羽田空港の夜に動くANA航空機、テレビ初公開のドックイン作業
2026年9月27日放送のカンテレ・フジテレビ系『ニッポンお泊まリポート』では、ANA全面協力のもと、羽田空港の関係者以外立ち入り禁止エリアに1泊2日で密着します。
中でも注目なのが、真夜中の格納庫で行われる航空機の「ドックイン作業」。番組公式がテレビ初公開と明記している場面です。普段は乗客が見ることのない貨物室やグランドハンドリングの仕事とともに、巨大な旅客機を格納庫へ入れる夜の作業が公開されます。
この記事でわかること
- テレビ初公開されるANAの「ドックイン作業」
- ドックインとドック整備の違い
- 羽田空港の巨大格納庫で行われる航空機整備
- ANAの格納庫を一般でも見学できる方法
ANAの真夜中のドックイン作業がテレビ初公開

今回の『ニッポンお泊まリポート』で高橋成美さんが入るのは、羽田空港の一般利用者が立ち入れないエリアです。
高橋さんは航空機の到着から次の出発までを地上で支える「グランドハンドリング」に密着。さらに航空機の貨物室へ入り、夜になると格納庫へ移動します。
そこで公開されるのが、航空機を格納庫へ入れるドックイン作業です。
カンテレはこの場面を「テレビ初公開」としています。ANAの格納庫そのものは見学ツアーなどで公開された実績がありますが、実際の夜間業務の中で行われるドックインを全国ネットの番組が取り上げる点が今回の大きな特徴です。
巨大な旅客機は、自動車のように好きな位置へ自由に動かせるわけではありません。
地上では航空機の周囲に多くの設備や車両、人が動いています。その中で機体を整備する位置まで運び、巨大な格納庫へ収める工程も、安全運航を支える重要な仕事の一つです。
「ドックイン」と「ドック整備」は同じではない
ここで分けておきたいのが、ドックイン作業とドック整備です。
今回テレビ初公開される「ドックイン作業」は、文字通り航空機を格納庫へ入れる工程を指しています。
一方、その格納庫で行われる本格的な整備が「ドック整備」です。
ANAグループでは、羽田空港の格納庫を主な拠点として、航空機を運航から外し、通常運航の合間だけでは難しい深い点検や改修を行っています。ANAの整備担当者への公式インタビューでは、ドック整備について2週間~1か月ほどかけて重点的な整備を行う仕事と説明されています。
別のANA公式インタビューでは、エンジンや着陸装置、コックピット、客室までさまざまな箇所を約1か月かけて点検・修復すると紹介されています。
つまり、
「飛行機が格納庫に入る瞬間」がドックイン。
その先で機体を詳しく点検し、安全な状態へ整えるのがドック整備です。
番組では、その入口となる巨大航空機の移動が夜の羽田空港でどのように行われるのかを見ることができます。
羽田空港では夜間も航空機整備が続いている
羽田空港の格納庫を拠点にするANAベースメンテナンステクニクスでは、ドック整備だけを行っているわけではありません。
ANA公式の社員紹介には、羽田空港の格納庫を中心に、
- 航空機の重整備となるドック整備
- 夜間の運航支援整備
- 地方空港で不具合が発生した際の緊急整備
などを担当していることが記されています。
乗客から見ると、飛行機の仕事は朝から夜までのフライトで終わったように見えます。
しかし航空機を安全に運航し続けるためには、地上に戻った後の点検や整備が欠かせません。
『ニッポンお泊まリポート』が「お泊まり」という形で羽田空港に密着するからこそ、通常の空港取材では見えにくい深夜帯の仕事が今回の主役になっています。
ANAの格納庫は東京ドームのグラウンド約1.8倍
ドックインする舞台そのものも巨大です。
ANAが学校向けに案内している機体工場見学ページでは、格納庫について東京ドームのグラウンド約1.8倍の広さと紹介しています。約1万4000畳に相当する規模です。
大型旅客機を収容するだけでなく、整備士が機体の周囲や内部で作業できる設備も必要になります。
格納庫内には大型部品を扱う設備もあり、ANAの公式案内では、部品を持ち上げるための10トンクレーンも紹介されています。
その巨大な空間へ、実際に運航している航空機が夜間に入っていく。
完成した格納庫を眺めるだけではなく、巨大な航空機が作業場所へ収まるまでの工程自体が今回の見どころです。
飛行機は定期的に格納庫へ入り深い点検を受ける
旅客機は、空港で毎回同じ点検だけを受けて飛び続けているわけではありません。
ANAでは一定の期間ごとに機体を運航から外し、ドックへ入れて通常より深い整備を実施しています。
ANAの整備経験者は、ドック整備について、就航中には見ることができない深い部分まで点検したり、改修を行ったりすることで、航空機の品質を回復させる仕事と説明しています。
機体の状態や整備内容によって期間は異なりますが、長期間にわたる作業になることもあります。
ANAの別の公式インタビューでは、航空機を定期的にドックへ入れ、エンジン、着陸装置、コックピット、客室などを点検・修復すると説明されています。
乗客が翌日乗る飛行機だけを見ると分かりませんが、その安全性の背景には、格納庫へ機体を入れて細部まで確認する整備の工程があります。
グランドハンドリングから格納庫まで1泊2日で追う
今回の羽田空港パートは、ドックインだけを切り取った企画ではありません。
高橋成美さんはANA全面協力のもと、航空機が空港へ到着してから再び出発するまでを地上で支えるグランドハンドリングにも密着します。
番組公式では、グランドハンドリングを「飛行機の到着から出発までの地上の準備を行う」仕事として紹介しています。
さらに通常は関係者しか入れない航空機の貨物室にも入ります。
空港では、
旅客が降りる
↓
荷物や貨物を扱う
↓
機体を次の運航へ向けて準備する
↓
必要に応じて整備へつなぐ
というように、さまざまな部署の仕事が連続しています。
今回の放送では、表側のターミナルからはほとんど見えない「飛行機を地上で動かす人たち」の仕事を1泊2日で追う構成になっています。
ANAの格納庫は一般でも見学できる
番組で紹介される夜間のドックイン作業そのものを自由に見学できるわけではありませんが、ANAは機体工場を見学する「ANA Blue Hangar Tour」を実施しています。
格納庫内へ入り、実際の航空機や整備現場を見ることができる公式見学プログラムです。
ANAの案内では、整備スケジュールによって格納されている機体がない場合や、機材が少ない場合もあるとされています。実際の整備を行う施設なので、常に同じ航空機や作業を見られるわけではありません。
2026年もANA Blue Hangar Tour関連イベントは実施されており、ANAは機体工場見学の機会を継続して設けています。
実用情報
- 施設:ANAの羽田地区機体工場・格納庫
- 最寄りエリア:羽田空港・新整備場周辺
- 一般向け見学:ANA Blue Hangar Tour
- 見学内容:格納庫や整備中の航空機など
- 注意点:整備スケジュールによって航空機を見られない場合あり
- 番組放送:2026年9月27日(日)16:05~17:20
- 番組:『ニッポンお泊まリポート』
- 放送:カンテレ・フジテレビ系全国ネット(一部地域を除く)
まとめ
羽田空港で行われるANAの真夜中のドックイン作業は、巨大な航空機を格納庫へ入れ、その後の整備へつなげていく重要な工程です。
2026年9月27日の『ニッポンお泊まリポート』では、この真夜中の格納庫でのドックイン作業がテレビ初公開されます。
羽田空港の格納庫では、航空機を運航から外して行うドック整備や夜間の運航支援整備も実施されています。乗客が目にする空港の景色とは別に、夜通し航空機の安全を支える現場が存在しています。
貨物室、グランドハンドリング、そして巨大な格納庫へのドックインまで。普段は立ち入れない羽田空港の「飛行機が飛んでいない時間」に焦点を当てた内容になりそうです。
参考リンク
・カンテレ『ニッポンお泊まリポート』公式ページ
・フジテレビ『ニッポンお泊まリポート』番組情報
・ANA「機体工場見学」公式案内
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