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小島颯人のミウラ折り緩衝材|5m落下実験でドローン配送に挑む『Q-1』

テクノロジー・科学

小島颯人が挑んだ「落として届けるドローン配送」の衝撃対策

2026年9月27日放送のABCテレビ・テレビ朝日系『Q-1 ~U-18が未来を変える★研究発表SHOW~』に、東京都立大泉高等学校3年の小島颯人さんが決勝進出者として登場します。

小島さんが研究してきたのは、ドローンから荷物を投下して届ける際の衝撃を抑える「ポリエチレン製ミウラ折り緩衝材」。折り構造と素材を組み合わせ、高さ5mからの落下実験まで重ねてきた高校生の研究です。ABCテレビの2026年大会では文部科学大臣賞など複数の賞を獲得しています。

この記事でわかること

  • 小島颯人さんが取り組むドローン配送研究
  • ポリエチレン製ミウラ折り緩衝材の特徴
  • 高校1年から発展してきた研究の歩み
  • 『Q-1』決勝と文部科学大臣賞までの実績

小島颯人は東京都立大泉高校3年の高校生研究者

出典:東京都立大泉高等学校・附属中学校「高校生国際シンポジウム」

小島颯人さんは、東京都立大泉高等学校で探究活動を続けてきた高校3年生です。

大泉高校は中高6年間を通じた探究活動に力を入れており、学校は今回の『Q-1』での発表を、6年間にわたって積み重ねてきた探究活動の集大成と位置づけています。決勝に進んだほかの2校がチームで参加する中、小島さんは1人で決勝の舞台に立ちました。

ただし、ドローン配送の研究を6年間ずっと続けてきたという意味ではありません。公式記録でこのテーマが確認できるのは高校1年時からです。

2025年2月、高校1年だった小島さんは第10回高校生国際シンポジウムに「投下式ドローン配送におけるミウラ折りを用いた緩衝材の可能性」を出展。物理・システム工学分野で最優秀賞を受賞しました。

ミウラ折りとポリエチレンフォームを緩衝材にした

研究のポイントは、単に柔らかい素材で荷物を包むのではなく、「構造」と「素材」の両面から衝撃を減らそうとしたことです。

小島さんが着目したのが「ミウラ折り」。折り畳み構造として知られるミウラ折りが大きく変形でき、衝撃を分散しやすい特徴を持つことを利用して、配送物を守る緩衝材へ応用しました。

素材にはポリエチレンフォームを採用しています。ABCテレビ側の紹介では、耐水性と耐久性を備える点も材料を選んだ理由として示されています。

つまり小島さんの研究は、

  • 衝撃を受け止める「ミウラ折り構造」
  • 水や繰り返しの使用も意識した「ポリエチレンフォーム」

を組み合わせ、上空から荷物を届けるドローン配送で使える緩衝材を目指したものです。

高さ5mから実際に落として衝撃吸収を検証

研究を特徴づけているのが、実際の落下を想定した実験です。

ABCテレビによる研究紹介では、パラシュートを使い高さ5mから落下させる実験まで行い、ミウラ折り構造が高い衝撃吸収能力を示したとされています。アイデアだけではなく、実物を作って落下させ、性能を確かめる段階まで進めている点が大きな特徴です。

ドローン配送では、機体そのものだけでなく「荷物を最後にどう安全に届けるか」も重要になります。

小島さんはその中でも、投下された荷物が地面に到達する瞬間へ目を向けました。緩衝材という一見小さな部分を研究対象にしたことで、ドローン配送の実用化につながる具体的な課題へ取り組んでいます。

高校1年から研究内容を段階的に深めてきた

研究テーマは、時間とともに具体性を増しています。

高校1年だった2025年2月の高校生国際シンポジウムでは、「投下式ドローン配送におけるミウラ折りを用いた緩衝材の可能性」という段階でした。そこで最優秀賞を受賞しています。

同年7月にはシンガポールで開かれた「Global Link Singapore 2025」へ出場。応用科学部門で英語による探究発表を行い、Special Focus Prizeの「Analysis」を受賞しました。

大会全体では127チームが出場し、入賞は23チームでした。高校生の研究として国内だけにとどまらず、海外の場でも評価を受けています。

さらに2026年2月、第11回高校生国際シンポジウムでは研究タイトルが「投下式ドローン配送の実用化へのポリエチレン製ミウラ折り緩衝材の開発―材質と構造の観点から―」へ変化しました。

この大会でも数学・物理学・地学分野の最優秀賞を受賞しています。初期の「ミウラ折りが緩衝材として使えるのか」という段階から、ポリエチレンという具体的な材質と構造を組み合わせ、実用化を意識した研究へ発展していった流れが見えます。

『Q-1』では1人で決勝へ進み文部科学大臣賞

『Q-1』は、18歳以下の若者が自ら設定した問いと探究の成果を9分間のプレゼンテーションにまとめて発表する大会です。

2026年の決勝進出は3組。群馬県立高崎高校はクインケ管の音波研究、京都府立南陽高校は木津川流域の豪雨災害とハザードマップ研究、小島さんはドローン配送向けミウラ折り緩衝材で決勝に進みました。

小島さんはチームではなく個人で参加。

ABCテレビの公式ページには、小島さんの研究に文部科学大臣賞のほか、東急不動産ホールディングス賞、立志舎SUKI-1賞、Google for Education賞、U-18審査員賞、マルチアングルジャッジメント賞が掲載されています。

研究大会で何度も発表を重ねてきた高校生が、全国ネットのテレビで自分の研究を9分間に凝縮して伝えるところまで進んだことになります。

小島颯人の研究・放送情報

  • 氏名:小島颯人
  • 学校:東京都立大泉高等学校
  • 学年:高校3年
  • 研究テーマ:投下式ドローン配送の安定性向上を目的としたポリエチレン製ミウラ折り緩衝材の開発
  • 主な構造:ミウラ折り
  • 主な素材:ポリエチレンフォーム
  • 実験:パラシュートを使用した高さ5mからの落下実験
  • 2025年:第10回高校生国際シンポジウム最優秀賞
  • 2025年:Global Link Singapore 2025「Special Focus Prize・Analysis」
  • 2026年:第11回高校生国際シンポジウム最優秀賞
  • Q-1 2026:文部科学大臣賞ほか
  • 放送:2026年9月27日13:55~
  • 放送局:ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット

まとめ

小島颯人さんの研究は、ドローンそのものを開発するのではなく、空から届けられた荷物が地面に着く最後の瞬間を安全にすることに焦点を当てています。

高校1年時にはミウラ折りを緩衝材として使える可能性を探り、その後はポリエチレンフォームを採用し、材質と構造を検討。さらに高さ5mからの落下実験へ進み、研究を具体化させてきました。

高校生国際シンポジウムや海外大会で経験を積み、2026年には『Q-1』の決勝へ。これまでテレビ露出がほとんど確認できない高校生の名前と独自研究が、全国ネットでまとまって紹介される点でも注目度の高いテーマです。

参考リンク

・ABCテレビ『Q-1 ~U-18が未来を変える★研究発表SHOW~』
・東京都立大泉高校「Q-1」決勝進出・全国放送決定
・東京都立大泉高校「Global Link Singapore 2025」結果報告


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