ブラジルの「黄金の魚」とは?放送前にわかっていること
ブラジルの川でスルメを餌にすると、いったい何が釣れるのでしょうか。予告で登場した「ブラジル黄金の魚」という言葉が、かなり気になるところです。『世界くらべてみたら★SixTONES森本&あばれる君参戦!世界で自由研究(2026年8月12日放送)』では、インドネシア・マダガスカル・ブラジルを舞台に、スルメを餌にした釣りを実施。ブラジルで釣れた魚の正式な種類は、放送前の公式情報ではまだ明かされていません。そこで、現時点で確認できる事実と、ブラジルに実在する「黄金の魚」について整理します。
この記事でわかること
- ブラジル「黄金の魚」の正体は判明しているのか
- ブラジルに実在する黄金色の大型魚
- ドウラードの大きさや特徴
- ブラジルで釣りをするときの注意点
ブラジルの「黄金の魚」の正体はまだ公式発表されていない
まず一番知りたい結論からいうと、2026年8月11日時点では、番組で「ブラジル黄金の魚」と紹介されている魚の正式名称は公表されていません。
公式の放送予告で確認できるのは、
「川や海でスルメを餌に何が釣れる?」
「ブラジル黄金の魚?」
というところまでです。
つまり、「黄金の魚」という呼び方が魚の正式名称なのか、現地での呼び名なのか、それとも単に見た目を表した予告表現なのかも、放送前の段階では確定できません。
たしかに「黄金の魚」と聞けば、すぐ魚の名前を知りたくなります。しかし、ここで特定の魚だと決めつけてしまうのは早いところです。
実際に釣り上げられた魚種については、8月12日の放送内容を確認する必要があります。
ブラジルには本当に「黄金」を意味するドウラードという魚がいる
一方で、ブラジルには実際にドウラード(Dourado)と呼ばれる有名な淡水魚が生息しています。
代表的なのが、学名Salminus brasiliensis(サルミヌス・ブラジリエンシス)です。
「Dourado」はポルトガル語で「金色」「黄金色」といった意味につながる言葉で、成魚は黄色から黄金色を帯びた体をしています。
英語でも「Dorado」と呼ばれています。
ただし重要なのは、番組予告の「黄金の魚」が、このドウラードだと公式に確認されたわけではないという点です。
ブラジルに「黄金の魚」と呼びたくなる魚が実在することと、実際に番組で釣れた魚が同じ種類であることは別に考える必要があります。
個人的にも、ここはかなり気になるポイントです。名前も姿も予告との相性がよいため連想したくなりますが、放送前に魚種を断定しないほうが正確でしょう。
ドウラードは最大1m級になる大型の淡水魚
ドウラードは、小さな観賞魚のような魚ではありません。
FishBaseでは、Salminus brasiliensisの最大標準体長は100cm、最大公表重量は31.4kgとされています。
かなり大型になる淡水魚です。
体型は細長く、水中を泳ぎ回るのに適した形をしています。
さらに、魚を食べる肉食性の魚として知られています。実際の食性データでも、ほかの魚を捕食することが確認されています。
黄金色のきれいな姿だけを見ると穏やかな魚をイメージするかもしれませんが、実際には大型の捕食魚です。
「黄金色の大型魚が川を泳いでいる」と考えると、日本の川魚とはかなり違った印象を受けます。
初めて知ると少し驚きますが、こうした生態を知ってから映像を見ると、なぜ釣りの対象として存在感があるのかも理解しやすくなります。
南米の川を移動しながら暮らす魚
Salminus brasiliensisは南米に分布する淡水魚です。
特にブラジルを含む南米の大きな河川水系と関係が深く、川の中を移動する魚として知られています。
ブラジル・マットグロッソ・ド・スル州の研究支援機関も、ドウラードを回遊する魚として説明しています。
魚が川の一か所だけで一生を過ごすわけではなく、生活史の中で広い範囲を利用することがポイントです。
そのため、ドウラードを守ることは1種類の魚だけを守る話ではありません。
川が分断されていないか、水質や流量が維持されているか、産卵や成長に必要な環境が残っているかなど、河川全体の環境保全ともつながります。
見た目の派手さに目が行きますが、個人的には、この「広い川を使って生きる魚」という部分のほうが興味深く感じます。
なぜスルメでも魚が釣れる可能性があるのか
今回の企画で面白いのが、一般的な釣り餌ではなくスルメを使っていることです。
ただし、ここでも「ドウラードはスルメを好んで食べる」とは言えません。
Salminus brasiliensisについて確認されているのは、自然界では魚類を捕食する肉食性を持つということです。
一方、釣り針につけた餌に魚が反応するかどうかは、単純に普段食べているものだけでは決まりません。
餌の匂い、動き、大きさ、水の濁り、流れ、その場所にいる魚種など、さまざまな条件が関係します。
だからこそ、「普段海産物を食べているとは限らないブラジルの淡水魚に、日本でも身近なスルメを垂らしたらどうなるのか」という実験そのものに面白さがあります。
実際にどの魚が反応したのかは、放送で確認したいところです。
「ドウラード」と「シイラのDorado」は別の魚
少しややこしいのが、Doradoという名前が複数の魚に使われることがあることです。
海釣りをする人なら、「Dorado」と聞いてシイラを思い浮かべるかもしれません。
日本でシイラと呼ばれる海水魚は、英語圏や地域によって「dorado」や「mahi-mahi」と呼ばれることがあります。
一方、今回紹介したSalminus brasiliensisは南米の淡水魚です。
つまり、
- Salminus brasiliensis=南米の川に生息するドウラード
- シイラ=海に生息する別の魚
で、同じ魚ではありません。
「黄金色だからDorado」と呼ばれる魚が複数存在するため、名前だけで判断すると混同しやすいところです。
実際に魚について調べるなら、日本名だけでなく学名まで確認すると間違いを減らせます。
ブラジルではドウラードの捕獲に規制がある地域もある
もう一つ知っておきたいのが、ドウラードは単なる「釣って楽しめる大型魚」ではないことです。
ブラジルでは地域によって、ドウラードの捕獲や持ち帰りなどを制限する制度があります。
たとえばマットグロッソ・ド・スル州では、Salminus brasiliensisなどのドウラードについて、捕獲・輸送・商業利用などを規制する法律が設けられています。
2025年の改正では、その規制期間が2027年3月31日までとされています。一方で、キャッチ・アンド・リリースなどには例外があります。
これはブラジル全土でまったく同じルールという意味ではありません。
釣りの規制は州や地域、河川、時期、魚種などによって異なる可能性があります。
そのため、もしブラジルで実際に釣りをするのであれば、「釣れる魚か」だけでなく、その場所で釣ってよいのか、持ち帰ってよいのかまで確認することが大切です。
実際に海外で釣りをするなら、個人的にはここがいちばん大事だと感じます。
「黄金の魚」は放送で魚種を確認してから判断したい
今回の「ブラジル黄金の魚」について、放送前に確実に言えることを整理すると、番組で釣れた魚の正式名称はまだ公開されていません。
一方、ブラジルには実際にSalminus brasiliensisという、ドウラードと呼ばれる黄金色の大型淡水魚が生息しています。
最大標準体長は100cm、最大公表重量は31.4kg。ほかの魚を捕食し、河川を移動して生活する大型魚です。
ただし、これだけの共通点があっても、予告に登場する魚と同じ種類だとは現時点では確認できません。
ここは魚の姿や正式名称が明らかになってから判断するのが確実です。
「黄金の魚」という短い言葉だけでも、調べてみると南米の巨大河川、生態系、回遊魚、釣りの規制まで話が広がります。単に珍しい魚を見るだけでなく、どんな環境で暮らし、なぜ守られているのかまで知っておくと、魚を見る楽しみ方もかなり変わってきます。
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