羽田空港の立入禁止エリアで飛行機を支えるANAグランドハンドリング
2026年9月27日放送の『ニッポンお泊まリポート』では、ANA全面協力のもと、羽田空港の関係者以外立入禁止エリアに1泊2日で密着します。中心となるのが、航空機の到着から次の出発までを地上で支える「グランドハンドリング」、通称「グラハン」です。
貨物室での作業から航空機を動かす特殊な仕事まで、普段は乗客から見えにくい空港の裏側が舞台。なかでも注目されるのが、真夜中の格納庫へ航空機を運び入れる「ドックイン」です。羽田空港で働くANAグループのスタッフが、飛行機を安全・定刻に飛ばすためにどんな仕事をしているのかをまとめます。
この記事でわかること
- ANAのグランドハンドリングが担当する仕事
- 真夜中に行われる「ドックイン」の意味
- 羽田空港でグラハンを担うANAエアポートサービス
- 1便の出発を支える地上スタッフの連携
ANAグランドハンドリングは飛行機の到着から出発までを地上で支える仕事
グランドハンドリングは、航空機が空港に到着してから再び出発するまでの間に行われる地上支援業務です。
ANAは、飛行機が安全に、そして時間通りに飛び立つうえで欠かせない仕事としてグランドハンドリングを紹介しています。空港で見かける特殊車両を扱うだけではなく、多くのスタッフが限られた時間内にそれぞれの担当を進め、1機を次の出発へつなげていきます。
羽田空港でANAグループの空港業務を担っているのが「ANAエアポートサービス株式会社(ANAAS)」です。
同社の主な事業は、旅客サービス、グランドハンドリング、運航支援など。2026年4月1日時点で従業員数は4,171人、ANAホールディングスが100%出資する会社で、本社も羽田空港内に置かれています。
真夜中の「ドックイン」は航空機を格納庫へ移動させる重要作業
今回、特に目を引くのが真夜中に行われる航空機の「ドックイン」です。
ドックインでは、航空機を自力で飛ばすのではなく、地上側からけん引して格納庫など所定の場所へ移動させます。ANAグループも、グランドハンドリングの重要任務として「トーイング・ドックイン」を公式コンテンツで紹介しています。
航空機は巨大ですが、地上で移動できる範囲には制約があります。翼や機体、周囲の設備との距離を確認しながら、安全に定められた位置まで運ばなければなりません。
操縦席から見える飛行中とはまったく違い、地上ではスタッフ同士の合図と連携によって航空機を動かしていく仕事です。
『ニッポンお泊まリポート』では、この真夜中の格納庫で行われるドックイン作業にカメラが入ります。番組公式では、この場面がテレビ初公開とされています。
貨物室の中でもグランドハンドリングスタッフが働いている
乗客が座席に着いている間にも、機体の下では別の作業が進んでいます。
その一つが、航空機の貨物室を使った手荷物や貨物の取り扱いです。番組では高橋成美さんが航空機の貨物室にも入り、普段は乗客から見ることができない場所で行われている作業に迫ります。
ANAグループの公式採用ページにも、「貨物室入ります!」というグランドハンドリング密着動画が掲載されています。それだけ貨物室での仕事は、グラハンを理解するうえで重要な現場の一つです。
預けたスーツケースや貨物がいつの間にか飛行機へ入っているように見えても、その裏側では地上スタッフによる作業が続いています。
飛行機をバックさせる「プッシュバック」もグラハンの仕事
空港の駐機場から出発する航空機を見ていると、機体が後ろ向きに動いていく場面があります。
航空機は通常、自力で後退するのではなく、専用の車両などを使って所定の位置まで押し出します。これが「プッシュバック」です。
ANAは羽田空港でのプッシュバック作業についても公式動画を公開しており、グランドハンドリングを代表する仕事の一つとして紹介しています。
大きな機体を動かすため、単に車両を運転すればいいわけではありません。周囲の航空機や車両、地上設備との位置関係を確認しながら作業する必要があります。
飛行機が出発する直前まで、地上側では多くの人が安全運航を支えているわけです。
到着した飛行機を誘導するマーシャリングも重要
航空機が駐機場へ入ってくるときには、「マーシャリング」と呼ばれる誘導作業があります。
グランドハンドリングスタッフが定められた合図を使い、航空機を停止位置へ導きます。ANAの公式コンテンツでも「手信号で飛行機を操る」と表現されるほど、グラハンを象徴する仕事です。
空港では航空機が次々と到着し、また出発していきます。
1便の作業だけを見れば短時間でも、それが1日を通して繰り返されます。天候や到着時刻など条件も毎回同じではありません。
それでも安全と定時性を両立させるため、スタッフ同士の連携が欠かせません。
羽田空港のグラハンを担うANAエアポートサービス
ANAエアポートサービスは2014年4月に設立され、羽田空港でANAグループ運航便をはじめ、国内外の航空会社の旅客サービス、グランドハンドリング、運航支援などを担っています。
会社が掲げているのは、羽田から安全と品質を提供すること。
航空会社というと、パイロットや客室乗務員、空港カウンターのスタッフが思い浮かびやすいですが、航空機が実際に飛び立つまでには、乗客から見えない場所でも多くの仕事がつながっています。
グランドハンドリングは、その「地上部分」を担う存在です。
羽田空港では夜になっても仕事が終わらない
昼間は多くの旅客でにぎわう羽田空港ですが、最終便が近づいたあとも空港全体の仕事が止まるわけではありません。
航空機を格納庫へ移動させるドックインなど、利用者が少なくなった時間帯だからこそ見えてくる作業があります。
『ニッポンお泊まリポート』は「泊まる」ことを軸に仕事の裏側を見る番組です。羽田空港では1泊2日で立入禁止区域へ入り、到着から出発までを支えるグラハンと、真夜中の格納庫での作業を追います。
昼間に搭乗口から見ているだけでは分からない、「飛行機が飛んでいない時間の仕事」が大きな見どころになります。
羽田空港ANAグランドハンドリングまとめ
羽田空港のグランドハンドリングは、航空機の周囲で働く単独の職種というより、飛行機を安全に到着させ、次の出発へつなげるためのさまざまな地上業務の集合体です。
貨物室での搭載作業、航空機の誘導、プッシュバック、トーイング、ドックインなど、それぞれの仕事がつながることで1便が運航されています。
特に真夜中のドックインは、空港を利用するだけではまず見ることのできない仕事です。
2026年9月27日の『ニッポンお泊まリポート』では、ANA全面協力による羽田空港の立入禁止区域への密着を通して、私たちが眠っている時間にも続いている空港の仕事が映し出されます。
参考リンク
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