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二子山部屋トマトちゃんこ誕生秘話|大量の差し入れから力士が作った人気相撲飯【ウワサのお客さまで話題】

レシピ

差し入れのトマトから生まれた二子山部屋の名物ちゃんこ

『ウワサのお客さま(二子山部屋50kg太り飯合宿・レジェンド寮母が海保に出張料理)(2026年8月28日)』で豪快な相撲飯を披露する二子山部屋には、少し意外な名物があります。それがトマトちゃんこ。昔から受け継がれてきた秘伝料理ではなく、大量に届いたトマトを無駄にしないため、力士たちが考えて生まれたメニューです。誕生の経緯から部屋の料理文化、商品化された味まで掘り下げます。

この記事でわかること

  • 二子山部屋のトマトちゃんこが生まれたきっかけ
  • 力士自身が料理を考える二子山部屋の食文化
  • トマトちゃんこが定番料理になるまでの経緯
  • フリーズドライ商品の価格・味・食べ方

トマトちゃんこは大量の差し入れを生かすため力士が考えた料理

二子山部屋でのちゃんこ試食風景(AI 生成)

(出典:SuMALL「相撲部屋ちゃんこ~二子山部屋編~」

二子山部屋のトマトちゃんこは、代々伝わる伝統料理として始まったものではありません。

きっかけは、部屋にトマトが大量に差し入れられたことでした。

二子山親方によると、相撲部屋にはさまざまな食材が届くため、もらったものを無駄なく食べられるよう、その時にある材料から料理を考えています。

そこで力士たちがレシピを参考にしながらトマトを使ったちゃんこを作ったところ、部屋で好評に。そこから繰り返し作られる定番料理になりました。

相撲部屋というと昔ながらの決まったちゃんこを毎日食べている印象がありますが、二子山部屋では食材から新しい料理を考える柔軟さがあります。

大量の差し入れを「どう食べ切るか」という必要性から、新しい名物が生まれたのです。

約2週間に1度登場するほど部屋の人気メニューになった

偶然生まれた料理でも、おいしくなければ定番にはなりません。

トマトちゃんこは食材の状況にもよりますが、約2週間に1度登場するほどの人気メニューになりました。

トマトの酸味とうま味があるため、一般的な醤油味や塩味のちゃんことは方向性がかなり違います。

大きな体を作る力士は毎日たくさん食べる必要があります。同じ料理ばかりではなく、味の変化をつけることも食事を続けるうえで大切です。

和食だけに縛られず、トマトやオリーブオイルなどを使うところに、二子山部屋の自由な料理スタイルが表れています。

二子山部屋では力士自身が献立を考えて料理する

トマトちゃんこの誕生を理解するうえで欠かせないのが、二子山部屋の力士自身が料理をする文化です。

公式YouTube「二子山部屋 sumo food」では、料理の仕込みから食事まで、力士たちの日常が紹介されています。

登場する料理はちゃんこ鍋だけではありません。

煮込みハンバーグ、照り焼きチキン、鶏むね肉料理、油そば、プルコギ、麻婆茄子など、一般家庭でもおなじみの料理まで幅広く作っています。

相撲部屋にとって「ちゃんこ」は鍋料理だけを指す言葉ではなく、力士が食べる料理全般を指して使われることがあります。

そのため二子山部屋の食卓には、和食、中華、洋食を問わずさまざまなメニューが並びます。

今回登場する夏の新作唐揚げや中華丼も、こうした日常の延長線上にある相撲飯です。

おいしい新作は部屋の定番メニューになっていく

二子山部屋では、最初から完成されたレシピだけを使っているわけではありません。

力士たちが新しい料理に挑戦し、おいしければその後も作るという形で献立が増えていきます。

トマトちゃんこはその象徴です。

大量のトマトが届く

力士が使い方を考える

トマトちゃんこを作る

部屋で好評になる

定番メニューになる

という流れで生まれました。

毎日多くの食材を使う相撲部屋だからこそ、料理担当には「決められた料理を大量に作る」だけではなく、届いた食材を見て献立を組み立てる力も求められます。

力士自身が料理を経験することは、食材や栄養について考えるきっかけにもなっています。

トマトちゃんこはフリーズドライ商品にもなった

部屋で生まれたトマトちゃんこは、その後、日本相撲協会の公式ショップで販売される「相撲部屋ちゃんこ」として商品化されました。

商品開発では二子山部屋からレシピを提供してもらい、それをもとにフリーズドライで味を再現しています。

試食には二子山親方や力士も参加しました。

最初の試作品を食べた際には、オリーブオイルの風味について意見が出たため、完成品では当初よりオリーブオイルを増やしています。

単に「トマト味の商品」を作ったのではなく、実際に部屋で食べている味に近づけるため調整された商品というところが特徴です。

フリーズドライ版は3種類入り800円

商品は、二子山部屋だけの単品セットではなく、3つの相撲部屋の味を1食ずつ楽しめる構成です。

  • 二子山部屋:トマトちゃんこ
  • 追手風部屋:おろしだれちゃんこ
  • 錣山部屋:ニンニクマシマシちゃんこ

3食入りで800円(税込)です。

トマトちゃんこには国産鶏肉のほか、大根、ぶなしめじ、ほうれん草、キャベツ、油揚げ、人参などが使われています。

1食13gで48kcal。食塩相当量は1.7gです。

2024年8月28日に販売が始まり、日本相撲協会公式ショップの相撲グルメ商品として扱われています。

お湯160mlを注げば約1分で食べられる

作り方はかなり簡単です。

カップにフリーズドライのブロックを入れ、熱湯160mlを注いでよく混ぜます。

約1分で完成します。

相撲部屋のちゃんこを家庭で一から再現しようとすると、大量の野菜や肉を用意して煮込む必要があります。

それに対して、この商品なら1食だけ作れるため、「二子山部屋のちゃんこがどんな味なのか試してみたい」という人でも手を出しやすくなっています。

親方おすすめはご飯とチーズでリゾット風

トマト味だからこそできるアレンジもあります。

商品開発時に二子山親方が挙げたのが、オリーブオイルを追加する食べ方と、ご飯とチーズを入れるチーズリゾット風です。

これは一般的な和風ちゃんこではなかなか思いつかない組み合わせです。

トマト、鶏肉、野菜、オリーブオイルというベースなので、ご飯とチーズとの相性も自然です。

そのままスープとして食べた後、残った汁にご飯を入れて締めにするなど、家庭でもアレンジしやすい味になっています。

「50kg太り飯」の裏側には食材を無駄にしない工夫がある

二子山部屋の食事は、大量の肉や魚を豪快に食べる姿がまず目を引きます。

しかし、その裏側にあるのは「たくさん食べればいい」という考えだけではありません。

差し入れされた食材を見ながら献立を考え、できるだけ無駄なく使い切る。その中から、おいしかった料理は次の定番へ残していく。

トマトちゃんこは、そんな二子山部屋の食文化を象徴する料理です。

大量のトマトをどうしようかというところから始まった1杯が、部屋の人気メニューとなり、さらに一般向けの商品にまでなりました。

豪快な50kg太り飯を見るときも、力士たちが食べるだけでなく、料理を考え、作る側でもあることを知っていると、二子山部屋の食卓がさらに面白く見えてきます。


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