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喜八洲総本舗のみたらし団子はなぜ俵型?昆布だし・焦げ・焼き加減の秘密【頂点サマで紹介】

頂点サマ

喜八洲総本舗のみたらし団子は「俵型」と昆布だしに理由がある

大阪・十三の喜八洲総本舗には、丸くない独特の形をしたみたらし団子があります。『頂点サマ(衝撃神業10連発&伝説の海女・秘境のチーズ職人に2泊3日見習いSP)(2026年9月3日)』で扱われるのは、1日4万本を超えて売れることもある人気商品です。なぜ俵型なのか、甘いだけではないタレの正体、注文後に焼く理由、創業から続く工夫までたどると、この1本が普通のみたらし団子とはかなり違うことが分かります。

この記事でわかること

  • みたらし団子が丸ではなく俵型になった理由
  • 昆布だしとたまり醤油を使ったタレの特徴
  • 注文を受けてから直火で焼く理由と焼き加減
  • 十三本店や新大阪駅など購入できる場所

喜八洲総本舗のみたらし団子が俵型なのは焦げ目とタレのため

(出典:関西旅日記「喜八洲 みたらし団子5本入」

喜八洲総本舗のみたらし団子を見て最初に気になるのが、一般的な丸い団子とは違う細長い俵型です。

これは単なる見た目の工夫ではありません。

餅粉と米粉を配合して蒸し上げた団子を強い直火で炙る際、円筒状にすることで表面に焦げ目をつけやすくし、さらにタレが絡みやすくなるよう考えられています。大阪府が認証する「大阪産(もん)名品」にも選ばれており、この形と製法が商品の特徴として紹介されています。

しかも、現在の形に最初から決まっていたわけではありません。

提供をより早くする方法を追求する中で形が変化し、俵型を5つ連ねた現在の姿へたどり着きました。見た目の個性と、焼きやすさ、食べやすさ、タレの絡み方が1つにつながっています。

甘いだけではない秘密は北海道産昆布と香川県産たまり醤油

人気のもう1つの理由が、たっぷりとかけられる特製ダレです。

ベースには北海道厚岸産の上質な昆布から取っただしを使い、そこへ香川県産たまり醤油と白ざら糖を合わせています。

みたらし団子というと砂糖と醤油による甘辛さを想像しがちですが、喜八洲総本舗ではそこに昆布のうま味が加わります。

さらに直火でつけた焦げ目の香ばしさとわずかな苦味が、濃いタレに負けずに残ります。大阪府も「団子の焦げ目と、昆布出汁のきいたタレ」をこの商品の特徴として挙げています。

甘さ、醤油の塩気、昆布のうま味、焦げの香ばしさ。

単に「甘いみたらし」にならないのは、この4つが重なるからです。

注文してから直火で焼くから「焦げ」まで味になる

喜八洲総本舗では、団子をあらかじめタレに浸して並べておくだけではなく、注文を受けてから炙り、焼きたてをタレにくぐらせるスタイルを続けています。

さらに面白いのが焼き加減です。

客から「もう少し焦がしてほしい」といった要望が寄せられたことをきっかけに、約20年前から焦げ具合を4段階で選べる仕組みが取り入れられました。

焦げが増えるほど直火の香ばしさが強くなり、昆布だし入りの甘辛いタレとの対比もはっきりします。

つまり喜八洲総本舗のみたらし団子では、焦げは失敗ではなく、味を完成させる要素の1つです。

1948年創業、始まりはみたらし団子ではなく酒饅頭だった

喜八洲総本舗の歴史は1948年に始まります。

先代の中田治吉さんは醤油店で丁稚奉公を経験した後、大阪・十三で小さな店を開きました。当初の中心商品は現在の看板商品であるみたらし団子ではなく、酒饅頭でした。そこから朝生菓子の種類を増やし、団子作りへと広がっていきます。

「喜八洲」という屋号には、菓子を通じて「八洲=日本中」の人に喜んでもらいたいという意味が込められています。

今ではみたらし団子だけでなく、きんつば、酒饅頭、焼き餅、最中など20種類以上の和菓子を扱う店になりました。

それでも、注文してから目の前で団子を焼くという昔ながらの売り方が残っているところに、この店らしさがあります。

全店で約2万本、売れる日は4万本超という規模でも焼きたてにこだわる

現在は大阪を中心に複数店舗を展開し、全店を合わせて毎日約2万本のみたらし団子が販売される規模になっています。さらに多い日には1日4万本以上に達することもあります。

これだけの数になると、単に職人が1本ずつ時間をかけて作るだけでは追いつきません。

製造工程には効率化も取り入れながら、団子を串に刺す工程や店頭での焼き上げなど、人の技術が必要な部分を残しています。

「大量に売れるから作り方を均一化する」のではなく、大量に売れながら、最後は注文に合わせて焼く

ここが喜八洲総本舗の面白いところです。

十三本店は阪急十三駅からすぐ、新大阪駅でも購入できる

(出典:喜八洲総本舗「店舗のご案内」

本店は大阪市淀川区十三本町にあり、阪急十三駅西口から約50m。営業時間は10:00~20:00で、年中無休です。

旅行中に買いやすい店舗もあります。

  • 十三本店:阪急十三駅西口から約50m
  • JR新大阪駅店:エキマルシェ新大阪、9:00~21:30
  • 阪急十三駅構内店:神戸線・宝塚線ホーム中央
  • 梅田大丸店:大丸梅田店地下
  • 大阪高島屋:地下和菓子売場
  • あべのハルカス近鉄本店:タワー館地下
  • 伊丹空港店:北ターミナル2階の保安検査後エリア

新大阪駅には新幹線利用時に立ち寄りやすい売り場もあり、大阪土産として持ち帰りやすいのも人気を支える理由です。

持ち帰るなら賞味期限の短さに注意したい

みたらし団子は保存性の高い菓子ではありません。

伊丹空港の公式予約販売では、賞味期限は製造から1日、商品受取日から1日と案内されています。保存は直射日光や高温多湿を避けた常温です。

そのため遠方への手土産にする場合は、「数日後に渡すお土産」ではなく、購入した日から早めに食べてもらえる相手向きです。

反対に、大阪を訪れた日に家族へ持ち帰る、帰りの新幹線で購入する、といった使い方とは相性がいい商品です。

俵型も、昆布だしも、強い直火も、焼き加減を選べる仕組みも、それぞれ別々の工夫ではありません。

タレをしっかり絡ませながら、焦げの香ばしさまでおいしく食べてもらうための工夫としてつながっています。

丸くない形を見た瞬間から、すでに味作りは始まっているというわけです。


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