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デリツィア・アル・リモーネとは?レモンケーキの材料とアマルフィレモンの違い【グレーテルのかまどで紹介】

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アマルフィのレモンケーキはなぜ特別?デリツィア・アル・リモーネの魅力

南イタリア・アマルフィで愛されるデリツィア・アル・リモーネは、レモンの香りを何層にも重ねた特別なケーキです。

『グレーテルのかまど 選 世界遺産アマルフィのレモンケーキ(2026年6月22日)』でも取り上げられ注目されています 。

スポンジ、シロップ、カスタード、仕上げのクリームまでレモン尽くし。アマルフィレモンの特徴や、日本のレモンで作る時の注意点も知ると、このお菓子の魅力がぐっと深まります。

この記事でわかること

デリツィア・アル・リモーネの意味と特徴
・番組で紹介されたレモンケーキの材料と作り方
・アマルフィレモンと普通のレモンの違い
・リモンチェッロなしで作る時の考え方

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デリツィア・アル・リモーネとは?アマルフィのレモンケーキの意味

デリツィア・アル・リモーネは、イタリア南部のカンパニア地方で親しまれているレモンのお菓子です。

名前の意味は、直訳すると「レモンの喜び」「レモンの歓び」

ただ酸っぱいだけのレモンケーキではなく、やわらかいスポンジにレモンの香りをしみ込ませ、中にレモン風味のクリームを入れ、外側も白くなめらかなレモンクリームで包みます。

見た目は、小さなドーム型。

まるい形のスポンジが、白いクリームでつやっと包まれていて、上にレモンの皮を飾ることもあります。日本でよく見る焼きっぱなしのレモンケーキとはかなり違い、冷やして食べるケーキに近い印象です。

このケーキが特別なのは、レモンを一か所だけに使うのではなく、いくつもの部分に分けて使うところです。

・スポンジにレモンの皮
・シロップにリモンチェッロ
・カスタードにレモンジャム
・仕上げクリームにもレモンの香り
・飾りにもレモンの皮

つまり、ひと口食べた時に「レモン味」ではなく、レモンの香り・甘み・ほろ苦さ・さわやかさが順番に広がるように作られています。

アマルフィは海と山が近い街で、急な斜面にレモン畑が広がります。そこで育つレモンは、料理や飲み物、お菓子に使われ、街の食文化と深く結びついてきました。

だからこのケーキは、ただのスイーツではなく、アマルフィの風土を味わうお菓子ともいえます。

グレーテルのかまどで紹介されたレモンケーキの材料

番組で紹介されたレモンケーキは、直径7cmの半球シリコン型8個分です。

大きく分けると、必要なパーツはこの5つです。

・スポンジ生地
・レモンシロップ
・レモンジャム入りカスタードクリーム
・仕上げ用レモンクリーム
・飾り用のレモンの皮

材料だけを見ると少し多く感じますが、考え方はシンプルです。

焼いたスポンジに、レモンのシロップをしみ込ませ、レモンクリームを詰めて、外側にもクリームをかけるという流れです。

材料

スポンジ生地

・卵黄 2個分
・グラニュー糖 36g
・国産レモンの表皮 1/2個分
・卵白 2個分
・グラニュー糖 36g
・薄力粉 35g
・アーモンドパウダー 15g
・型に塗る油 適量

レモンシロップ

・シロップ 40g
・リモンチェッロ 20ml

レモンジャム

・国産レモン 1個分
・水 レモンと同量
・グラニュー糖 レモンと同量

カスタードクリーム

・牛乳 167ml
・卵黄 2個分
・グラニュー糖 50g
・薄力粉 17g
・生クリーム 100g

仕上げ用レモンクリーム

・生クリーム 200g
・牛乳 20ml
・リモンチェッロ 30ml

飾り

・国産レモンの表皮 適量

このレシピで大事なのは、国産レモンの表皮を使う点です。

皮をすりおろして使うため、香りが強く出ます。レモンの果汁だけでは出せない、ふわっと鼻に抜ける香りがケーキ全体を引き立てます。

また、アーモンドパウダーが入ることで、スポンジにほんのりコクが出ます。レモンの酸味だけが目立つのではなく、甘さや香ばしさも加わるため、クリームとの相性がよくなります。

番組レシピの作り方は3つのレモン使いが決め手

このレモンケーキの作り方で一番大事なのは、レモンを3つの形で使い分けることです。

1つ目は、スポンジに入れるレモンの皮。
2つ目は、リモンチェッロ入りのレモンシロップ。
3つ目は、レモンジャムを混ぜたカスタードクリームです。

同じレモンでも、使い方を変えると役割が変わります。

皮は香り。
シロップはしっとり感と余韻。
ジャムは甘酸っぱさと果肉感。

この3つが重なることで、レモンを丸ごと味わうケーキになります。

作り方

スポンジ生地

・レモンをよく洗う
・オーブンを180℃に温める
・薄力粉とアーモンドパウダーをふるう
・型に油を薄く塗る
・卵黄とグラニュー糖を白っぽくなるまで混ぜる
・すりおろしたレモンの皮を加える
・卵白にグラニュー糖を加えながら泡立て、メレンゲを作る
・卵黄生地にメレンゲを少し混ぜてなじませる
・残りのメレンゲと粉類を加えて、泡をつぶさないように混ぜる
・型の8分目まで入れ、180℃で約25分焼く
・焼き上がったら冷まし、型から外す

レモンジャム

・国産レモンを細かく切り、種を取る
・レモンの重さを量る
・同量の水とグラニュー糖を加えて火にかける
・沸騰後、5〜10分ほど煮詰める
・ハンドブレンダーで細かくして冷やす

カスタードクリーム

・牛乳を温める
・卵黄とグラニュー糖をよく混ぜる
・薄力粉を加えて混ぜる
・温めた牛乳を加えて、こしながら鍋に戻す
・中火で混ぜながら加熱する
・さらっとした状態になったら火からおろす
・バットに移し、表面にラップを密着させて冷やす
・冷めたカスタードをなめらかに戻す
・レモンジャムを加えて混ぜる
・泡立てた生クリームを加える

仕上げ用レモンクリーム

・生クリームをゆるく泡立てる
・牛乳とリモンチェッロを加えて混ぜる

組み立て

・スポンジの底をくり抜く
・内側を軽く押して空間を作る
・底にレモンシロップを塗る
・レモンジャム入りカスタードを詰める
・くり抜いた生地でふたをする
・表面にもレモンシロップを塗る
・冷蔵庫で冷やす
・網にのせて、仕上げ用レモンクリームをかける
・余分なクリームを落とす
・レモンの皮を飾る

作る時に難しいのは、スポンジそのものよりも組み立てです。

半球型のスポンジはやわらかいため、底をくり抜く時に力を入れすぎると崩れやすくなります。焼き上がり後にしっかり冷やすと扱いやすくなります。

また、仕上げのクリームは固すぎると表面にきれいに流れません。反対にゆるすぎると薄くなりすぎます。スプーンですくった時に、とろっと落ちるくらいが扱いやすいです。

アマルフィレモンは普通のレモンと何が違う?

アマルフィレモンは、イタリア南部のアマルフィ海岸で育つ特別なレモンです。

代表的な品種はスフザート・アマルフィターノと呼ばれ、細長い形、厚めの皮、明るい黄色、強い香りが特徴です。

普通のレモンと比べて、特に違うのはこの3つです。

・皮が厚く、香りが強い
・果汁が多く、酸味がやわらかい
・皮まで料理やお菓子に使いやすい

日本でよく見かけるレモンは、酸味が強く、果汁をしぼって使うイメージが強いですよね。

一方、アマルフィレモンは、果汁だけでなく皮の香りが大切にされています。料理、サラダ、魚料理、パスタ、リモンチェッロ、そしてスイーツまで、いろいろな使い方をされます。

デリツィア・アル・リモーネにアマルフィレモンが合うのは、皮に含まれる香りが豊かだからです。

レモンの皮には、果汁とは違う香りがあります。果汁が「酸味」なら、皮は「香り」です。この香りがあるから、クリームやスポンジに混ぜた時に、レモンらしさがふわっと広がります。

つまり、このケーキは酸っぱさを楽しむお菓子ではなく、レモンの香りを食べるお菓子です。

そこが普通のレモンケーキとの大きな違いです。

リモンチェッロは必要?ない時の代用方法

リモンチェッロは、イタリアで親しまれているレモンのリキュールです。

レモンの皮をアルコールに漬けて香りを移し、砂糖を加えて作るお酒で、冷やして食後酒として飲まれることもあります。

番組レシピでは、リモンチェッロを2か所に使います。

・スポンジにしみ込ませるレモンシロップ
・仕上げ用のレモンクリーム

リモンチェッロを使う理由は、単にお酒の風味を足すためではありません。大事なのは、レモンの香りを強く出すことです。

レモンの香り成分は皮に多く含まれます。リモンチェッロはその皮の香りを閉じ込めたリキュールなので、少し加えるだけでケーキ全体の香りが華やかになります。

ただし、家にリモンチェッロがない人も多いはずです。

その場合は、完全に同じ味にはなりませんが、代用はできます。

リモンチェッロなしで作る場合の考え方

・子どもも食べるなら、リモンチェッロは入れなくてもよい
・レモン汁とシロップで代用すると、さっぱりした味になる
・レモンの皮を少し多めに使うと香りを補いやすい
・大人向けなら、少量のレモンリキュールや洋酒で香りを足せる

おすすめの代用は、砂糖水にレモン汁を少し加えたシロップです。

水と砂糖を同量で煮立て、冷めてからレモン汁を加えます。さらに国産レモンの皮を少しすりおろして加えると、リモンチェッロに近い香りの方向に寄せられます。

ただし、レモン汁を入れすぎると酸っぱくなります。

このケーキは酸っぱさよりも香りが大事なので、レモン汁は少量で十分です。

日本の国産レモンで作る時の注意点

日本でデリツィア・アル・リモーネを作るなら、国産レモンを使うのがおすすめです。

理由は、皮を使うからです。

このケーキでは、スポンジ、ジャム、飾りにレモンの皮を使います。皮をすりおろしたり、細かく切ったりするため、できるだけ安心して使えるレモンを選びたいところです。

選ぶ時のポイントはこの3つです。

・国産レモンを選ぶ
・皮にハリがあり、香りがよいものを選ぶ
・使う前によく洗う

アマルフィレモンとまったく同じ味にはなりませんが、国産レモンでも十分おいしく作れます。

ただし、日本のレモンは品種や時期によって酸味が強いものもあります。その場合、レモンジャムやシロップに使う時は、酸味が出すぎないように調整すると食べやすくなります。

特に注意したいのは、白いワタの苦みです。

レモンの皮の黄色い部分は香りが強いですが、その内側の白い部分は苦みが出やすいです。すりおろす時は、黄色い表皮だけを軽く削るようにすると、上品な香りになります。

レモンジャムを作る時は、皮も果肉も使うため、苦みが少し出ることがあります。苦みが気になる場合は、細かく切ったレモンを一度ゆでこぼしてから使うと、やわらかい味に近づきます。

家庭で作るなら、完璧なアマルフィの味を目指すよりも、国産レモンの香りを生かしたレモンケーキとして楽しむのが現実的です。

レモンジャム入りカスタードが味の決め手になる理由

このケーキで特に大事なのが、レモンジャム入りカスタードです。

普通のカスタードクリームは、卵、牛乳、砂糖で作るやさしい味です。そこにレモンジャムを混ぜることで、甘いだけではなく、さわやかな酸味とほろ苦さが加わります。

このほろ苦さがとても大切です。

レモンのお菓子は、甘さだけで作るとぼんやりします。逆に酸味だけを強くすると、食べにくくなります。

そこで、レモンジャムのように、甘み・酸味・皮の香り・少しの苦みが入ると、味に立体感が出ます。

イメージとしては、ただのレモンクリームではなく、レモンそのものを食べた時の奥行きが加わる感じです。

デリツィア・アル・リモーネは、白くてやさしい見た目ですが、味の作りはかなり細かいです。

スポンジは軽く、シロップはしっとり、カスタードは濃厚、外側のクリームはなめらか。

そこにレモンジャムが入ることで、甘いクリームの中にきゅっとしたアクセントが生まれます。

家で作る時にレモンジャムを市販のレモンマーマレードで代用することもできますが、その場合は甘さと苦みを確認してから使うのがおすすめです。

甘すぎる場合は少なめに。
苦みが強い場合も少なめに。

カスタードに混ぜる前に少し味見しておくと、失敗しにくくなります。

デリツィア・アル・リモーネの保存と食べごろ

デリツィア・アル・リモーネは、冷やして食べるケーキです。

スポンジにシロップをしみ込ませ、クリームもたっぷり使うため、常温に長く置くのは向いていません。

保存は冷蔵庫が基本です。

番組レシピでも、冷蔵保存で当日中に食べることがすすめられています。生クリームやカスタードを使うため、作ったらなるべく早めに食べるのが安心です。

食べごろは、仕上げてすぐよりも、少し冷蔵庫で落ち着かせたタイミングです。

スポンジにシロップがなじみ、クリームも冷えて、全体がまとまりやすくなります。冷えた状態で食べると、レモンの香りがすっきり感じられます。

ただし、長く置きすぎるとスポンジが水分を吸いすぎたり、クリームの状態が変わったりします。

家庭で作るなら、次の流れが食べやすいです。

・午前中にスポンジとクリームを作る
・昼〜夕方に組み立てる
・冷蔵庫で少し休ませる
・その日のうちに食べる

見た目も華やかなので、夏のおやつや、レモン好きの人へのおもてなしにも向いています。

ただし、リモンチェッロを使う場合はお酒が入るため、子どもやお酒が苦手な人には、リモンチェッロなしのシロップで作る方が安心です。

デリツィア・アル・リモーネは、少し手間のかかるお菓子です。

でもその手間こそが、特別感につながっています。

スポンジを焼いて、レモンジャムを作って、カスタードを炊いて、クリームで包む。ひとつずつ重ねていくことで、ただのレモンケーキではなく、アマルフィのレモンを味わうような一皿になります。

レモンケーキが好きな人なら、一度は作ってみたくなるお菓子です。

参考リンク

・(osarai-kitchen.com)
・(tsuji.ac.jp)
・(limonecostadamalfiigp.com)
・(travelamalficoast.it)
・(artsandculture.google.com)
・(bangumi.org)


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