護衛艦「やはぎ」と約90人分のこだわりカレー
『有吉ゼミ(相撲部屋&海上自衛隊こだわり絶品カレー密着SP)(2026年8月24日)』で登場するのが、海上自衛隊の護衛艦「やはぎ」です。全長133mの艦を約90人で運用する「もがみ型」5番艦で、艦内では乗員を支えるこだわりのカレーも作られています。どんな護衛艦なのか、艦名の由来や省人化された装備、舞鶴で食べられる「やはぎ」のカレーまで詳しく見ていきます。
この記事でわかること
- 護衛艦「やはぎ」がどんな艦なのか
- 約90人で運用できるもがみ型護衛艦の特徴
- 艦内で作られるこだわりのカレー
- 舞鶴で食べられる「護衛艦やはぎ」のカレー
護衛艦「やはぎ」はもがみ型5番艦
護衛艦「やはぎ」は、海上自衛隊のもがみ型護衛艦5番艦です。
艦番号は「FFM-5」。基準排水量は3,900トン、全長133m、全幅16.3m、乗員は約90人です。
「FFM」は従来の大型護衛艦とは少し異なる新しいタイプの艦艇を示す呼び方です。
もがみ型では、警戒・監視だけでなく、対潜水艦戦や機雷への対応など幅広い任務を担えるよう設計されています。
見た目にも大きな特徴があります。
船体表面の凹凸をできるだけ減らした形になっていて、レーダーに捉えられにくくするステルス性を意識したデザインです。
従来の護衛艦とはかなり印象が違うため、初めて見ると「これが自衛艦なのか」と感じる人もいるでしょう。
全長133mの艦を約90人で運用する省人化
「やはぎ」の大きな特徴が、全長133mの艦を約90人で運用していることです。
護衛艦の中では省人化がかなり進められています。
海上自衛隊の艦艇では、航海するだけでも多くの仕事があります。
艦を動かす機関の管理、レーダーによる警戒、通信、武器の運用、整備、食事の準備など、それぞれ担当する隊員が必要です。
もがみ型では、さまざまな情報や装置を集約し、自動化を取り入れることで必要な人数を抑えています。
その象徴的な設備の1つが、艦の情報を集中的に扱うCIC(戦闘指揮所)です。
艦内各所から集まる情報を効率よく確認できるようになっており、少ない人数で複数の任務へ対応する仕組みが取り入れられています。
約90人という人数は、単に「人が少ない」という意味ではありません。
最新技術を使いながら、限られた人数で幅広い仕事を担うことを前提に作られた護衛艦なのです。
艦内で約90人分のこだわり和風カレーを作る
「やはぎ」で気になるもう1つの存在がカレーです。
艦内では、約90人いる乗員のために食事が作られます。
その中でも海上自衛隊を代表する料理として知られているのがカレーです。
海上自衛隊では、それぞれの艦艇や部隊が独自のレシピを持っています。
つまり「海自カレー」という1つの決まった味があるわけではありません。
使う肉や野菜、ルー、隠し味などに違いがあり、艦ごとに特色があります。
「やはぎ」で作られるのは、和風の味わいを取り入れたカレーです。
家庭なら数人分を作るところを、艦内では一度に約90人分を用意します。
海上で任務を続ける隊員にとって食事は、栄養補給だけでなく毎日の大きな楽しみでもあります。
限られた艦内スペースで大量の料理を作りながら、その艦ならではの味に仕上げるところも海自カレーの面白さです。
「やはぎ」の艦名は矢作川に由来する
「やはぎ」という名前の由来は、矢作川です。
矢作川は長野県を源流とし、岐阜県や愛知県を流れて三河湾へ注ぐ川です。
海上自衛隊の護衛艦には、天象、気象、山、川、地方などの名前が付けられることがあります。
「やはぎ」も河川名から選ばれました。
さらに「矢作」という名称は、かつて流域で矢を作っていたことに由来するとされています。
現在の護衛艦「やはぎ」が、この名を使った最初の艦ではありません。
旧日本海軍には防護巡洋艦「矢矧」と軽巡洋艦「矢矧」があり、現在の「やはぎ」は名前を受け継いだ3代目にあたります。
現在の護衛艦では平仮名表記の「やはぎ」となっています。
愛知県になじみの深い矢作川の名前が、現在は舞鶴を拠点とする最新鋭護衛艦へ受け継がれているのも興味深いところです。
2024年に就役して舞鶴へ配備された
「やはぎ」が命名・進水したのは2022年6月23日です。
三菱重工業長崎造船所で建造され、その後、艤装や試験を進めました。
海上自衛隊への引き渡しが行われたのは2024年5月21日。
自衛艦旗授与式を終えた後、配備先となる京都府舞鶴市へ向かいました。
舞鶴は、日本海側における海上自衛隊の重要な拠点です。
「やはぎ」のほかにも、「ひゅうが」「あたご」「みょうこう」など多くの艦艇が所属しています。
こうした海上自衛隊との結びつきが強い街だからこそ、舞鶴では艦艇ごとの味を楽しめる「まいづる海自カレー」という取り組みも行われています。
舞鶴で「護衛艦やはぎ」のカレーを食べられる
「やはぎ」のカレーは隊員だけのものではありません。
京都府舞鶴市では、海上自衛隊の艦艇や部隊で食べられているカレーを、市内の飲食店が再現して提供する「まいづる海自カレー」が展開されています。
それぞれ担当する艦艇が違うため、店を巡ればさまざまな海自カレーを食べ比べできます。
護衛艦「やはぎ」を担当しているのが「cafe hana」です。
提供されている「やはぎ」のカレーは、和風だしを生かしたチキンカレーがベースになっています。
「テレビで見た護衛艦のカレーを実際に食べてみたい」という人が行動に移せるのが、このテーマの面白いところです。
艦艇そのものへ乗る機会は限られていますが、舞鶴へ行けば「やはぎ」の味を身近に体験できます。
なお、提供メニューや営業日などは変更される場合があるため、訪れる際は店舗や「まいづる海自カレー」の案内を確認しておくと安心です。
もがみ型だからこそカレーから艦の暮らしまで見えてくる
護衛艦「やはぎ」をカレーだけで見ると、「海上自衛隊の名物料理」という印象で終わってしまいます。
しかし背景を見ると、かなり特徴的な護衛艦であることが分かります。
全長133mという船体を約90人で運用し、多様な任務へ対応する最新型の護衛艦。
その約90人が同じ艦で生活しながら任務を続けるため、食事を作る人も欠かせません。
最新技術によって省人化されても、艦の中で生活しているのは人です。
だからこそ、約90人分を一度に作る「やはぎ」のカレーは、装備や性能とは違った角度から護衛艦の日常を感じられる存在でもあります。
さらに舞鶴では、その味を一般の人も楽しめます。
最新鋭護衛艦としての「やはぎ」と、乗員の日常を支える「やはぎカレー」。
両方を知ることで、全長や武装といったスペックだけでは見えない護衛艦の姿まで分かってきます。
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