大人がリカちゃんを着せ替え、撮影して楽しむ「リカ活」が拡大
2026年10月11日放送の「サクサクヒムヒム」では、大人が夢中になっている「リカ活」が取り上げられます。
1967年に誕生したリカちゃんは、2027年に60周年。長く子どもの着せ替え人形として親しまれてきましたが、現在は大人が洋服や小物を選び、自分好みにコーディネートし、写真を撮ってSNSへ投稿する楽しみ方が大きく広がっています。
実際、大人向けリカちゃん玩具の2024年度売上は2023年度比で約6倍に拡大。子どもの頃に遊んだ人が、大人になって再び楽しむ商品へと存在感を強めています。
この記事でわかること
- 「リカ活」とはどんな遊び方なのか
- 大人向けリカちゃんの売上が約6倍になった背景
- 撮影を楽しめる「フォトジェニックリカ」の特徴
- リカちゃんが大人の共感を集める存在へ変化した理由
リカ活とは着せ替えだけでなく撮影や投稿まで楽しむ大人の趣味
タカラトミーが示している「リカ活」は、単にリカちゃん人形を集めることだけではありません。
具体的には、
- 好きな洋服に着せ替える
- 自分で洋服を作る
- 小物や背景を組み合わせる
- ポーズを決めて写真を撮影する
- 撮影した写真をSNSへ投稿する
といった楽しみ方まで含まれます。
2026年3月時点ではInstagramの「リカ活」関連投稿が約28万件に達しており、タカラトミー自身もリカちゃんについて「商品からカルチャーへと広がっている」と説明しています。
子どもの頃のリカちゃん遊びが「家の中で物語を作る遊び」だったとすれば、大人のリカ活は、ファッション、写真、ミニチュア、SNSを組み合わせた趣味へと広がっているのです。
大人向けリカちゃん玩具は2024年度に売上約6倍
今回の「サクサクヒムヒム」で大きな数字として登場するのが「約6倍」です。
大人向けリカちゃん玩具の2024年度売上は、2023年度との比較で約6倍まで拡大しています。
背景にあるのは、単なる「懐かしさ」だけではありません。
現在のリカちゃんは、子どもだった頃に憧れた存在をそのまま買い直すだけではなく、自分の服装や生活に近い世界を作って楽しめる存在へ変わっています。
かつては「こんな女の子になりたい」という憧れを投影する面が強かったリカちゃんですが、現在は遊ぶ人によって親友、子ども、相談相手のように距離感が変わっているとされています。
理想だけではなく、日常の自分に近い存在になったことが大人から支持されるポイントのひとつです。
「フォトジェニックリカ」は写真を撮るためのポーズが大きく進化
大人のリカ活を象徴するシリーズのひとつが「フォトジェニックリカ」です。
タカラトミーは「大人の方により楽しんでいただける商品を作りたい」という考えから、このシリーズを展開しています。
最大の特徴は「ネオリカボディ」。
首、肩、腕、腰、手首、股関節、膝、足首などを動かせる構造によって、従来以上に自然な姿勢を作れるようになっています。
例えば、
- 首を少し傾ける
- 肩をすくめる
- 肘を曲げる
- 腰をひねる
- 脚を組む
- 膝を曲げて座る
- ハイヒールに合わせて足首を動かす
といったポーズが可能です。
人形を立たせて撮るだけではなく、ソファに座らせたり、飲み物を持たせたり、部屋でくつろいでいるような姿を作ったりできるため、「リカちゃんの日常」を写真として表現しやすくなりました。
これが現在のリカ活との相性の良さにつながっています。
服だけでなくミニチュアの生活空間まで作り込む
大人のリカ活でもうひとつ重要なのが「生活感」です。
華やかなドレスだけではなく、普段着、部屋着、バッグ、靴、家具、食品、家電などを組み合わせ、「現実にありそうな生活」を小さな世界の中に作ります。
完璧なお姫様として飾るのではなく、疲れて帰宅したり、部屋でだらだらしたり、ご飯を食べたりする日常的な場面まで人形で表現できる。
この「分かる」「自分もこうなる」という共感が、従来の着せ替え遊びとは違う魅力になっています。
タカラトミー自身も2026年に開催した「リカちゃんのON/OFF展」で、理想の自分だけでなく「現実のわたし」をテーマに、現代人の日常にあるONとOFFをリカちゃんで表現しています。
変えすぎなかったから昔のリカちゃんともつながる
リカちゃんが60年近く続いている理由として興味深いのが、「進化させながら変えすぎない」という考え方です。
時代に合わせてファッションやメイク、小物は変わってきましたが、着せ替え遊びを長く続けられるよう、体の大きさや洋服、小物の互換性はできるだけ維持されてきました。
顔についても細かな変化はありながら、リカちゃんらしい特徴は守られています。
そのため、子どもの頃の記憶を持つ大人が久しぶりに手に取っても「ちゃんとリカちゃん」と感じられる一方、遊び方はSNS時代に合わせて新しくなっています。
懐かしさだけに頼らず、新しい趣味として成立しているところが現在のリカ活の強さです。
「ぷちリカちゃん」など大人が手に取りやすい商品も登場
大人のファン層をさらに広げる商品も増えています。
2026年には約7cmサイズの「ぷちリカちゃん」が登場。通常サイズのリカちゃんとは異なり、「集める・飾る・持ち歩く」ことを楽しむミニドールとして展開されています。
2026年10月24日には「ぷちリカちゃん ケアベア™コレクション」も発売予定で、メーカー希望小売価格は1個1,650円(税込)です。
通常サイズのドールを本格的に着せ替える人だけでなく、雑貨やコレクション感覚で楽しみたい人まで入口が広がっています。
リカちゃんというひとつのブランドの中に、「着せ替える」「撮る」「飾る」「集める」「持ち歩く」という異なる楽しみ方が生まれているわけです。
実用情報|これからリカ活を始めるなら
最初から大量の衣装や家具を集める必要はありません。
まずは、
- 好きなリカちゃんを1体選ぶ
- 好みの洋服を1セット用意する
- スマートフォンで撮影する
- 家にある小物や背景を利用する
だけでも始められます。
写真撮影を中心に楽しみたい場合は、ポージングの自由度が高い「フォトジェニックリカ」が選択肢になります。
一方、コレクションや持ち歩きを中心に楽しみたい場合には、約7cmの「ぷちリカちゃん」のようなシリーズもあります。
まとめ
リカちゃんは1967年の誕生から間もなく60周年を迎えます。
現在起きている「リカ活」の広がりは、昔のおもちゃが単に復刻されて人気になったという話ではありません。
着せ替え、ファッション、ミニチュア、写真撮影、SNS投稿など、大人の趣味として楽しめる要素が組み合わされ、リカちゃんそのものが新しいカルチャーへ変化しています。
大人向けリカちゃん玩具の売上が1年間で約6倍まで伸びたという数字は、その変化を象徴しています。
理想のファッションを着せてもいいし、日常生活を再現してもいい。自分だけの小さな世界を作れる自由さこそ、今の大人がリカちゃんに再び夢中になる大きな魅力といえそうです。
参考リンク
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