見た目のインパクトだけでなく、常温でも形を保ちやすい独自技術が使われているのが大きな特徴。どこで買えるのか、なぜ溶けにくいのか、誕生の背景まで詳しく見ていきます。
この記事でわかること
- KANJI ICE鎌倉店の漢字アイスの特徴
- 常温でも30分以上形を保ちやすい仕組み
- 元日本テレビの篠原光さんらが事業を始めた経緯
- 鎌倉店の場所・営業時間・味の種類
KANJI ICE鎌倉店では「鎌倉」をそのまま食べられる

売り切れ続出!溶けない!?“漢字アイス”専門店KANJI ICE「鎌倉店」を5月1日オープン | 株式会社KANJI JAPANのプレスリリース
鎌倉で見つけたら思わず写真を撮りたくなるのが、KANJI ICEの漢字アイスです。
最大の特徴は、その名前通り漢字そのものを立体的なアイスにしていること。鎌倉店ではオープン時から「鎌倉」「日本」「忍者」といった形が用意されました。
2026年5月の開業時には、
- シャリ濃いチョコ
- サクシャリいちご
- もっちりミルク
という3種類のフレーバーを展開。1本800円(税込)で販売されていました。ゴールデンウィークには予想を上回る売れ行きとなり、一部の商品が完売しています。
単に文字の形にしただけではありません。普通のアイスなら写真を撮っている間にもどんどん形が崩れていきますが、漢字アイスは常温でも30分以上形を維持しやすい技術を使っています。
観光地を歩きながら楽しむスイーツと、この性質はかなり相性がいいですね。
漢字アイスが溶けにくい理由はFULLLIFEの技術にある
「本当に溶けないの?」と気になるところですが、正確には溶けなくなるのではなく、温度が上がっても形が崩れにくいアイスです。
技術を開発したのはFULLLIFE株式会社。同社が開発する「MIXREAM」は、通常のアイスとは異なる保形性を持ち、室温約25度の環境でも約1時間形状を維持できるとしています。
ポイントになる素材がイチゴポリフェノールです。
規格外のイチゴから抽出したポリフェノールを利用した保形性原料によって、アイスが崩れにくくなる仕組みです。時間がたてば柔らかくなり、とろみも増していきます。
KANJI ICEでは、このFULLLIFEの特許技術を利用。KANJI JAPANは漢字アイスについて独占ライセンス契約を結び、文字型アイスについて共同で特許出願を進めています。
つまり漢字の形がきれいなのはデザインだけの工夫ではなく、「形を作れるアイス技術」が先にあったから実現した商品なのです。
篠原光が漢字アイスを始めたきっかけは溶けにくいアイスとの出会い
KANJI JAPANを共同創業したのは、篠原光さんと髙橋昂平さんです。
2人にはテレビ業界出身という共通点があります。篠原さんは元日本テレビアナウンサー、髙橋さんは元日本テレビディレクターです。株式会社KANJI JAPANは2025年12月に設立されました。
漢字アイスの出発点は、篠原さんが日本テレビ退社後に仕事を通してFULLLIFEの「溶けにくいアイス」と出会ったことでした。
そこから「自分もアイスをやってみたい」と考えるようになります。
さらに共同代表と訪れた熱海駅で、大きく書かれた「熱海」の文字を見たことが次のヒントになりました。
観光地の名前を、そのままアイスにする。
この発想が「漢字を食べる」という現在のKANJI ICEにつながっています。
旅行先の名前そのものが商品になるため、一般的なご当地アイスとは少し方向性が違います。
「鎌倉味」のアイスを作るのではなく、鎌倉という場所そのものを形にするのが面白いところです。
シズリーナ荒井がアドバイザーとして味と食感にも関わる
KANJI ICEには、アイス研究家のシズリーナ荒井さんもアドバイザーとして参加しています。
年間4000種類ものアイスを食べることで知られ、コンビニアイスからご当地アイスまで幅広く研究してきた人物です。
シズリーナ荒井さんがKANJI ICEで評価しているポイントは、溶けにくさだけではありません。
特にもっちりした独特の食感と味、そして漢字という視覚的な面白さを含めた商品としての完成度に注目しています。
ここは漢字アイスを見るうえで大事なポイントです。
「写真映えする変わったアイス」だけなら一度食べれば終わってしまいますが、味や食感にも個性を持たせることで、スイーツとしてもう一度食べる理由が生まれます。
ミルク・いちご・チョコだけでなく抹茶などへ味が拡大
鎌倉店のスタート時はミルク、いちご、チョコが中心でしたが、その後フレーバーも増えています。
公式サイトでは、2026年5月16日からプレミアム抹茶味の販売が始まったことも案内されています。
さらにKANJI JAPANは、ミルク、いちごミルク、チョコレート、抹茶、マンゴーミルク、ソーダミルクなど、地域や企画に合わせてフレーバーを更新しています。
漢字の形だけでなく、味の組み合わせまで地域ごとに変えられる点も今後面白くなりそうです。
公式サイトでは漢字だけではなく、カタカナやひらがなの形にも対応できるとしています。
地域名、施設名、イベント名などに広げられる仕組みなので、観光地限定スイーツとの相性はかなり良さそうです。
鎌倉店は小町通りエリアにある
KANJI ICE鎌倉店の基本情報は次の通りです。
- 店名:KANJI ICE鎌倉店
- 住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下1丁目6-4
- 営業時間:11:00〜17:30
- 定休日:月曜日
- エリア:鎌倉・小町通り周辺
鎌倉駅東口から小町通りを鶴岡八幡宮方面へ進んだ場所にあります。公式サイトでも住所と営業時間、月曜定休が案内されています。
観光途中に立ち寄りやすい場所なので、「鎌倉」のアイスを持って鎌倉の街並みを背景に撮影できるのも、この店ならではの楽しみ方です。
ただし、フレーバーや文字の形は変更されることがあります。目当ての商品がある場合は、訪問前に最新の販売内容を見ておくと安心です。
漢字アイスは鎌倉だけで終わらず全国へ広がっている
KANJI ICEの展開は鎌倉だけではありません。
すでに京都のサンガスタジアムでは京都をテーマにした漢字アイス、静岡県のJR新富士駅などでは富士山をテーマにした商品が販売されています。
さらに2026年6月には、KANJI JAPANが鈴木おさむさん率いるファンド「スタートアップファクトリー1号投資事業有限責任組合」から資金調達を実施しました。
会社が目指しているのは、日本文化と観光を組み合わせた商品として漢字アイスを全国に広げることです。
「鎌倉」「京都」「富士山」のように地名そのものが商品になる仕組みなら、日本各地へ横展開できます。
外国人旅行者に説明しなくても、「漢字」という見た目だけで日本らしさが伝わるのも強みです。
今後、旅行先でその土地の漢字アイスを探すという、新しいご当地スイーツの楽しみ方が広がる可能性があります。
「溶けないアイス」ではなく形が崩れにくいアイスとして楽しみたい
漢字アイスで覚えておきたいのは、常温に置いても永久に冷たいままという意味の「溶けないアイス」ではないことです。
時間がたてば温度は上がり、柔らかさや食感も変化します。
特徴は、一般的なアイスよりも形が崩れにくいこと。
特に複雑な漢字の形を保ちながら食べ歩ける点に、この技術の価値があります。
漢字、観光、溶けにくい食品技術という3つを組み合わせたKANJI ICE。見た目の珍しさから生まれた商品に見えて、その裏側には食品技術とテレビ業界出身者ならではの企画発想が組み合わさっています。
鎌倉を訪れたときには、普通のカップアイスとはまったく違う「文字を食べる体験」として楽しめそうです。
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