廃棄されるマグロテグスがサングラスに生まれ変わる
気仙沼のマグロ漁で使われた釣り糸が、捨てられるのではなくサングラスのフレームになる。初めて知ると、かなり意外な組み合わせです。
『ザワつく!金曜日 世界を魅了する“驚きの才能”に迫る!2大目利きクイズ!(2026年8月14日放送予定)』では、気仙沼のマグロ漁船で使われたナイロン製の釣り糸の廃材が、意外な商品へ生まれ変わる企画が予定されています。
その予告では商品名まで公表されていないため、この記事では番組の商品と断定せず、同じく気仙沼のマグロ漁で使われた釣り糸を再利用して作られているKesenray(ケセンレイ)とKesenmola(ケセンモラ)について、購入前に知っておきたい違いや販売状況まで詳しく見ていきます。
この記事でわかること
- KesenrayとKesenmolaがどんなサングラスなのか
- 2モデルの形・サイズ・重さの違い
- 廃棄漁具がフレームになる仕組み
- 値段・販売状況・度付きレンズの注意点
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KesenrayとKesenmolaはマグロ漁の廃棄釣り糸から生まれたサングラス

(出典:マグロの釣り糸がサングラスに! 釣り好き必見のクール&環境にやさしいサングラス | p1 | WEBマガジン HEAT)
KesenrayとKesenmolaは、宮城県気仙沼市の漁港から回収した廃棄漁具をフレーム素材として使った、日本製のサングラスです。
特に使われているのが、マグロ延縄漁で使用されるナイロン製の釣り糸、いわゆるマグロテグスです。
マグロを相手にする漁具というと丈夫で長く使えそうなイメージがありますが、実際には摩耗や強度低下によって交換が必要になります。
そのままでは廃棄物になる釣り糸を回収し、再びナイロン素材として利用できるようにしたものがamuca® PAです。KesenrayとKesenmolaでは、この廃棄漁具由来ナイロンがフレーム全体の60%に使われています。残り40%は植物性樹脂です。
「漁網をバッグにする」といった再利用商品は聞くことがありますが、マグロ漁の釣り糸が眼鏡フレームになるというのは、たしかに少し驚きます。
しかも、単に廃材を固めただけの商品ではありません。
フレームは福井県鯖江市で製造されています。鯖江といえば眼鏡づくりで知られる地域ですが、再生素材と日本のアイウェア製造技術を組み合わせて、実際に日常で使える製品へ仕上げているのが特徴です。
KesenrayとKesenmolaは形と横幅がかなり違う
名前が2種類あると、「色違いなのかな」と思うかもしれません。
実際には、フレームの形とサイズが異なる2モデルです。
| 比較 | Kesenray | Kesenmola |
|---|---|---|
| フレーム形状 | ウェリントン型 | クラウンパント型 |
| レンズ幅 | 52mm | 48mm |
| レンズ縦 | 40mm | 42mm |
| ブリッジ幅 | 20mm | 20mm |
| フレーム幅 | 145mm | 135mm |
| テンプル長 | 143mm | 141mm |
| 重さ | 23g | 20g |
| カラー | マットブラック | マットブラック |
Kesenrayは、丸みを持たせた幅広の四角形で、逆さ台形のような形をしたウェリントン型です。
比較的オーソドックスな眼鏡らしい形なので、奇抜すぎないサングラスを探している人はこちらの方が選びやすそうです。
一方のKesenmolaは、丸みを帯びた逆三角形のボストン型をベースに、上部を直線的にしたクラウンパント型です。
少し個性のある形なので、普通のウェリントン型では物足りない人にはこちらが合いそうです。
そして、購入前に意外と大事なのがフレーム幅の10mm差です。
Kesenrayは145mm、Kesenmolaは135mmなので、見た目だけではなく横幅にも違いがあります。
個人的には、ネットで眼鏡やサングラスを買うならここはかなり確認したいところです。顔に対して横幅が合わないと、デザインが気に入っていても使いづらくなるためです。
現在使っている眼鏡があるなら、そのフレーム幅と比較してから選ぶとイメージしやすいでしょう。
フレームには廃棄漁具由来ナイロンが60%使われている
KesenrayとKesenmolaで興味深いのは、「廃棄された釣り糸をそのまま加工してフレームにしている」という単純な仕組みではないことです。
回収された漁具は再資源化され、amuca® PAという漁具由来ナイロン素材になります。
フレームの素材構成は、
- 廃棄漁具由来ナイロン:60%
- 植物性樹脂:40%
となっています。
つまり、「廃漁具風のデザイン」ではなく、実際に回収した漁具が原料として使われています。
さらに、商品には素材の背景を知るためのタグが用意され、QRコードから廃棄漁具の回収地域や製品になるまでの流れを確認できる仕組みもあります。
こうした商品で個人的に気になるのは、「環境に配慮している」という説明だけで終わっていないかという点です。
KesenrayとKesenmolaの場合は、原料の由来だけでなく、素材の割合、製造地まで明らかになっています。そのため、何を再利用しているのかが比較的わかりやすい商品だと感じます。
値段はどちらも8,800円で現在はSOLD OUT
Kesenray、Kesenmolaとも販売価格は8,800円(税込)です。
2026年8月13日時点で公式オンラインショップを確認すると、2モデルともSOLD OUTとなっています。
Kesenrayだけ高い、Kesenmolaだけ安いという違いはありません。
そのため、在庫が復活した場合に2モデルから選ぶなら、価格ではなく、
「顔に合う横幅」
「ウェリントン型とクラウンパント型のどちらが好きか」
を基準にした方がよさそうです。
また、8,800円にはフレームだけでなく、レンズやケースなども含まれています。
発送時には度なしクリア調光レンズが装着され、交換用として度なし色付き偏光&調光レンズも付属します。
単なるファッション用の色付きサングラスではなく、使う場面に合わせて2種類のレンズを使えるところも特徴です。
売り切れの場合は公式ショップの再入荷通知を確認したい
現在2モデルとも売り切れているため、欲しいと思ってもすぐ購入できる状態ではありません。
公式オンラインショップの商品ページには、再入荷のお知らせをメールで受け取るための登録機能があります。
販売再開を待つなら、まずここを確認するのが確実です。
特にテレビなどで商品を知った直後は、「Amazonにあるのでは」「別の通販なら買えるのでは」と探したくなるところですが、商品名だけを見て購入するのは少し注意したいところです。
中古品や再販売品などが出てくる可能性もあるため、
商品名
販売元
価格
付属品
まで確認してから判断した方が安心です。
公式価格は8,800円なので、今後ほかの販売ページを見つけた場合も、まずこの価格を比較の基準にできます。
なお、再入荷の時期については、2026年8月13日時点の商品ページで具体的な日付は案内されていません。
「テレビで見たから近いうちに再販売されるはず」とは限らないため、販売開始日や再入荷日は正式な案内を確認する必要があります。
度付きレンズには交換できるが販売店では対応していない
普段から眼鏡を使っている人なら、かなり気になるのが度付きにできるのかという点だと思います。
結論からいうと、KesenrayとKesenmolaは構造上、度付きレンズへの交換は可能と案内されています。
ただし、ここには大事な注意点があります。
販売元では、度付きレンズやほかのレンズへの交換作業を行っていません。
度付きにしたい場合は、購入後に眼鏡取扱専門店や眼鏡販売店へ相談する必要があります。
つまり、
「8,800円で度付きサングラスまで完成する」
という商品ではありません。
フレームを購入したあと、必要に応じて別途レンズ代や加工費がかかる可能性があります。
実際に度付きで使いたいなら、購入前に近くの眼鏡店へ、
「持ち込みフレームへの度付きレンズ交換に対応しているか」
「このタイプのフレームでも加工できるか」
「費用はいくらになるか」
を確認しておくと安心です。
眼鏡店によって持ち込みフレームへの対応は異なるため、ここは特に先に確認しておきたいところです。
購入前にサイズと付属レンズを確認したい
KesenrayとKesenmolaを選ぶうえで、最後に確認しておきたいのはサイズとレンズの仕様です。
Kesenrayはフレーム幅145mm・重さ23g、Kesenmolaは135mm・20gなので、Kesenmolaの方が横幅が10mm小さく、3g軽くなっています。
「3gくらいなら同じ」と思うかもしれませんが、眼鏡は長時間顔に載せるものです。
それ以上に、10mmあるフレーム幅の差は選ぶ際の判断材料になります。
また、標準で付いてくるレンズにも特徴があります。
発送時に装着されているのは度なしクリア調光レンズ。
さらに、度なし色付き偏光&調光レンズが交換用として付属します。
調光レンズは紫外線などに反応して色が変化し、偏光レンズは水面や雪面などからの反射光を抑えるのに役立つタイプです。
付属ケースにもひと工夫あり、宮城県石巻産のウェットスーツ端材が使われています。ケースは飲み物などにかぶせて使うクージーとしても利用できる仕様です。
サングラス本体だけでなく、ケースにも未利用素材を活用しているところは、この商品の考え方がよく表れている部分だと感じます。
買う前に失敗しにくくするなら、まず現在使っている眼鏡の横幅と比較し、ウェリントン型とクラウンパント型のどちらが自分の服装や使う場面に合うかを考えるのがおすすめです。
度付きで使う予定なら、さらに眼鏡店でレンズ交換の可否と費用を確認しておく。
この順番なら、「せっかく買えたのに思っていた使い方ができなかった」という失敗をかなり減らせます。
そして何より面白いのは、海でマグロを獲るために使われていた釣り糸が、役目を終えたあとも素材として別の形で使われ続けることです。
KesenrayとKesenmolaは、珍しい素材のサングラスというだけでなく、廃棄物をどうすれば日常で使う商品へ戻せるのかを、わかりやすい形で見せてくれる製品といえそうです。
出典ソース
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