小湊鉄道の小さな無人駅に約200平方メートルのトイレ
2026年9月5日放送の「1泊家族 特別企画!秘境ローカル鉄道の車窓からクイズ!」では、小湊鉄道の車窓から見える「ビックリな景色」がクイズ形式で紹介されます。
沿線で「びっくり」という言葉に最もふさわしいスポットのひとつが、飯給駅の女性専用公衆トイレ「Toilet in Nature」です。
飯給駅は「いたぶえき」と読みます。
小さな無人駅のすぐそばに、世界的建築家・藤本壮介氏が設計した巨大なトイレ空間が存在します。
この記事でわかること
- 飯給駅の「世界一大きなトイレ」の正体
- 設計した建築家・藤本壮介氏との関係
- なぜガラス張りなのか
- 場所・利用条件・アクセス
「Toilet in Nature」は女性専用のガラス張りトイレ

飯給駅にある「Toilet in Nature」は、建築家の藤本壮介氏が設計した女性専用の公衆トイレです。
広い屋外空間の中央に、全面を透明なガラスで囲った小さなトイレが置かれています。周囲は草花や木々に囲まれ、通常の公衆トイレとはまったく違う風景です。
千葉県公式観光サイトでも「世界一大きなトイレと話題を集めた」と紹介されています。
広いのは便器ではなく「庭を含めた個室空間」
「世界一大きい」と聞くと巨大な建物を想像しますが、実際には逆です。
便器が置かれているガラス張りの建物自体は非常にコンパクト。
特徴的なのは、その周囲に約200平方メートルのプライベートガーデンのような空間が広がっていることです。
京葉銀行の地域資料では、約200平方メートルの屋外空間を約53m、高さ2mの杉丸太壁が囲んでいると紹介されています。
つまり、
庭そのものを巨大な1つの個室として捉えたトイレ
なのです。
なぜ全面ガラス張りでも使えるのか
中央のトイレは透明なガラス張りですが、敷地全体は高い壁で囲われています。
さらにガラスの個室にはカーテンも用意されているため、必要に応じて視線を遮ることができます。
狙いは、周囲の自然を完全に遮断する一般的なトイレとは逆に、草木や空を眺めながら自然の中にいる感覚を味わうこと。
正式名称が「世界一大きなトイレ」ではなく「Toilet in Nature=自然の中のトイレ」なのも、このコンセプトを表しています。
藤本壮介氏が設計したアート作品でもある
「Toilet in Nature」が完成したのは2012年。
市原湖畔美術館によると、後に開催された「いちはらアート×ミックス」につながる第一号作品として飯給駅前に設置されました。
つまり単なる観光用の変わったトイレではなく、里山そのものを作品の一部として見せる建築・アートプロジェクトです。
小湊鉄道のレトロな列車、桜や菜の花、田園風景と現代建築が一つの場所に同居することで、飯給駅独特の景観が生まれています。
「飯給」は何と読むのか
飯給は「いたぶ」と読みます。
漢字だけを見ると「いいきゅう」「めしきゅう」などと読んでしまいそうですが、小湊鉄道の中でも特に難読な駅名として知られています。
そのためテレビ放送後には、
「小湊鉄道 世界一大きいトイレ」
「飯給駅 読み方」
「いたぶ駅 トイレ」
「藤本壮介 トイレ」
と複数方向への検索が発生しやすいスポットです。
春には桜・菜の花・水鏡でも知られる
飯給駅はトイレだけの駅ではありません。
駅周辺には桜と菜の花があり、春にはレトロな小湊鉄道の列車と花を一緒に撮影できます。
田んぼに水が入る季節には、列車や駅周辺の景色が水面に映る「水鏡」も人気です。千葉県公式観光サイトでも小湊鉄道の代表的撮影スポットとして紹介されています。
巨大な現代アートと昔ながらの里山風景が隣り合うところも、飯給駅のおもしろさです。
実用情報|場所・アクセス・利用時の注意
「Toilet in Nature」の基本情報は次の通りです。
- 名称:Toilet in Nature
- 最寄り駅:小湊鉄道 飯給駅
- 住所:千葉県市原市飯給941-1
- 飯給駅からすぐ
- 女性専用
- 定休日:無休
- 駐車場:約5台
- 駐車料金:無料
- 圏央道市原鶴舞ICから車で約15分
男性が利用する施設ではありません。「観光スポットだから」と女性専用エリアへ不用意に入らないことも重要です。
また2026年9月5日は小湊鉄道の一部区間で代行バス運転が予定されています。飯給駅方面へ出かける場合には当日の運行情報を確認してください。
まとめ
飯給駅にある「Toilet in Nature」は、約200平方メートルの空間を利用した女性専用公衆トイレです。
設計したのは建築家・藤本壮介氏。
ガラス張りの小さな個室を巨大な庭が囲み、「自然の中で過ごす」という通常のトイレとは正反対の体験を生み出しています。
小湊鉄道の小さな無人駅に突然現れる巨大な現代アートという組み合わせは、まさに「車窓から見つけたら気になる景色」です。
参考リンク
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