ちょボラは“好き”から始められる身近な助け合い
ボランティアと聞くと、時間も体力も必要な特別な活動に感じるかもしれません。けれど最近は、1日だけ、1時間だけ、自分の好きなことを生かして参加できるちょボラが広がっています。
『あさイチ(“好き”から始まるボランティア スキマ時間を誰かのために)(2026年6月24日放送)』でも取り上げられ注目されています 。
公園の花を育てる、スマホ操作を教える、町のごみを拾う。小さな行動でも、誰かの安心や笑顔につながります。さらに、参加する人自身にとっても、新しい出会いや生きがいを見つけるきっかけになります。
この記事でわかること
・ちょボラとは何か
・初心者でも参加しやすいボランティアの種類
・スマホ相談や園芸活動が注目される理由
・自分に合う活動を見つけるコツ
【おとな時間研究所】ボランティアはじめの一歩|高齢者・難民・被災地支援の実例
ボランティア特集で紹介された活動は?
今回注目したいのは、「人のためにがんばる」というより、自分の好きなことが誰かの役に立つという考え方です。
たとえば、花や土いじりが好きな人なら、公園の花壇を手入れする園芸ボランティア。人と話すのが好きな人なら、お祭りの運営や受付。スマホが得意な人なら、高齢者のスマホ相談。散歩が好きな人なら、町のごみ拾いも立派な活動です。
大切なのは、「すごいことをしなければいけない」と考えすぎないことです。
ボランティアは、困っている人を助けるだけのものではありません。地域に知り合いができたり、外に出る理由ができたり、自分の得意なことに気づけたりする面もあります。
特に最近は、仕事や家事の合間に参加できる短時間型の活動が増えています。長く続けることも大切ですが、最初の一歩は「1回だけ行ってみる」くらいで十分です。
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ちょボラとは?1日・1時間からできる気軽な参加方法
ちょボラは、「ちょっとだけボランティア」のように、短い時間や小さな負担で参加できる活動を指す言葉として使われています。
本格的な登録や長期参加が必要なものもありますが、最近は「1日だけOK」「初心者歓迎」「年齢や経験を問わない」といった募集も増えています。
たとえば、次のような活動は始めやすいです。
・地域イベントの受付や案内
・公園や道路の清掃
・花壇の水やりや草取り
・高齢者向けのスマホ相談
・子ども向けイベントの見守り
・不要品や衣類の寄付
・病院や施設での読み聞かせ、折り紙、交流活動
参加しやすい活動を選ぶコツは、「人の役に立ちそうか」だけでなく、自分が続けても苦しくないかを見ることです。
たとえば、人前で話すのが苦手な人は、受付よりも清掃や仕分けの方が向いているかもしれません。反対に、人と話すのが好きな人は、スマホ相談やイベント案内が楽しく感じやすいです。
無理をして参加すると続きません。
だからこそ、最初は「好き」「得意」「気になる」から選ぶのがおすすめです。
小金井市のスマホちょこっと相談室とは?相談内容と対象者
スマホちょこっと相談室は、スマートフォンの操作に不安がある高齢者を地域のサポーターが手助けする取り組みです。
対象は主に60歳以上の市民で、予約不要、出入り自由の形で案内されています。相談時間はおおむね30分ほどで、スマホの基本操作や困りごとを一緒に考える場になっています。
ここで大切なのは、相談に乗る人が「専門家として全部を直す」のではなく、一緒に考える相手になるという点です。
高齢者にとってスマホは、ただの機械ではありません。
家族との連絡、病院の予約、地図アプリ、写真、キャッシュレス決済、防災情報など、暮らしに直結する道具になっています。
でも、わからないことがあっても家族に何度も聞きにくい人もいます。ショップに行くほどではない小さな疑問もあります。
そんなときに、地域の中で気軽に聞ける場所があると安心です。
スマホ相談ボランティアが注目される背景には、デジタル化についていけない不安があります。
便利なサービスが増える一方で、使い方がわからない人が取り残されることもあります。
だからこそ、スマホの知識が少しある人にとっては、その経験がそのまま人助けになります。
ただし、個人情報に関わる相談、パスワード、口座情報、契約内容などは注意が必要です。ボランティア側も相談する側も、できる範囲を守ることが大切です。
荏子田太陽公園のバラボランティアはどこで見られる?
荏子田太陽公園は、横浜市青葉区にある公園で、地域の人たちがバラを育てている場所として知られています。
もともとは雑草が多く、手入れが必要な場所だったところを、地域の人たちが少しずつ整えてきました。今では多くのバラが咲く公園となり、季節になると訪れる人を楽しませています。
この活動の魅力は、ただ花を育てるだけではないところです。
バラの手入れには、水やり、剪定、草取り、病気や虫への対策など、こまめな作業が必要です。1人では大変でも、仲間が集まることで公園全体をきれいに保てます。
また、花が咲くと、子ども連れの家族、散歩中の人、写真を撮る人など、地域の人が自然に集まります。
つまり、園芸ボランティアは、花を育てながら人が集まる場所も育てている活動です。
このタイプの活動は、体を動かす機会にもなります。外に出て、季節を感じて、誰かとあいさつを交わす。そうした小さな積み重ねが、健康や気持ちの安定にもつながります。
花が好きな人、土いじりが好きな人、地域の公園をきれいにしたい人には向いている活動です。
中之島まつりのボランティアは初心者でも参加できる?
中之島まつりのような地域イベントでは、多くの市民ボランティアが運営を支えています。
お祭りは、来場者から見ると楽しいイベントですが、裏側にはたくさんの準備があります。会場案内、受付、出店の手伝い、子ども向け企画のサポート、片づけなど、いろいろな役割があります。
初心者が参加しやすい理由は、役割が細かく分かれていることです。
すべてを1人で担当するのではなく、「この時間だけ受付」「この場所で案内」「この作業を手伝う」というように、自分の担当がはっきりしていることが多いです。
学生、社会人、定年後の人、親子など、いろいろな世代が関わりやすいのもイベント型ボランティアの特徴です。
イベント型の良さは、人との出会いが生まれやすいことです。
同じ目的で集まった人と一緒に動くので、初めてでも話すきっかけができます。
一方で、当日は人が多く、立ち仕事や屋外作業になることもあります。体力に不安がある人は、事前に活動時間や内容を確認しておくと安心です。
「ずっと続ける自信はないけれど、1日だけならやってみたい」という人には、地域イベントのボランティアは始めやすい選択肢です。
パッチ・アダムスの活動が伝えるボランティアの意味
パッチ・アダムスは、医療の現場で笑いやユーモアを大切にしてきた医師として知られています。
病気や不安を抱える人にとって、治療だけでなく、安心できる時間や笑える瞬間が支えになることがあります。病院でのボランティア活動も、まさにその役割を持っています。
たとえば、子ども病院で折り紙を渡す、お話会を開く、待ち時間に声をかける。
こうした行動は、一見すると小さなことに見えます。
でも、病院に来る子どもや家族は、不安を抱えていることが少なくありません。知らない場所、検査、治療、待ち時間。そんな中で、やさしく声をかけてくれる人がいるだけで、気持ちが少し軽くなることがあります。
ここで大切なのは、ボランティアは特別な能力がある人だけのものではないということです。
もちろん、病院や福祉施設では守るべきルールがあります。衛生面、プライバシー、体調管理、相手との距離感はとても大切です。
それでも、「相手の気持ちを少し楽にしたい」という思いは、多くの人が持てるものです。
パッチ・アダムスの活動が印象に残るのは、笑いを単なる冗談ではなく、心を支える力として考えているからです。
誰かを笑顔にすること。
不安な時間を少しやわらげること。
その場にいるだけで安心できる存在になること。
それも大切なボランティアの形です。
ボランティアが自分のためにもなる理由
ボランティアは「誰かのため」と思われがちですが、実は参加する人自身にも良い影響があります。
まず、生活にリズムができます。
決まった日に出かける用事があると、家にこもりがちな人でも外に出やすくなります。
次に、人とのつながりができます。
大人になると、新しい知り合いを作る機会は意外と少なくなります。ボランティアは、同じ関心を持つ人と出会いやすい場です。
さらに、自分の経験が役に立つ実感を得られます。
仕事で身につけたパソコンやスマホの知識、子育て経験、料理、手芸、園芸、語学、接客、ものづくり。
自分では当たり前だと思っていることが、誰かにとっては助けになることがあります。
高齢期のボランティアについては、社会参加や交流、生活の満足感と関係があるとされ、健康や幸福感の面でも注目されています。
もちろん、無理は禁物です。
「人のためだから」とがんばりすぎると疲れてしまいます。
続けやすい活動には、次のような特徴があります。
・活動時間が短くても参加できる
・自分の好きなこととつながっている
・無理な責任を背負いすぎない
・相手との距離感がちょうどいい
・参加後に「また行ってもいいかも」と思える
ボランティアは、立派な人になるためのものではありません。
自分の暮らしの中に、少しだけ誰かの役に立つ時間を入れることです。
自分に合うボランティアの見つけ方
自分に合う活動を探すときは、最初から大きな目標を立てなくても大丈夫です。
まずは、次の3つを考えると選びやすくなります。
1つ目は、好きなことです。
花が好きなら園芸、犬が好きなら動物関連、子どもが好きなら見守りや読み聞かせ、スマホが得意なら相談サポートというように、好きなことから探すと参加しやすくなります。
2つ目は、使える時間です。
週1回なのか、月1回なのか、1日だけなのか。無理のない時間で探すことが大切です。
3つ目は、人との関わり方です。
人と話す活動が好きな人もいれば、裏方作業の方が落ち着く人もいます。自分の性格に合う形を選ぶと、長く続きやすいです。
探し方としては、自治体、社会福祉協議会、地域の市民活動センター、ボランティア募集サイト、地域イベントの案内などがあります。
気になる活動が見つかったら、いきなり申し込む前に、活動内容、持ち物、服装、保険、交通費、年齢条件、初心者参加の可否を確認しておくと安心です。
特に清掃活動や屋外作業では、天候や暑さ対策も大切です。
病院や福祉施設では、体調管理や感染対策、個人情報への配慮も必要です。
ボランティアは、気持ちだけで動くものではなく、相手に迷惑をかけない準備も大切です。
でも、難しく考えすぎる必要はありません。
最初の一歩は、近くの公園をきれいに使うことでも、不要な服を寄付することでも、地域のイベント情報を見てみることでも十分です。
ちょボラの良さは、「今の自分にできる範囲」で始められるところにあります。
誰かのために少し動いてみたら、自分の毎日にも小さな楽しみが増える。
それが、いまボランティアが注目されている一番の理由かもしれません。
参考リンク
・小金井市のスマホちょこっと相談室について (小金井市公式サイト)
・小金井市のスマホサポーター募集について (小金井市観光まちおこし協会)
・荏子田太陽公園のバラと市民ボランティアについて (タウンニュース)
・渋谷区の清掃ボランティア支援について (渋谷区公式サイト)
・2026年の国際ボランティア年について (UN Volunteers)
・高齢者のボランティアと健康・幸福感に関する研究について (pmc.ncbi.nlm.nih.gov)
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